ママが安産祈願に行くときは、戌の日を意識して日程を調整することもあるかもしれません。今回の記事では、戌の日に安産祈願に行く理由や大安、仏滅、友引などの六曜との関係、2018年の戌の日一覧や出産予定日から戌の日はいつなのか知るための方法などご紹介します。
[関連記事]
ママが安産祈願に行くときに戌の日を調べることがありますよね。戌の日にはどのような意味があるのでしょうか。
戌の日は、干支の11番目にあたり、12日に1度めぐってくる日のようです。お産が軽く、たくさんの子どもを産む犬(戌)は、昔から安産の守り神とされてきました。また、犬は厄災から人を守ってくれるとも伝えられており、それにあやかって戌の日に安産祈願を行うようになったようです。
帯祝いは、ママが安定期に入る妊娠5カ月目の戌の日に「岩田帯(いわたおび)」と呼ばれる白い布の腹帯を巻いて赤ちゃんとママの健康と安産を祈願する行事といわれています。帯祝いは日本最古の歴史書「古事記」にも記されている古い伝統儀式でもあるようです。
ママがお腹に巻く岩田帯は、岩のような丈夫な赤ちゃんになるようにという願いが込められているようです。
戌の日に帯祝いをするとき、六曜の中でもお日柄がいい日を選ぶママも多いかもしれません。六曜それぞれの日にはどのような説があるのか調べてみました。
大安(たいあん)の日は何事においても吉、成功の日といわれ、六曜の中で最も吉の日とされています。お祝い事は大安の日に行うのが一般的でもあります。そのため、大安の戌の日にはママたちが神社で帯祝いをするために、混雑する可能性があります。特に休日で大安の戌の日は長蛇の列となる神社もあるようです。
神社で帯祝いを行うときは時間に余裕を持って行くか、混雑を避けたい場合、平日の大安の日を選ぶのもよいかもしれません。
先勝(せんしょう)の日は何事も先に急ぐことがよいとされる日で、午前中は吉、午後2時~6時までは凶とされています。この日に帯祝いを行う場合は、午前中に神社にお参り行き、午後は自宅でゆっくりお祝いをするのもよいかもしれません。
友引(ともびき)の日は、大安に続いて吉日とされ「朝は吉、昼は凶、夕は大吉。ただし葬式を忌む」といわれています。本来は勝負事で引き分けになる日(共引)という意味を持った日でしたが、最近では友を引くという意味で、葬式などを行うと友も死者に引き寄せられ災いが起こると考えられているようです。
戌の日の帯祝いなどの祝い事はよいとされているので、朝の早い時間か夕方近くで帯祝いを行うのもよいかもしれません。
先負(せんぶ)の日はなるべく、おだやかで静かに過ごすことがよいとされ、勝負事や急用などは避けるべきとされています。午前中は凶、午後は吉ともいわれています。
先負の日に戌の日の帯祝いをする場合は、午後から行い、安産祈願が終わった後はゆっくり家族と過ごすなど、おだやかな時間を過ごすことを意識してもよいかもしません。
赤口(しゃっこう)の日は午前11時ごろ~午後1時ごろまでのみ吉で、それ以外は凶とされているようです。赤の字が付く日のため、火の元やケガなどに気をつける日とも言われています。
赤口の日に戌の日の帯祝いをするときは、午前11時ごろ~午後1時ごろのお昼の時間帯が吉なので、朝は余裕を持って準備することができそうです。お昼時に帯祝いが終われば、午後は家族と過ごす時間にしてもよいかもしれません。
仏滅(ぶつめつ)の日は六曜では一番の大凶日とされています。結婚式などの祝い事を避ける習慣があるようです。ただし、何かを始めることはよいとされています。
戌の日の帯祝いが仏滅にあたる日であっても、お祓いやご祈祷を受けることで、身を清められるという説もあるそうです。
妊娠5カ月目となるタイミングを出産予定日から逆算し、その期間の戌の日を調べることができます。
妊娠週数の数え方では、28日を1カ月(4週)とし、280日間の10カ月(40週)が妊娠から出産予定日までの日数と数えることが一般的のようです。妊娠5カ月目は妊娠から112~139日目(16週~19週)となります。
そのため、出産予定日の280日目から大体168~141日(6カ月~5.5カ月程度)さかのぼると妊娠5カ月目の月がわかります。
実際に今年の戌の日はいつなのでしょうか。2018年の上半期の戌の日と六曜を一覧で紹介します。
・1月6日(土)赤口
・1月8日(木)友引
・1月30日(火)先勝
・2月11日(日)先勝
・2月23日(金)友引
・3月7日(水)友引
・3月19日(月)仏滅
・3月31日(土)仏滅
・4月12日(木)仏滅
・4月24日(火)大安
・5月6日(日)大安
・5月18日(金)先勝
・5月30日(水)先勝
・6月11日(月)先勝
・6月23日(土)友引
次に2018年下半期の戌の日と六曜を一覧にまとめてみました。
・7月5日(木)友引
・7月17日(火)仏滅
・7月29日(日)仏滅
・8月10日(金)仏滅
・8月22日(水)赤口
・9月3日(月)赤口
・9月15日(土)先勝
・9月27日(木)先勝
・10月9日(火)先負
・10月21日(日)先負
・11月2日(金)先負
・11月14日(水)仏滅
・11月26日(月)仏滅
・12月8日(土)赤口
・12月20日(木)赤口
戌の日と六曜の関係については諸説あるようですが、神社へのお参りやご祈祷は六曜に関係なく行われているようです。戌の日の帯祝いは、六曜なども参考にしながら、家族の予定やママの体調などを優先して決めるとよいかもしれません。
大安、友引、仏滅など六曜には昔から伝わる諸説があるようでしたが、戌の日の神社へのお参りやご祈祷は基本的に六曜に関係なく行われているようです。
