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そろそろオムツ卒業。外し方の方法や時期はいつ?
オムツがテープからパンツに変わって、歩けるようになってくると、次に頭に浮かぶのが「オムツ卒業」についてではないでしょうか。いつからトイトレを始めるべきか、どんな方法があるのかなど頭の中は疑問だらけ。今回の記事では、オムツ卒業の効果的な方法や目安、タイミング、コツについてママたちの体験談を交えてご紹介します。今までたくさんお世話になったオムツは子どもにとっても大切なもの。親子で無理なく卒業できるとよいですね。
オムツ卒業の効果的な方法は?
オムツ卒業を進めるための効果的な方法はどのようなものがあるのでしょうか。
パンツや布オムツで
オムツの外し方で効果的な方法は、パンツや布オムツを使用することです。パンツや布オムツは、通常のオムツよりも、おしっこをした感覚や濡れた状態が伝わりやすいのがメリットだといわれています。おしっこを漏らすことで、「濡れるのが気持ち悪い」という感覚を、子どもに覚えてもらうことができます。
さらにパンツや布オムツは、洗濯しても渇きやすく、トレーニングパンツよりコスパも良いので、トレーニングパンツを飛び越え、思い切ってパンツにするというお母さんもいるようです。
トレーニングパンツで
トレーニングパンツは、パンツや布オムツより吸収率がいいので、トレーニングを始めたばかりのときや、おでかけのときにおすすめです。トレーニングパンツには、紙製と布製の2種類あります。紙製は使い捨てできるので、洗う手間が省けオムツのように使えます。布製は洗って繰り返し使え、綿素材のものが多く履き心地が良いのがメリットでしょう。
さらに布製のものは、吸収する層が6層・4層・3層と分かれているので、子どものペースを見ながら、徐々に層を薄くしていくこともできます。
トイレに慣れさせる
いくらトレーニングパンツやパンツを穿かせても、子どもがトイレに慣れていないとオムツ外れも難しいものです。壁に子どもが好きなキャラクターのポスターを張ったり、おしっこができたらシールを張ったりなど、子どもが「トイレでおしっこするのは楽しいな」と思えるような工夫をすることも大切でしょう。
すると、トイレに自分から行こうとするかもしれません。トイレを楽しい雰囲気に変えてみるのも効果的だといわれています。
トイレトレーニングの方法
トイレトレーニングの方法は、諸説ありますが一般的にはその子の発達に合わせて、ステップを踏みながら進めていくやり方になるでしょう。ステップごとに具体的な方法についてご紹介します。
おまるやトイレに興味や安心感をもたせる
まずは子どもに、興味や安心感をもってもらうことが重要です。
大人がトイレに行く姿を見せる、トイレを流す時に子どもにやってみてもらう、おまるを身近に置いて愛着を持たせるなど親子で楽しみながら進められるとよいでしょう。
子どもがおまるに座れるようになったら、オムツにしたうんちをおまるやトイレに移し子どもに確認してもらうことで、おまるやトイレが排泄物を貯める場所だと教えるママもいるようです。
お気に入りのぬいぐるみやトイレのおもちゃ、絵本を使って、トイレへ行く意味を教えてあげることも効果的かもしれません。
サインがあった時におまるに座らせる
排泄したい感覚やオムツが濡れた感覚がわかってくると、もじもじそわそわしたりするサインが出ることがあります。
その際、おまるに座るよう子どもを誘ってみましょう。上手にオムツやズボンをおろすことができたり、おまるに座ることができたらたくさんほめて、ご褒美シールなどをあげると喜んで自信がつくかもしれません。
おまるからトイレへ、トレーニング用から布パンツへ移行する
おまるで排泄できるようになったら次は、おまるをトイレに置いたりトイレの便座に子ども用の補助便座を載せ、どちらか選べるようにしてあげましょう。
補助便座で排泄できるようになったらおまるを片づけ、パンツもトレーニング用から布パンツへ移行し、トイレトレーニング完了になります。
オムツ卒業の目安
オムツ卒業の目安として、早い人で1歳半から始める方もいますが、だいたいは2~3歳で始め4歳前後で外れることが多いようです。その理由として、幼稚園に通わせるためにオムツ外れを目指す、ということが挙げられます。
