通院回数を最小限に。「杉山産婦人科」で実現する不妊治療と仕事・子育ての両立<後編>

通院回数を最小限に。「杉山産婦人科」で実現する不妊治療と仕事・子育ての両立<後編>

2023.09.08

体外受精・顕微授精を積極的に提案しているという「杉山産婦人科 新宿」。後編では、卵子凍結の現状や不妊治療を続けるうえで気になる仕事・子育てと不妊治療の両立、費用、受診のタイミングについて、引き続き院長の中川先生に聞きました。

年齢とともに下がるART妊娠率、将来に備えた卵子凍結

女性が持つ卵子の質は年齢の影響を直接受けるといいます。体外受精・顕微授精(ART)においても35歳までは妊娠率はほとんど変わりませんが、36歳以降は年間4~5%妊娠率が下がってしまうという結果も。また、流産率は35歳以降右肩上がりで上昇し、40歳になると30%にも上ります。

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提供:杉山産婦人科 ※ARTとは、体外受精、顕微授精法の総称のことをいいます。

できるだけ早く妊娠プランを立てることを推奨する一方で、近年の技術向上により卵子凍結について再認識をしている段階だと中川先生はいいます。

中川先生
中川先生

以前に比べると凍結率や卵子の融解後の状態も良くなってきているので、私の中でも卵子凍結の今後の可能性について、再認識する必要性を感じています。

最近では特に、独身でパートナーがいない方からの卵子凍結の希望が増えました。人間ドッグのオプションなど、何かの機会でAMH(※注)検査を受け、数値が低いことを知り訪れるというパターンが多いです。

ただ、いくら技術が進歩したといっても、年齢により卵子の数が減り採卵できる数が少なかったり、受精率や妊娠率にも差があったりします。選択肢の一つと考えて慎重に検討しましょう。

(※注)AMH(アンチミューラリアンホルモン)とは、卵巣の中に卵子がどれくらい残っているか示す値

通院回数を最小限に、仕事を休まずに通える

待合室
杉山産婦人科 新宿 待合室

「杉山産婦人科 新宿」では、仕事と不妊治療を両立するために、仕事を休まずに通えるような環境を整えています。

中川先生
中川先生

診療時間を長めに設定したり土曜日は16:00まで、体外受精・人工授精の診療であれば日曜・祝日も12:00まで対応したりなど、どのような業種にお勤めの方でも仕事と不妊治療を両立できるように環境を整えています。

在籍する医師も多く、毎日6~8名の医師が対応することで、比較的に予約が取りやすいような体制をとっています。

最近では、時短勤務を1時間使って早朝に来院される方や、待合室のコンセントやWi-Fiを使ってパソコン作業をしながら過ごす方など、お仕事をしながら通われている方は非常に多いですよ。

「杉山産婦人科 新宿」は、新宿駅から徒歩1分と通勤の行き帰りで通いやすい好立地となっています。診療開始は8:30から、月・水・金曜日に関しては19:00まで診療を行っているので、出勤前や仕事終わりに立ち寄りやすいのも魅力です。

また、不妊治療と仕事の両立については、環境面だけでなく治療面でも意識しているのだそう。

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中川先生
中川先生

当クリニックでは体外受精に関して、「準自然周期法」を主流としています。「準自然周期法」では排卵誘発剤を内服と注射で使用しますが、注射に関しては自己注射を推奨しています。自己注射であれば通院回数を最小限にとどめることができるからです。

また、排卵誘発剤の量や回数についても、長年不妊治療に携わっている経験豊富な医師たちが適切に見極め提案しますので、採卵日までスムーズに治療を進めることができます。

採卵時は注射をするような鈍痛を感じるため麻酔を使用しますが、ほとんどの場合、痛み止めの座薬または局所麻酔で十分採卵が可能です。

静脈麻酔の場合は採卵後安静にする必要があるため、仕事を一日休む必要がありますが、座薬もしくは局所麻酔の場合は、採卵後すぐに帰宅可能なため、仕事を休まずにすむのだそうです。

回復室
杉山産婦人科 新宿 回復室

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診療中は託児室の利用で不妊治療に集中

「杉山産婦人科 新宿」は、同じビル内に保育士駐在の託児室を併設しているため、第二子、第三子の不妊で通院する場合も、子どもの預け先に困ることがありません。

中川先生
中川先生

基本的に診察室へお子さんを連れて入ることは控えていただいているんですね。不妊治療の特性上、お子さんがいらっしゃらない患者さんを考えての配慮という側面もあるのですが、一番の理由は、診療中のお話にしっかりと集中していただきたいからです。

子どもを連れての診療となるとどうしても子どもに注意が向いてしまい、話の内容に集中できないものです。

不妊治療の根幹にかかわるお話をしっかり理解して、適切に治療を進めていただくためにも、第二子、第三子の不妊治療の場合は、託児室の利用も視野にいれていただきたいですね。

託児室は、事前に予約をすれば誰でも利用することが可能。1回1,000円とリーズナブルで利用しやすいのもうれしいポイントです。

託児室
杉山産婦人科 新宿 託児室

保険適用により見える化した不妊治療の費用

不妊治療が保険適用となったことから、費用が見える化されたという中川先生。「杉山産婦人科 新宿」では、採卵から胚移植までの費用が事前にわかるシミュレーターを用意しているのだそうです。

中川先生
中川先生

例えば体外受精の採卵費用の場合、採卵基本費用に加え採卵の個数によって異なる金額が設定されています。各種治療も細かく費用が設定されているので、どのような治療を行ってどのくらいの金額がかかるのか明確です。

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中川先生
中川先生

また、当クリニックでは体外受精に関するパンフレットをお渡ししています。パンフレットには採卵から胚移植までの費用を自動計算してくれるシミュレーターのQRコードを掲載しているため、条件を入力すれば簡単に費用を知ることができます。

事前に知っておくことで準備ができますし、事前に算出した金額と乖離がある場合は、医師から患者さんへ乖離がある理由を丁寧に説明させていただきます。

女性の年齢が影響する不妊治療、できるだけ早い受診を

いつ、どのタイミングでクリニックに相談するべきなのでしょうか。

中川先生
中川先生

女性の年齢を考えると、できるだけ早めに受診いただくことをおすすめします。

自然に妊娠をするためには、性交渉の数が重要です。

しかし、現代は性交渉以外でストレスや快感を満たすことができるツールで溢れています。近年のセックスレス問題もそういう背景が関係していると私は思います。

特に二人目、三人目の妊娠を目指す場合はなおさら、性交渉の回数を確保するのは難しいのではないでしょうか。

やはり、不妊治療のスタートも過程かそれとも目的か明確にすることが大切。

いろいろな選択肢を知るためにも、一人あるいは家庭内だけで悩まず気軽にご相談いただければと思います。

「杉山産婦人科 新宿」は、原因を徹底的に追求できる検査システム、より受精率の高い顕微授精法の導入、不妊治療を続けていくための環境づくりなど、長年の実績と経験からなる高い技術と挑戦し続けるからこそ得られる新しい技術で、より患者さんに寄り添った不妊治療を実現しています。

治療方法の選択肢も多く、不妊症に関する正しい知識をわかりやすく説明してくれる「杉山産婦人科 新宿」。不妊治療の第一歩として、パートナーと不妊治療について話し合うきっかけが見つけられそうです。

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2023.09.08

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