戌の日が大安で休日の場合、神社によって多くの人で混み合うこともあり、安産祈願の帯祝いをするために長時間並ぶこともあるかもしれません。混雑が予想される場合は、時間帯をずらしたり、別の日を選ぶのもよいでしょう。
その場合は前もって、予定日などから戌の日にあたる日はいつなのか調べておくのもよさそうです。2018年の戌の日の一覧を参考にしながら、ママと赤ちゃんに負担のかからないような日取りを組めるとよいですね。
2018年08月14日
世界で初めて体外受精が成功したのは、1978年のイギリス。今や、日本でも体外受精で子どもを産む方は少なくありません。この度、KIDSNA STYLE では過去に体外受精をご経験された方にご出演いただき、覆面座談会を開催いたしました。
妊娠中はつわりや味覚の変化が多く、気を付けないといけないことも増えます。そのためどのような飲み物を飲んだらよいのか分からなくなることも。妊娠中におすすめしたいのは、身体を温めるホットの飲み物です。先輩ママたちはホットのどのような飲み物を飲んで、妊娠時期を過ごしていたのでしょうか。体験談をご紹介します
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
不妊検査に行ってみようと思っても、いつ、どのようなタイミングで病院に行くのがよいか迷ってしまうかもしれません。また、初めての不妊検査に行くことは不安な思いもあるでしょう。今回は不妊検査の初診に行くタイミングや、受診に必要なもの、準備しておくとよいことなどを紹介します。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
不妊治療で、費用の自己負担がどのくらいになるのか心配する方は多いのではないでしょうか。2022年4月から不妊治療に対する保険適用範囲が拡大されるほか、自治体の助成金もあるため、工夫次第で負担を軽減できることをご存じですか。今回は、不妊治療にかかる費用について目安や具体的な事例、保険適用の範囲、どのくらい予算を用意しておけばよいか、費用を抑えるためにできることをご紹介します。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
不妊治療には不安や悩みが付きものですが、その一つが費用負担の問題です。2022年4月からは不妊治療に対する保険適用範囲が拡大され、自治体に申請すればもらえる助成金もあり、工夫次第では以前よりも経済的負担を軽減できるようになりました。それに加え、この記事でお伝えしたいのは、不妊治療の費用を確定申告することで、税金が戻ってくること。「確定申告ってむずかしそう」「調べるのが面倒」という方に向け、メリットや手続きの方法などを解説いたします。
福本眞也
不妊にはさまざまな原因がありますが、年齢もその中の一つ。女性の人生では、年齢と妊娠の関係を考える機会が多いものですが、もちろん男性も無関係ではありません。妊娠する・させる力(妊孕力)は男女を問わず加齢によって減少します。この記事では、年齢が不妊に与える影響、対処法、妊娠のための生活習慣などを解説します。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
不妊治療の結末は誰にも予想ができず、努力をしたからといって必ずしも望んでいた結果が得られるわけではない。「だからこそ、ゴールをどこに置くのかが重要」と産婦人科医の高尾美穂先生は話す。パートナーと同じゴールに向かって協力することが必要不可欠だが、不妊治療のゴールとはどのように設定するのがよいのだろうか
高尾美穂
世界で初めて体外受精による赤ちゃんが誕生したのが1978年。日本においても不妊治療を受ける方が増え、体外受精による出生児数も増えている。一方で「不妊治療を始める前に知っていただきたいことがある」と話すのは産婦人科医の高尾美穂先生。多忙な現代を生きるわたしたちは妊娠そのものをどう考えたらよいのだろうか
高尾美穂
妊娠37週から41週のママに起こる前駆陣痛。本陣痛の前に来る不規則な陣痛を指しますが、出産を控えて落ち着かない中で「この異変はもしかして本陣痛?」と勘違いしてしまうことも珍しくありません。この記事では、前駆陣痛の特徴や症状、その他の痛みとの違い、対処法や注意点、体験談をご紹介します。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
「子どもがほしい」そう考える夫婦が妊娠・出産を目指して取り組む「妊活」。晩婚化が進む日本では、比例して妊娠・出産を希望する年齢も高くなり、「不妊治療」を受ける方も年々増加傾向にあります。そんな妊活や不妊治療を検討する際に役立つ、基礎知識から不妊治療の課題、海外の事例などを紹介した記事をまとめました。
読者からお悩みを募集し、子育て、教育、健康など各分野の専門家にご回答いただく人生相談コーナー。今回は丸の内の森レディースクリニック院長の宋美玄先生が、「3年後に自然妊娠したい」というお悩みに答えます。
宋美玄(ソンミヒョン)
妊娠兆候のひとつである「インプランテーションディップ」。妊娠を希望する方や、妊活を経験された方は、一度は聞いたことがあるかもしれません。いつ頃に見られる現象なのか、見られなくても妊娠している可能性はあるのか。また基礎体温との関係や、妊娠検査薬はいつから使えるのか、など気になるポイントを解説します。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)