もちろん子どもによって個人差はあり進み具合は様々なので、4歳を過ぎることもあるでしょう。なかには小学校入学前までかかってしまった…なんて人もいるのではないでしょうか。自分の子だけオムツ外れが遅いのでは、と不安になるかもしれませんが、焦らず子どものペースで進めていくことが大切だといわれています。
オムツ卒業を決めるタイミング
歩けるようになってから
オムツ卒業を決めるタイミングとして、まず歩けることが大切。なぜなら歩いてトイレに行くという自分の意志が大切になってくるからです。
「まだうちの子は一人で歩いてトイレまで行けない…」とい場合は、焦らず子どもが歩けるまで待ちましょう。そうすることで、トイレトレーニングをだらだら続けなくてよくなるといわれています。さらにおしっこの間隔が2~3時間ほど空くようになってくると、サイクルが整ったというサインなので、その間隔を目安として始めはお母さんの方からトイレへ誘導してみましょう。
言葉を理解してから
また、子ども自身が、言葉を理解していることも大切です。自分で「チッチ」と言ったり、お母さんの服を引っ張ってトイレに行こうとしたりするなど、意思表示して大人に知らせることができるようになると、なお良いでしょう。
洗濯物が乾きやすい春や夏から
オムツ卒業を進める季節として、基本的にどの季節でも良いのですが、春や夏に始めるお母さんが多く見られます。
なぜなら、暖かい季節だとおしっこで洋服やパンツを濡らして洗濯物が増えたとしても、洗濯物が乾きやすいためです。あくまでも目安なので、焦らず自分の子どもを信じて、オムツを外していきましょう。
【体験談】オムツ卒業をうまくすすめるコツ
ママたちにオムツ卒業をうまくすすめるためのコツについて聞いてみました。
実際にトイレに座っておしっこの感覚を知る
「我が家ではまず、子どもにトイレでおしっこをする感覚をつかんでもらうことから始めました。こまめにトイレへ連れていき座ってする感覚を覚えると、パンツにお漏らしをした時『濡れたら気持ち悪いな』と感じるようになってきたのか、自主的にトイレへ行こうとし始めたのです。
なかなかオムツが外れず焦ってしまうときもありましたが、子どもが自然とトイレでおしっこができるようになるまで、諦めず続けていくことが大切だと分かりました。」(40代ママ)
トイレで用を足す感覚を覚えさせるという声がありました。子どもの膀胱が発達し尿意を我慢できるようになって体をもじもじさせるなどの仕草をしていたら、早めに声かけしてトイレへ誘ってあげるとよさそうですね。
大人用の便座だと子どもが座りにくいため、子ども用の補助便座や足を置く踏み台も用意してあげると座りやすいでしょう。
トイレトレーニングの絵本を読む
「トイレでおしっこやうんちをすることがなぜ大切なのか、子どもに言葉で表現することが難しく、悩んでいた時に出会ったのが、トイレトレーニングの絵本です。絵本だと子どもの興味を引くことができますし、トイレがどういうところなのかも伝わりやすいためとても助かりました。絵本は、トイレって楽しいなという気持ちを芽生えさせるお手伝いをしてくれます。
トイレトレーニングの絵本といってもたくさんの種類があるので、子どもに好きな絵本を選ばせたら、自分から読んでくれるようになり、今では楽しくトイレトレーニングができています。」(40代ママ)
漏らしてしまっても焦らず叱らない
「オムツ卒業を目指している時に子どもが漏らしてしまい、叱ってしまったことがありました。そのストレスのせいか、夜おねしょをしてしまうこともありました。それからは叱らないようにして、漏らしても排泄物を片づけやすいように防水シーツやおねしょ対策の撥水できるズボンをはかせていました。そのうち自然に小学校1年生頃にはオムツ卒業できました。」(40代ママ)
トイトレのストレスが原因でおねしょなど、問題を引き起こす場合もあるようです。トイトレを進める時は焦らず、なるべく他の子どもや兄弟と比較しないようにしたり きつく叱らないようにすることが大切でしょう。
オムツ卒業は気長にと焦らないことが大切
オムツ卒業に向けてトイレトレーニングを始めるにあたって不安なこともあるかもしれませんが、焦らず気長に行うことが大切だといわれています。また子ども自身が自覚し、自らトイレをすることが大事なので、見守ってあげましょう。
オムツの外し方にはさまざまなやり方があります。絵本なども活用して、お母さんも子どもも楽しんでトイレトレーニングができると良いですね。