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テーブルに乗る1歳の子への対応・対策のポイントは
子どもが1歳ぐらいになると、テーブルによじのぼろうとすることもあるかもしれません。子どもをのびのびと育てたくても、きちんと叱るなどの対応をした方がよいのか悩むママもいるでしょう。テーブルに乗る子どもへの対応や言い聞かせ方などをご紹介します。
子どもがテーブルに乗る危険性
子どもが1歳前後になり、はいはいやつかまり立ちなどができるようになると、行動範囲も広がり、周囲のものにどんどん興味を持つようになっていきます。
高いテーブルだと難しいですが、ローテーブルだとかんたんに乗る子どももいるでしょう。ローテーブルとはいっても、まだ足元がおぼつかない1歳ごろだと、テーブルから落ちて頭を打つなど危険も潜んでいます。
テーブルに乗る子どもへの言い聞かせ方
好奇心が旺盛で、何度もテーブルに乗る子どもには、どのように言い聞かせるのがよいのでしょうか。言葉でできる対策をママたちに聞いてみました。
乗るといけない理由を説明する
30代ママ
子どもは、ただ「乗ったらだめ」と伝えるだけでは、その理由を理解できなかったり、再び乗ろうとしたりするかもしれません。頭ごなしに伝えるのではなく、子どもの目をまっすぐ見て理由をきちんと説明することが大事でしょう。
意見を変えない
30代ママ
1歳半の息子がテーブルに乗ろうとするたび、一貫した態度で接することを心がけています。大人がたまにはいいかと場面によって態度を変えないよう、食事の時もそれ以外の時も「テーブルに乗るのは危ないからダメだよ」と同じメッセージを伝え続けることで、少しずつ理解してくれるようになりました。
子どもがテーブルに乗ろうとするときの対応として、どんなときでも意見を変えない姿勢を保ちましょう。対応がころころ変わると、子どもも何が正しいのか困惑してしまいます。食事のときはもちろん、食事以外のときでもテーブルに乗るのはだめだということを徹底することが大事です。
自分が危ないことを伝える
20代ママ
子どもがテーブルに乗ろうとしたとき、危険について具体的に説明しました。「テーブルから落ちたら、頭を打って痛いし、自分がケガをしちゃうかもしれないんだよ。ママはすぐに気づけないかもしれないから心配だよ」と伝えると、子どもなりに理解してくれました。
子どもにテーブルに乗ることの危険性を伝える際は、単に禁止するのではなく、理由を分かりやすく説明することが重要です。子どもの目線に立ち、具体的な言葉で事故防止の大切さを伝えましょう。また、一貫した態度で接することで、子どもの理解を深めることができます。
子どもが暴れる場合の対策
30代ママ
息子がテーブルに乗りたがって暴れた時は、まず落ち着かせることを優先しました。抱きしめて「ママは○○くんが大好きだからね」と言い、気持ちが落ち着いてから「テーブルに乗ると危ないから、代わりにこのすべり台にのぼってみよう」と室内に設置できる乳幼児向け遊具で遊ぶことを提案していました。
子どもの気持ちを受け止めつつ、乳幼児向け遊具などの安全な選択肢を示すことで、上手く対応できるようです。しかし、言い聞かせなどの対策をとっても子どもが暴れたり激しく抵抗したりする場合があります。そんな時は、まず子どもの気持ちを落ち着かせることを優先し、冷静になってから話し合いましょう。
叱る場合に気をつけたいポイント
テーブルやテーブルに乗る子どもを叱る際には、どのような点に注意したらよいのでしょうか。3つのポイントで見ていきましょう。
信頼関係を築く
言い聞かせる前の段階として、子どもとしっかりした信頼関係を築くことが大切です。日頃から、ささいなことでも子どもを褒めてあげたり、大切に思っていることを言葉で伝えたりしましょう。
子どもは、自分は認められているという安心感から、親への信頼感も深まるかもしれません。また、子どもを尊重してあげましょう。親の希望や願望だけを子どもに押しつけるのではなく、子どもの言動や行動に理解を示すことも言い聞かせる上で必要かもしれません。
親が見本になる
子どもは、大人の想像以上に親の言動や行動を観察して、まねをしようとするようです。子どもにしてほしいことは、親が見本となって見せることを心がけるとよいでしょう。
大人でも、ついついテーブルを踏み台にして高いところの荷物をとっていることもあるかもしれません。日頃からお手本になれるように意識することが大切でしょう。
感情的にならない
言い聞かせるときは、イライラしたり大声をだしたりと感情的にならないように気をつけたいですよね。
