服についた油性ペン汚れの落とし方。除光液を使った方法とは

綿など素材にあわせたママたちの対応方法

服についた油性ペン汚れの落とし方。除光液を使った方法とは

油性ペンの汚れが服についたときや服に書いた名前を消すとき、漂白剤は使えるのかや、落とし方をどうしたらよいのか気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、綿など素材別の対応方法や除光液を使った汚れの落とし方の他に、落とすときに注意したポイントについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。

服についた油性ペンを落としたいとき

服についた油性ペンを落としたいときに、どのようにしたらよいのか気になるママもいるのではないでしょうか。気になった点を聞いてみました。

「子どもと油性ペンを使っていてお絵かきで遊んでいたときに、はずみで綿のシャツに線を書いてしまいました。子どものお気に入りの服なのできれいにしてあげたいのですが、どのような落とし方がよいのか知りたいです」(30代ママ)

「サイズアウトした子ども服をお下がりであげる予定なのですが、渡す前に名前を消したいと思います。漂白剤や除光液など、何を使ったらよいのかわからず困っています」(40代ママ)

油性ペンでうっかり服に書いてしまったときや、服をお下がりするときに名前を消したいと考えたときに、油性ペンの汚れの落とし方が気になるようです。ママのなかには、どのような素材の服であれば自宅で対応できるのか気になるという声もありました。

実際に、ママたちは油性ペン汚れをどのように落としていたのでしょう。

【素材別】油性ペンの汚れが付着したときの対処方法

油性ペンの汚れが服についたとき、素材によってどのような対処をしたらよいか迷う場合もあるかもしれません。実際に、ママたちは服の素材によってどのような対処をしているのか聞いてみました。


綿やニット

水色のシャツ
iStock.com/kitthanes

「綿素材のシャツやニットの場合は、自宅で汚れを落としています。すぐに落とせないときは、除光液で軽く応急処置して汚れを薄くしておくと、時間が経ってからも落としやすいです」(20代ママ)

綿やニットなどの素材の洋服は自宅で汚れを落としているようです。他には、デニムやパイル地の服も自宅で汚れを落としたというママの声もありました。


革やシルク

「革の部分に除光液や消毒用エタノールを使うと、液がしみ込んで質が変わってしまうかもしれないと思いました。そこで、自宅では対応せずにクリーニング店に持ち込み相談しました」(40代ママ)

「以前、シルクのスカーフについた油性ペン汚れを除光液で落とそうとしたところ、逆に汚れが広がりシミになってしまいました。結局、シミ抜き専門のクリーニング店で対応してもらうことになったので、時間もコストも余計にかかってしまったと思います」(30代ママ)

革やシルクなど普段着とは違う素材の服に油性ペンの汚れがついた際は、自宅で対応せずクリーニング店に持ち込んでいたようです。クリーニングに出すことで、料金や時間がかかってしまうかもしれませんが、大切な服をきれいに保つために、自宅で無理して対処しないよう割り切ることも必要かもしれませんね。

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洋服の素材によっては、自宅で油性ペン汚れを落とすこともできるようです。そこで、ママたちに用意したものと落とし方について聞きました。


用意するもの

油性ペンの汚れを落とすときに、ママたちが用意したものを紹介します。


  • 除光液や消毒用エタノール
  • タオル(汚れてもよい布)2枚
  • 大きめのビニール袋

服などの布製品のシミ抜きでよく使われる漂白剤は、油性の汚れに対しては効かないようなので除光液や消毒用アルコールを用意するとよいようです。また、ビニール袋はお店の名前などが印刷されている部分に除光液や消毒用エタノールがつくと色落ちして、服についてしまうことがあるようなので無地のタイプを用意しましょう。


油性ペン汚れの落とし方

汚れ落とし用の液体
Olha Kozachenko/Shutterstock.com

1.ビニールを敷き、その上にタオルと衣類を重ねて置きます。その際、油性ペンの汚れをタオルに移しながら落とすので、汚れている面をタオルにあわせます

2.衣類の汚れた部分の裏から、少しずつ除光液または消毒用エタノールをつけていきます

3.もう1枚の布を上から重ねて衣類の汚れた部分を裏側からトントンと叩き、汚れを上下の布に移していきます。何回か繰り返し、インク汚れが布につかなくなるまで続けます


4.汚れが落ちたら、普段通り洗濯をして完了です


汚れを落とす際、服の素材やプリントされている絵柄によっては、除光液や消毒用エタノールをつけると色落ちしてしまう場合もあるようなので、目立たない部分で色落ちしないか確認するとよいようです。また、除光液や消毒用エタノールをつけたタイミングですぐにタオルなどをあてるのではなく、少し歯ブラシでトントンと叩くと汚れが浮きやすいようだったというママの声もありました。

油性ペン汚れを落とすときに注意したこと

油性ペンの汚れを落とすとき、どのようなことをママたちは注意していたのでしょう。


換気する

「除光液や消毒用エタノールを使うので、空気がこもらないように意識しました。汚れを落とす範囲が広いときなど、除光液や消毒用エタノールを使う量が多いかもしれないと思う時は、マスクをつけて作業しました」(30代ママ)

油性ペンの汚れを落とす作業中の除光液などのにおい対策として、しっかり換気することを意識したようです。除光液や消毒用エタノールはアルコール系であることから、換気に意識するだけでなく火気の近くで作業しないよう注意したというママの声もありました。


こすらない

「以前、布にインク汚れを移していく際に、ゴシゴシこすったところ逆に汚れが広がってしまったことがありました。それからは、汚れを早く落としたいと思っても焦らずに汚れを落とすようにしています」(40代ママ)

油性ペンの汚れを早く落としたいからといって、ゴシゴシこすってしまうと却って汚れが広がってしまうこともあるようです。ママたちに聞くと、汚れの周りから除光液や消毒用エタノールをつけていくことで、汚れの広がりが防げたという声もありました。


汚れを落としたらすぐに洗う

「除光液や消毒用エタノールが服についたままだと輪ジミの原因になるかもしれないので、汚れが落ちたらすぐに洗濯機で洗うようにしています」(20代ママ)

除光液や消毒用エタノールを服に付着したままにせず、汚れが落ちたら早めに洗うように意識していたようです。ママたちのなかには、作業の前準備として洗濯機やバケツに水を張っておくと作業がスムーズになるといった声もありました。

服の素材にあわせて油性ペン汚れを落とそう

お絵かきをしているママと赤ちゃん
iStock.com/Kavuto

うっかり油性ペンで服に書いてしまったときや、名前を消すときにママたちは落とし方が気になるようでした。ママたちは、服の素材が綿やニット、革やシルクかによって自宅で汚れを落とすかクリーニングに出すか決めるていたようです。

漂白剤は使わずに、除光液や消毒用エタノールなどを使った落とし方に工夫して、大切な服をきれいに保てるとよいですね。

2019.03.27

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