【産婦人科医監修】妊娠中の牛乳は控えた方がよい?注意すること

【産婦人科医監修】妊娠中の牛乳は控えた方がよい?注意すること

妊娠中に取り入れる牛乳の摂取量

妊娠中に取り入れる食べ物や飲み物のことが気になる妊婦さんは多いのではないでしょうか。妊婦さんが牛乳を飲むことによってお腹の赤ちゃんへアレルギーやアトピーなどに影響するのか気になることもあるかもしれません。妊娠中に牛乳を飲むときの注意点や目安もご紹介します。

杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)

妊娠すると牛乳を飲みたくなる?

妊娠 牛乳
iStock,com/GlobalStock

妊娠すると食の好みや味覚が変わることがあります。

それまでは苦手だった牛乳を妊娠してから無性に飲みたくなる人がいたり、反対に妊娠前は牛乳が好きだったのに妊娠してから牛乳を飲むと吐き気がしたり気持ちが悪くなる人もいるようです。

また、妊娠すると飲食物に気を遣いますよね。積極的に取り入れたい食べ物や、できるだけ避けたい飲みものがあります。

では、牛乳はどうでしょうか。妊娠中に牛乳を飲むことについて詳しく見ていきます。

妊娠中に牛乳を飲むとお腹の赤ちゃんに影響はある?

妊娠中に牛乳を飲むことでお腹の赤ちゃんに影響はあるのでしょうか。

牛乳を飲むとお腹の中の赤ちゃんがアレルギーやアトピーになりやすくなるのではと心配している妊婦さんもいるかもしれません。中にはアレルギーやアトピーにならないようにと牛乳の摂取を控える人もいるかもしれません。

妊娠中に牛乳を制限すると赤ちゃんのアレルギー疾患を予防できるという医学的根拠はありません。つまり、妊娠中に牛乳を飲むことによるお腹の赤ちゃんへの影響はありません。

それどころか、牛乳を一切飲まないなどの食事制限をすることで妊婦さんの栄養バランスが崩れ、それによりお腹の赤ちゃんの健康面に影響を及ぼすことのほうが心配です。

妊娠中に牛乳を飲むときの目安量

牛乳
iStock.com/Bluehousestudio

牛乳には以下の5大栄養素がバランスよく含まれています。

・タンパク質
・脂質
・炭水化物
・ミネラル
・ビタミン

タンパク質、脂質、炭水化物は人間が活動するための基本的なエネルギー源で、その働きを補助しながらさまざまな体の機能を調節しているのがミネラルとビタミンです。

ミネラルの中にナトリウム、カリウム、マグネシウムなどが含まれていて、そのうちのひとつが牛乳に豊富に含まれているカルシウムです。

骨の主成分であるカルシウムは、お腹の赤ちゃんの骨や歯を形成する大切な栄養素です。妊娠中や授乳中は、ママの体からお腹の赤ちゃんへカルシウムが移行するため、適量を取り入れましょう。

牛乳200mlに含まれるカルシウムの量は220mgで、成人女性の1日の推奨量は650mgです。しかし、日本人の平均的なカルシウム摂取量は少なく、20歳代女性で457mg、30歳代女性で465mgとカルシウムの食事摂取基準量の目安を下回っています。

1日の摂取目安としては牛乳1本(180ml)を日頃から摂取するようにしましょう。妊娠後期や授乳期にはそれに加えて牛乳コップ1杯(90ml)、もしくはスライスチーズ1枚、ヨーグルト1パックを摂取して必要とされるカルシウム量を取り入れられるようにするとよいでしょう。

出典:日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要/厚生労働省
出典:「妊産婦のための食生活指針」について 牛乳・乳製品などの多様な食品を組み合わせて、カルシウムを十分に/厚生労働省

