こちらの記事も読まれています
プログラミングが必修化。幼児期の子どもからできることとは
プログラミングを学ぶ方法など
子どものプログラミング教育について知りたいママやパパもいるでしょう。パソコンの知識をはじめ専門的な勉強というイメージが強いプログラミング。2020年に必修化することをうけて、プログラミングに関する本や教材を買ったり教室に入会するママやパパが増えてきているようです。学び方や必修化の狙いをご紹介します。
プログラミング必修化に向けて
文部科学省は2020年に小学校でプログラミングを必修化することを決定しました。未就学児を持つママやパパはどのような印象を持っているのでしょうか。
30代ママ
30代ママ
知識が増えるのでよいと思います。子どもが楽しく学べればより身になるのではないかと期待しています。
ママたちはプログラミングが必修化することで、学びが増えることを前向きに捉えているようです。
一方で
・そもそもプログラミングとはなんなのか
・いまからどのような準備をすればよいのか
・子どもにどのようにプログラミングを教えればよいのか
など、プログラミング教育に向けて具体的にどのような準備が必要なのかわからないという意見もあるようです。
なぜプログラミングが必修科目となるのかや、子どもがプログラミングを学ぶ方法について、文部科学省の資料を元にご紹介します。
プログラミングとは
プログラミングとは、IT機器を動かすために必要な技術の1つです。
私たちが普段使っているスマホやパソコンは人が命令を与えることで動作しており、この命令を与えることをプログラミングと呼びます。
子どももプログラミングを学ぶことで、コンピュータをはじめとしたIT機器を思い通りに動かすことができるようになると言われています。
文部科学省は、今後はIT機器を適切に活用して問題解決することが不可欠だとしており、そのためにプログラミングを必修化し、子どもの将来の活躍の場を広げようとしているようです。
プログラミング教育の狙い
文部科学省の資料によると、「プログラミング教育が必修化されるのは、今後ますます進化するIT(情報技術)を理解し使いこなすため」と説明されています。
具体的にプログラミング教育にはどのような狙いがあるのでしょうか。
論理的思考能力を身に着ける
文部科学省は、プログラミング教育の狙いを
“
児童がプログラミング言語を覚えたり,その技能を習得したりといったことではなく,「プログラミング的思考」と呼ばれる論理的な思考力を育むこと
出典: 文部科学省「小学校プログラミング教育の手引(第二版)」
としています。
小学校時点では、プログラミングそのものの技術を身につけることよりも、プログラミングを通して論理的思考能力を伸ばすことがプログラミング教育の主な目的とされているようです。
文部科学省は、プログラミングを学ぶことで論理的思考が養われると、問題解決における発想力や主体的な姿勢を養うとしており、プログラミング以外の教科にもよい影響をもたらすのではないかと言われています。
プログラミングが日常に生かされていることを知る
文部科学省によると、小学校のうちはプログラミングがどのように活用されているのかに気づくことが重要としています。
小学校を卒業する前に
・社会がコンピュータなどの情報技術によって支えられていること
・コンピュータのプログラミングは人の手で行なっていること
・プログラミングには必要な手順があること
これらに気づく機会をつくることが、その後のプログラミングを学ぶ姿勢や意欲につながるとしています。
専門的な知識や技術は中学校や高校生の授業内容に組み込まれるようです。
また、友だちと協力しながらねばり強く取り組む態度を身につけたり、著作権などの権利について知り情報セキュリティの確保に注意するなど、情報モラルの育成なども狙いの1つとしてあるようです。
プログラミングを学ぶ方法
子どもの早期教育に力を入れている家庭は多いでしょう。
小学校でのプログラミング教育が始まる前に、子どもにプログラミングに触れてほしいというママやパパもいるかもしれません。
小学校に向けて、どのようにプログラミングを学べばよいのでしょうか。ママたちの体験談を参考にご紹介します。
本や教材を使う
30代ママ
まずは親から理解しようと簡単な本を買いました。子ども向けなのでわかりやすくいっしょに楽しんでプログラミングを学ぶことができました。
子ども向けの教材の中にはオリジナルのストーリーに沿ってプログラミングを学べる本もあるようです。
子どもがストーリーを楽しみながらプログラミングに触れることができるため、プログラミングの学びはじめに向いているかもしれません。
アプリやソフトを使う
30代ママ
プログラミングが学べるソフトを使って子どもといっしょに勉強してみました。自分でしたことがすぐに反映されるのをみて楽しくなったのか、しばらく夢中で取り組んでいました。
アプリやソフトはゲーム感覚でプログラミングを学ぶことができるというママの意見もありました。
無料アプリもあり、種類が豊富なため子どもが飽きずにプログラミングに触れることができるようです。
プログラミング教室に通う
30代ママ
プログラミングはよくわからないので、教室に通う事にしました。無料体験の時点で楽しそうだったので続けてみたのですが、ロボットを自分でプログラミングして動かすのが楽しいようです。
実際に教室に通ってプログラミングを学ぶことで、楽しみながら理解を深めることができたというママの意見もありました。
プログラミング教室を検討している場合、まずは無料体験に参加してみるとよいかもしれません。
通信講座を利用する
30代ママ
週に一度通信講座を利用してプログラミングを学んでいます。隣でパパがサポートしながら学んでいるので安心して勉強できているようです。
通信講座の中には子どもの興味に合わせてカリキュラムを組んでくれるものもあるようです。
子どもがやりたいことをプログラミングを通して実現できるため、楽しんで学べているというママの意見もありました。
文部科学省はプログラミング教育はまず楽しさや達成感を味わうことが大切としています。
「プログラミングは楽しい」と思えた先に「もっと知りたい」「もっと活用したい」という気持ちが生まれるようです。
子どもに合った学び方を見つけつつ、ママやパパもいっしょに楽しく学ぶことで、子どもの学ぶ意欲が伸びていくというママの意見もありました。
プログラミングを学ぶときのポイント
幼児期の子どもにとってプログラミングに触れることは初めての経験になるでしょう。
プログラミングは物事を順序立てて考え、組み立てるなど論理的思考が必要となりますので、始めのうちはうまくいかない事もあるようです。
文部科学省の資料にもあるように、プログラミングを学ぶ上で大切なのは「楽しい」と思えることです。
まずは子どもに合う学びの環境を用意するとよいでしょう。
子どもがプログラミングに苦戦しているときは、どこが間違っていたのかをママ・パパも考え、修正や改善をサポートするとよりよいかもしれません。
うまくいくまで原因を考え抜く経験がプログラミング能力を高めるのはもちろん、学習意欲にも繋がるようです。
プログラミングは子どもにあった習い方を見つけよう
文部科学省によると、今後の社会ではプログラミング能力が必要となるとしており、小学校でも2020年から必修科目になることが決まっています。
幼児期のうちにプログラミングに触れておき、小学校でスムーズに授業に入るようサポートしたいと思うママやパパもいるでしょう。
すでに本や教材を使った家庭学習をしたり、プログラミング教室を利用しているというママの意見もありました。
子どもに合ったプログラミングの学習方法を見つけ、小学校のプログラミング教育に向けて準備できるとよいでしょう。
※記事内で使用している参照内容は、2019年8月9日時点で作成した記事になります。
学校で学ぶ内容が増えるのはよいことだと思います。