感情的になると命令口調になってしまうこともあると思いますが、子どもを誘うように「~しようね」というような口調で声かけをすると、子どもにも伝わりやすいかもしれません。
あわせて伝えたいテーブルマナー
テーブルに乗ること以外にも、食事中の子どものテーブルマナーについても併せて対策できたらよいですよね。
テーブルマナーはすぐに身につくものではないので、子どもが小さいうちから少しずつ伝えておきたいですね。どのようなことから伝え始めたらいいのかについて考えてみました。
途中で席を立たない
いろいろなことに興味がある子どもは、食事の途中でも席を立っておもちゃで遊び始めるなど落ち着きのない行動をとることもあるでしょう。
席を立ちそうになったら「全部食べてからにしようね」と声をかけたり、立つのをやめて座ったままなら「お利口さんだね」と褒めたりして少しずつ伝えていきましょう。
食べ物を残さない
子どもの食べ残しが多い場合は、食事中に「ぜんぶ食べられるかな?」と優しく声をかけてあげたりして、食べ物を残さない習慣を身につけられるようにしましょう。残さずきれいに食べたら、褒めてあげるといいですね。
「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶
食事の始まりと終わりのけじめをつけるためにも、毎度の食事で「いただきます」や「ごちそうさま」の挨拶は欠かさないようにしましょう。
食事の挨拶には、作る人への感謝や動植物の命をいただくことの感謝の意味があることも教えてあげましょう。
安全対策や対応のコツは?ママの体験談
子どもがテーブルに乗ろうとする行動は、好奇心や探索心の表れですが、事故防止の観点から危険です。そこで、以下のような対策を講じることが大切です。
乳幼児向け遊具の活用
20代ママ
娘がテーブルに登りたがる娘たちのために乳幼児向け遊具を購入しました。小さなすべり台とクライミングウォールがついた遊具で、安全に登る動作を楽しめます。子どもの探索心を満たしつつ、事故防止にもつながる対策になりました。
子どもの探索心を満たすために、安全な乳幼児向け遊具を用意しましょう。小さな滑り台やクライミング用の遊具など、登る動作を安全に楽しめるものを選びましょう。
安全な環境づくり
30代ママ
息子がテーブルに登ろうとするので安全な環境づくりを心がけています。テーブルの周りには危険な物を置かないようにし、床にはクッションマットを敷きました。万が一落ちても大きなケガにならないよう工夫しています。また、大人が目を離さないよう気をつけ、常に子どもの行動を見守っています。
テーブルの周りに危険な物を置かないようにし、転倒しても大きなケガをしないよう、床にクッションマットを敷くなどの工夫をしましょう。
代わりになる遊びを提案する
20代ママ
テーブルに登りたがるときは、外遊びをうながしたり絵本を読んだりするようにしています。「テーブルに登るのは危ないから公園で遊ぼうね」「ママのおひざで絵本読もうか」と声をかけることで、テーブルへの興味を打ち消すよう誘導して、テーブルに乗ることを習慣づけないように気をつけています。
テーブルに乗ろうとする子どもに対して別の楽しい活動や遊びを提案しましょう。子どもの興味を別の方向にむけることで、危険な行動を防ぐことができます。
これらのママたちが行った対策を参考にすると、子どもの安全を確保しながらのびのびした育児にもつながるかもしれません。ママや周りの大人が協力して、子どもにとって最適な環境づくりを心がけましょう。
テーブルに乗る子どもへの対策は少しずつ
1歳前後の子どもがテーブルに乗るときは、子どもの好奇心を認めつつも、事故防止の観点からも「テーブルに乗ってはいけない」ということをしっかり伝えたほうがいいかもしれません。
子どもが暴れてもママや大人は感情的にならず、「自分が痛い思いをするから」「弟や妹など大事な人があぶなくなる可能性」などを説明して、乗っていけない理由を伝えることも対策のポイントです。
同時に1歳のうちから少しずつテーブル周りのマナーも伝えながら、テーブルに乗ることを習慣づけないようにしておくとよいかもしれませんね。
うちの子はテーブルに乗るのが大好きでした。こちらもほかのことをしていたりすると気づけないこともあり、その場かぎりで叱るのではなく、しっかり理由を説明することが大切だと気づきました。「テーブルは食事をする場所で、乗ると危ないんだよ。自分や家族がケガをしちゃうよ」と優しく伝えると、少しずつ理解してくれたようでした。