妊娠に牛乳を飲むときに気をつけること

妊娠中に取り入れたい牛乳ですが、注意が必要なこともあります。

飲み過ぎない

牛乳100mlあたりのエネルギー量は67kcal、低脂肪乳で46kcal程です。牛乳はカルシウムが豊富に含まれていますが、カロリーや脂質も比較的高い飲み物のため、飲み過ぎると太る原因となります。

栄養豊富な牛乳は喉をうるおす目的ではなく、栄養摂取のために適量を取り入れましょう。

下痢や腹痛を引き起こす可能性がある

妊娠中に関わらず牛乳を飲んだりヨーグルトを食べると下痢をしたり、腹痛を引き起こす人もいます。これは、酵素のラクターゼが欠乏しているために起こる「乳糖不耐症」という症状です。

冷たい牛乳を飲むと下痢や腹痛を起こす場合は、温めた牛乳にするなどの工夫をするとよいでしょう。

下痢をすることでお腹の赤ちゃんに影響を与えることはありませんが、牛乳で下痢や腹痛、吐き気などの症状が出る場合は無理に飲もうとせず、牛乳以外の飲食物からカルシウムを取り入れましょう。また、妊婦さんが牛乳アレルギーを持っている場合も牛乳の摂取は控えたほうがよいでしょう。

牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品は他の食材と比べてカルシウム吸収率が高く効率よく取り入れることができます。カルシウムが豊富な食材はほかにも、木綿豆腐、こまつな、わかさぎ、ひじきなどがあります。

飲み過ぎに注意しながら妊娠中も牛乳を取り入れよう

妊婦 牛乳
iStock.com/baona

牛乳を飲むことでお腹の赤ちゃんがアレルギーやアトピーになるリスクは確認されていません。カルシウムが豊富に含まれている牛乳は妊娠中も積極的に取り入れたい飲み物です。

ただし、飲み過ぎると冷えや下痢などを引き起こしたり、太る原因となるため目安の摂取量を守りましょう。

妊娠中も成人女性の摂取目安量を意識して牛乳1本程取り入れるとよさそうです。妊娠後期や授乳中はカルシウムが赤ちゃんに移行することを考えて、1杯の牛乳にプラスして半量ほど牛乳などの乳製品を摂取しましょう。

