パパにも子育てに参加してもらいたい!そのきっかけを作るポイントとは

パパにも子育てに参加してもらいたい!そのきっかけを作るポイントとは

2017.01.06

Profile

製造メーカーの生産開発部、情報システム会社の開発部で長く勤務。執筆活動としては、育児サイトやITサイトへのコラム執筆や教育関連の電子書籍4冊出版など。プライベートでは4児の父。

ママが一人で奮闘しているのにパパは子育てに対して他人事、という家庭もあるようです。パパにも子育てに参加してもらいたいのに...と思っている方もきっと多いですよね。そのきっかけを作るためのちょっとしたポイントを男性視点で考えてみました。

何をしたらいいのかわからない

例えば、「子育てにはボクも協力するよ」と口先では言っているものの何もしてくれないパパがいたとします。そんなパパでも子育てをしたいと少しは思っているかもしれません。けれども、何をしていいのかわからなかったりきっかけがなかったりして結局何もしていない、となっているのではないでしょうか。

このような状態だと、黙っていてはパパは何も動いてくれません。では、パパが動くきっかけとはどのようなものなのでしょうか。

男って単純なんです

男性は女性と違って単純です。いつまでも子どもみたいなものです。おだてられればその気になって調子に乗るし、叱られればヤル気をなくしてしまったりします。

なので、うまくやればパパが動くきっかけを作れます。少し面倒かもしれませんが、これをやっておけばあとあとママも楽になりそうです。

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ほめておだてて木に登らせる

ほめられると調子に乗るのは男性の特徴です。それはなぜでしょうか。多くの男性は、日ごろの仕事ではほめられることよりも叱られて謝る機会のほうが圧倒的に多いことでしょう。そんな毎日を過ごしていますから、たまにほめられると気分がよくなって調子に乗ってしまうのです。

ですから家庭でも、ほめておだてることでパパを調子に乗せてしまいましょう。パパが期待通りのことをしてくれなくて怒りたくなってしまうこともあるでしょう。でもそこはちょっと辛抱して一つ上のレベルから見てください。パパが調子に乗ってくれればママも楽になるのですから。

人をほめるときには、直接言うよりも間接的に言ったほうが効果が大きいことがあります。「〇〇さんがあなたのことをほめていた」と言うように第三者に認められていると納得できるのです。子どもが「パパすごいね」と言っていたでもいいですし、近所の人がパパのイクメンぶりをほめていた、でもいいでしょう。間接的にほめるということもやってみましょう。


やってほしいことは具体的に伝えて

「パパ、ゴミ捨てお願いね」「よし、わかった」

さて、パパは何がわかったのでしょうか。気の利かないパパだと、ここにあるゴミ袋、あるいはゴミ箱の中身を出して道路の脇のゴミ捨て場に持って行くだけではないでしょうか。

でも、ママはそれ以上のことを期待していたりします。ゴミ捨て係を任せたからには、やってほしいことがいくつかあるでしょう。火曜日が燃えるゴミで水曜がプラで金曜日が金属で、というスケジュールを把握して間違えないように出すこと。事前に雑誌などを束ねておくこと。ゴミを捨てたあとのゴミ箱に新しいゴミ袋を入れておくこと。ゴミ袋がなくなりそうになったら補充すること。ゴミ出し係にはそれくらいやってほしいところでしょう。しかし残念なことに、男性の中にはそこまで察することができない人が少なくないのです。

仕事で、気の効かない部下に仕事を頼むと同じようなことがおきます。あれやっといて、と頼むと文字通りのことしかやりません。上司が当然必要だと思っていることには気づいてくれないのです。海外に仕事を頼むときはなおさらです。日本人なら言わなくても当たり前にやってくれることでも、外国人はやってくれません。やってほしいことは要求仕様書に明記しておかなくてはいけません。

そういったことを仕事では経験しているはずのパパでも、帰宅してOFF モードになってしまうとなぜか言葉の行間を読むようなことはできなくなってしまうのです。こういうパパには察してくれることを期待してはいけません。やってほしいことは具体的に伝えましょう。


数字で説明するとわかってもらえる

「この子の夜泣きで夕べは何度も起こされたのよ」とママが大変さをアピールしてもパパにあまり伝わらないことがあります。そんなときには数字を入れて説明しましょう。

「夜泣きで5回も起こされたのよ」と言うと「えーっ、5回も?!」と大変さが伝わります。実際に数えていなくても構いません。正しくなくてもいいので適当に数字を入れておきましょう。

女性と違って男性は相手の感情を読み取るのが苦手です。女性同士なら伝わる感情が伝わらないことがあります。けれども、数字を入れればその感情の度合いを理解することができるのです。5回起こされた、7回オムツを変えた、食事を食べさせるのに30分かかった、そんなふうに数字を入れて伝えてみましょう。そうすれば、大変さも伝わりやすくなります。

子どもが小さいうちがいい

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まだ子どもが小さいうちにパパに子育てに参加してもらうことは、子どもにとってもいいことだと思います。ママの大変さを数字を使って説明したり、パパにやってもらいたいことを具体的に伝えてみてください。きっとパパは動いてくれるはずです。そして、それに対してちょっと大げさにほめておだててみてください。子育ての楽しさを夫婦で共有できたらいいですね。


ライター: 四児の父・あべっかん

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本職はIT系のエンジニアです。息子二人と娘二人を育てながら教育関係のブログを書いています。

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