教育熱心はどこまで?
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不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
2024.02.10
初対面の相手には"第三のこと"を話題にする「三角話法」
赤の他人に上手く話しかけられる人は何をしているか。作家の有川真由美さんは「知らない人に話しかけるには、最初の言葉を発することが大事だ。ひと言でも相手が受け取ってくれれば、相手と自分の“境界線”が取り払われる。その際に“犬” “赤ちゃん““趣味”は誰もが笑顔になれる鉄板の話題である」という――。
※本稿は、有川真由美『どこへ行っても『顔見知り』ができる人、できない人』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
あなたは、自分から積極的に話しかけるタイプですか?
それとも、話しかけられるのを待っているタイプでしょうか?
私はもともと後者で、話しかけるのが苦手。とくに初めての場所で知らない人ばかりの場面、または知っている人でも用事がない場面などでは、話したいのに話しかける勇気がなくて、「頼むから、だれか私に話しかけてくれー」と祈っていたものです。
話しかけてもらうと嬉しくて、怒濤どとうの勢いで話し始めていたのは、「人前で緊張する」「自分に自信がない」というより、「話しかけて拒絶されるのが怖かった」のです。“大人の人見知り”といっていいかもしれません。
私がそれを克服できたのは、やはり“慣れ”。話しかけるのに慣れたのと、ごくたまにある冷たい反応にも慣れたから。「まぁ、そういう人もいるだろう」と。
話しかけるようになって実感するのは、「話しかけられる」のを待っていたときよりも何十倍も人との出逢いが増えて、何十倍も人生が楽しく、充実したものになるということ。
自分自身で、自分の行動を選び、つき合う人を選び、より多くの情報やサポートを得られる。人生が大転換するチャンスが得られたのも自分から声をかけたから。
だれもが程度の差こそあれ、防衛本能の一種である人見知りの一面をもっています。話しかけてもらうほうが嬉しいし、慣れない場所では、救われた気分にもなる。その分、話しかける人は少しの勇気だけで、ずっと愛されるし、大切にもされるのです。
「話しかけるのは苦手」「私も大人の人見知りかも」と感じている人は、「人見知りはよくない」と思うのではなく、「人見知りでも自分から声をかける方法」を探してみませんか?
本稿では、内気な人、人見知りの人でも「話しかける人」になれるコツをお伝えします。小さな声かけでも、大きな一歩。なにかが変わる可能性を秘めています。声かけに少しずつ慣れていくことで、自信がついていくことも実感するでしょう。
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