2019年12月17日

専門家のコメント
20
    あーちん先生 保育士
    私はヨーグルトをよく食べていました。何を食べるにも食べすぎや、食べなさすぎは良くないってことですね!妊娠中はつわりなどで食べたいものが偏る時もありますが、ストレスなく食事するのが一番だと思います!
    あゆみ先生 保育士
    妊娠前はあまり好んで飲む方ではありませんでしたが、赤ちゃんの発育や自分の身体のためにはカルシウムの摂取が大事だと知り、意識して飲むようになりました。ヨーグルトも積極的に摂っています!
    妊娠中は栄養バランスが本当に大事なので、どの栄養素もバランス良く摂れると良いですよね^^
    のの先生 保育士
    私はつわりが終わった頃からコーンフロスティにハマりほぼ毎日朝牛乳をかけて食べていました。でも、大丈夫です!
    特に産婦人科でも言われなかったので…
    ゆか先生 保育士
    牛乳気にしたことなかったです💦元々豆乳派だったので妊娠しても特に変わりませんでした。つわりが収まってからは色々食べたいけれど自宅安静で動くことができなかったので体重管理はすごく注意していました。偏食になりがちですがバランスよく食生活が送れたらいいですね😃
    いちぽ先生 保育士
    牛乳の摂取を気にしたことはありませんでした。子どものアレルギーも関係ないとおもいます。
    つわりが落ち着いてからは栄養も気にしながら食べ物を選ぶようにはしていました。
    すー先生 保育士
    妊娠中は牛乳の接種量は特に気にしていませんでした。カフォオレやコーンフレークにかけて食べたり、ちょこちょこ牛乳を取り入れていました。切迫で入院中は、病院食で牛乳が毎日でていたので特に問題ないかと思います。
    りお先生 保育士
    他の方と同じように牛乳は気にしたことがなかったです。
    根拠がないようであれば、気にしなくてもいいのでは?
    ぺち先生 保育士
    もともと牛乳はバナナとミキサーにかけてバナナジュースにするのが好きだったので、何も気にせず飲んでいました!このおかげかは分かりませんが、一度も便秘になった事ないので、これからも飲み続けます🥛
    ひよこ先生 保育士
    そもそも牛乳が妊娠中に飲むとアレルギーに繋がるなどという話を聞いたことがなかったので、この記事を読んでそんなふうに言われているんだと初めて知りました。
    妊娠中はカルシウムなどの栄養素も必要なので、むしろ積極的に牛乳を飲んでいました。
    ティータイムとしてノンカフェインの紅茶に牛乳を入れてミルクティーなんかにして飲んだりもしています。
    すみっこ先生 保育士
    私も牛乳は気にしていませんでした!
    どんなものも食べ過ぎはストップした方が良いと思いますが、適度な量はOKだと思います。
    色々食べて栄養を取るのが大事ですよね!
    せおみ先生 保育士
    妊娠中に牛乳を飲むと…の話は初めて聞きました。
    本当に胎児や母体に悪影響なものは産院の先生から注意されると思いますので、色々な噂に惑わされない様にしたいですよね。
    でぶいも先生 保育士
    普段牛乳が苦手で豆乳を飲んでいますか、悪阻のとき、他の水分は何も飲めなかったのに、何故か牛乳だけは飲むことができ、がんばって飲んでいました。体が必要な時に必要な物を食べたり飲んだりしたくなるものですよね。無理なく、自分の体に聞いて食べたい物を食べてリラックスして過したいですね。
    はなこ先生 保育士
    何事も飲み過ぎ注意ってことだと思います!
    牛乳は朝飲むようにはしてました!あとは、妊娠中便秘になりやすかったりしていたので、出てないなーと思ったら少し多めにとったりもしていました。
    くじら先生 保育士
    毎朝牛乳を飲むのが習慣なので、妊娠中も同じように飲んでいました。飲み過ぎ食べ過ぎは栄養が偏ってしまうので気をつけないといけないですね。
    ゆきんこ先生 保育士
    つわりがあったり、妊娠中はいままでは全然食べなかったものも食べたくなってしまったり好みが変わりますよね。赤ちゃんのためにバランスよく食べていくのが大切です。牛乳などの乳製品もカルシウムや栄養のためにと普通に食べていました。
    めるちゃん先生 保育士
    私は牛乳をそのまま飲むのが苦手なのですが、栄養のためには摂取も必要だと思い、カフェオレにしたり、バナナジュースにしたりして飲んでました。後は、ヨーグルトやチーズを食べて、乳製品を摂取してました。
    なごみ先生 保育士
    妊娠中に牛乳が良くないという話は初めて聞きました。私は特に牛乳が好きでも嫌いでもなかったので気にせずいつも通りの量を取っていました。
    この事に限らず色んな情報がある昨今、自分で上手に情報を取捨選択できるといいですね。
    ぷん先生 保育士
    牛乳を飲むとアレルギーに影響する説があることをこの記事を読んで初めて知りました。ただ、妊娠中はお腹の赤ちゃんのために母体からたくさんの栄養が流れています。普段の食事では栄養バランスと貧血になっていたので鉄分を意識してとるように心掛けていました。
    みぃ先生 保育士
    フルーツ入りのヨーグルトを好んで食べていましたが、牛乳は飲んでいませんでした。
    こども2人とも特にアレルギーはありませんでした。
    なこ先生 保育士
    牛乳は気にせず飲んでいました。元から大好きなので、食べ物飲み物は我慢せずに取り入れていましたよ。あまり極端に気にしすぎるのも良くないので、ほどよく取り入れていきたいですね。

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