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机やテーブルに上る子どもへのしつけのポイントは
2018.01.23
子どもが1歳ぐらいになると、ローテーブルを使っている家庭では子どもが机によじ上ろうとすることもあるかもしれません。子どもをのびのびと育てたいけれど、きちんとしつけをした方がよいのか悩むママもいるでしょう。机に上ってしまう子どもへの対応やしつけの方法などをご紹介します。
子どもがテーブルに上ってしまう
子どもが1歳前後になり、はいはいやつかまり立ちなどができるようになると、行動範囲も広がり、周囲のものにどんどん興味を持つようになっていきます。
高いテーブルだとよじ登ることは難しいですが、ローテーブルだと上ってしまう子どももいるでしょう。ローテーブルとはいっても、まだ足元がおぼつかない1歳ごろだと、机から落ちて頭を打つなど危険も潜んでいます。
机に上ってしまう子どもへの対応
好奇心が旺盛で、何度も机に上ってしまう子どもには、どのように対応したらいいのでしょうか。
ほかのものに上らせる
テーブルからほかのことへ興味を促すようにするのも対策のひとつです。
上ること自体に興味があるなら、布団などである程度の高さを作って「こっちに上ってみようよ」と誘ってみてはどうでしょうか。
なぜ上ったらだめなのかを説明する
子どもは、ただ「上ったらだめ」と伝えるだけでは、その理由を理解できなかったり、再び上ろうとしたりするかもしれません。頭ごなしに伝えるのではなく、子どもの目をまっすぐ見て理由をきちんと説明することが大事でしょう。
意見を変えない
子どもがテーブルに上ろうとするときの対応として、どんなときでも意見を変えない姿勢を保ちましょう。対応がころころ変わると、子どもも何が正しいのか困惑してしまいます。食事のときはもちろん、食事以外のときでもテーブルに上るのはだめだということを徹底することが大事です。
しつけの方法
机やテーブルに上ってしまう子どもにしつけをする際には、どのような点に注意したらよいのでしょうか。3つのポイントで見ていきましょう。
信頼関係を築く
しつけをする前段階として、子どもとしっかりした信頼関係を築くことが大切です。日頃から、ささいなことでも子どもを褒めてあげたり、大切に思っていることを言葉で伝えたりしましょう。
子どもは、自分は認められているという安心感から、親への信頼感も深まるかもしれません。また、子どもを尊重してあげましょう。親の希望や願望だけを子どもに押しつけるのではなく、子どもの言動や行動に理解を示すこともしつけをする上で必要かもしれません。
親が見本を
子どもは、大人の想像以上に親の言動や行動を観察して、まねをしようとするようです。子どもにしてほしいことは、親が見本となって見せることを心がけるとよいでしょう。
大人でも、ついつい机を踏み台にして高いところの荷物をとっていることもあるかもしれません。日頃からお手本になれるように意識することが大切でしょう。
感情的にならない
しつけをするときは、イライラしたり大声をだしたりと感情的にならないように気をつけたいですよね。
感情的になると命令口調になってしまうこともあると思いますが、子どもを誘うように「~しようね」というような口調でしつけをすると、子どもにも伝わりやすいかもしれません。
併せて伝えたいテーブルマナー
机やテーブルに上ること以外にも、食事中の子どものテーブルマナーについても併せてしつけができたらよいですよね。
テーブルマナーはすぐに身につくものではないので、子どもが小さいうちから少しずつ伝えておきたいですね。どのようなことから伝え始めたらいいのかについて考えてみました。
途中で席を立たない
いろいろなことに興味がある子どもは、食事の途中でも席を立っておもちゃで遊び始めるなど落ち着きのない行動をとることもあるでしょう。席を立ちそうになったら「全部食べてからにしようね」と声をかけたり、立つのをやめて座ったままなら「お利口さんだね」と褒めたりして少しずつ伝えていきましょう。
食べ物を残さない
子どもの食べ残しが多い場合は、食事中に「ぜんぶ食べられるかな?」と優しく声をかけてあげたりして、食べ物を残さない習慣を身につけさせましょう。残さずきれいに食べたら、褒めてあげるといいですね。
「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶
食事の始まりと終わりのけじめをつけるためにも、毎度の食事で「いただきます」や「ごちそうさま」の挨拶は欠かさないようにしましょう。食事の挨拶には、作る人への感謝や動植物の命をいただくことの感謝の意味があることも教えてあげましょう。
テーブルに関するしつけは少しずつ
1歳前後の子どもが机に上ろうとしたときは、子どもの好奇心を認めつつも、しつけの観点からも「机に上ってはいけない」ということを伝えたほうがいいかもしれません。
感情的にならず、上ってはだめな理由をきちんと説明してあげるのがポイントです。同時に、将来のためにも小さいうちから少しずつ、テーブルマナーも伝えておくとよいかもしれませんね。