
冬に子どもと楽しめるスポーツといえば、スキーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。最近よく耳にする「カービングスキー」の特徴や長さ、準備に必要な物などをスキー専門店の方に伺いました。
カービングスキーは15年ほど前にアルペン競技用として出始め、次第に一般的に広まるようになりました。現在ではスキー場などでレンタルされている板のほとんどがカービングスキー板となっているようです。
板の形状については、普通のスキー板がまっすぐで竹槍のような形なのに対し、カービングスキー板は上部分(トップ)と下部分(テール)の幅が広がっていて、真ん中部分(ウエスト)がくびれています。
スキー板の長さも、普通のスキーは身長よりも20cmほど長いのに対し、カービングスキーは自分の身長と同じくらいから10cmほど短いものとなります。しかし、重量は板の幅が広い分、普通のスキーより重くなっているようです。
普通のスキーはカーブのときに意識的に膝を曲げて体重移動をしますが、カービングスキーでは常にひざを軽く曲げたまま滑るので、体重移動もしやすく、ターンのコツをつかみやすいのだそうです。板自体もターンしやすいように軟らかく少しの力でもしなる(ねじれる)ような素材で作られていているようです。
また、板の幅が広いことで、無理にバランスを取る必要もないため、転倒によるケガも少ないようです。スキーに慣れていなくても体への負担が少ないため疲れにくく、長時間滑ることができるのもカービングスキーのメリットと言えそうです。
筆者も初めてカービングスキーをしたときは、普通のスキーと体重のかけ方が違い、板の長さにも違和感がありましたが、慣れるまでに時間はかからず、楽しんで滑ることができました。
最近のカービングスキー板は、ビンディングにブーツを踏み込むときに、板の前後が反り、ブーツの下の部分である真ん中だけが雪につく特徴があるとのことです。このため柔らかいパウダースノーでも板に乗る雪をはじいたり、アイスバーンでも横滑りしにくいなど雪質に関係なく安定して滑りを楽しむことができるようです。
子ども用カービングスキーは、板の真ん中が比較的太い形をした板を選ぶとよいようです。真ん中が太めであれば、スピードが出すぎないので、ターンなども練習しやすいのだそうです。スピードが緩やかですと、転んでもケガの心配も少なそうなので、子どもも思い切り楽しむことができるかもしれません。
・スキー板
・スキーブーツ
・ストック
・スキーウェア、インナー
・グローブ、ゴーグル、ソックス、ネックウォーマー
・帽子、ヘルメット
スキーに必要なブーツや板を用意するのはもちろんですが、雪山ですので防寒用の小物類やスキーブーツを脱いだときに履くスノーブーツも忘れずに用意しておきましょう。
最近では転んだときの衝撃から頭を守れるようにと、帽子の上にヘルメットを着用している人が多いようです。
子ども用のカービングスキー用品のサイズの目安と選び方を聞いてみました。
サイズ:70cmから
測り方:身長と同様の長さ・あるいは身長から10cm~15cmほど短いくらいが目安
板の長さはカービングスキーの経験によっても変わるようで、初心者のうちは短めを選ぶとよいようです。迷ったら店員さんに相談してみましょう。
サイズ:15cmから
測り方:普段履きの靴のサイズより1cmくらい大きめのものがよさそうです。
スキーブーツは普段の靴とサイズ感や履き心地が違います。選ぶ際はスキー用のソックスを履いた状態で何足か試し履きをしてから購入するとよいでしょう。
測り方:軽く膝を曲げて腕を80°くらいに曲げた状態でストックが持ちやすい長さ。
普通のスキーはストックを付くときに膝を曲げませんが、カービングスキーは膝を曲げたまま付くので、普通のスキーよりも5cmくらい短めとなるようです。
カービングスキー用品を選ぶときには、デザインも気になるところですが、子どもが安心して使いやすいものをしっかり選んであげられるとよいですね。
扱いやすく安定して楽しめるカービングスキーは、子どものスキーデビューにもよさそうですね。今回ご紹介したカービングスキーの特徴を踏まえて、板の長さなどの選び方の目安を参考に、カービングスキー用品を揃えてみてはいかがでしょうか。しっかりと準備をして、冬にしかできない雪山遊びを親子で楽しみましょう。
2018年01月09日
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