【まめと私】第58回 話を聞くということ

【まめと私】第58回 話を聞くということ

<毎月第1、第3水曜日更新>【まめと私】イラストレーターの横峰沙弥香さんの連載第58話です。

横峰沙弥香
最近、お仕事で子どもとの向き合い方についていろいろな方とお話をする機会に恵まれました。

人付き合いが得意ではないわたしは子どもが生まれてからもほぼ家族以外の人と関わることなく生活をしており、それはそれで快適ではあるのだけれど
外から入ってくる情報が少ないぶんどうしても自分たちだけのやり方に偏りがちで

家族以外の方と子どもの話をすることができたのはわたしにとって
産後初めてと言っていいくらいの大きな体験でした。

そんな中、ある方が
「子どもとしっかり『話をする』」ということは強く心がけている
というお話を聞かせてくださりハッとしました。

「報告をする」「言葉を交わす」
それだけになっていないだろうか?
子どもが話しかけてきたときに「子どもが話したいと思ったことを」ちゃんと汲み取って
会話を掘り下げることができているだろうか?
慌しさを言い訳にしてつい流してしまっていないだろうか?

そういう意味できちんと「会話を交わす」土壌ができていないと
子どもは親に話しても無駄だと結論づけてしまう
そうなってしまうと将来子ども自身に何か困ったことが起きたり悩みができても
きっと話してくれないだろう
それはとても寂しいことじゃないだろうか。

わたしは子どもたちとはかなり密に過ごしているため
当然コミュニケーションは取れていると思っていたのだけれど
「ちゃんと話を聞けていたか」と考えると自信を持ってそうだとは言えない自分に気づきました。
だって毎日てんやわんやなんだもん。
子どもふたりを健康に生かしておくだけでいっぱいいっぱい。
まめが話しかけてきても
「ごめん今だけは手が離せないから!」って流してしまったことも正直一度や二度ではありません。


だけど考えてみりゃまめの話を聞く以上に大切な家事なんてないな!


それからはどんなに忙しくてもとりあえず手を止めて
まめと並んで座って彼の話を最後まで聞くことに。

まめは喜び、どんな小さなトピックでもわたしに投げかけてくるようになりました。
言い換えればわたしは意識しないところですでにそれだけ我慢させていたのです。

何もかもをわたしに話す必要はないし
どうせもっと大きくなれば口も聞いてくれない時期だってあるでしょう
だけどどんな時でもママだけは絶対に耳を貸してくれるという安心感は持っていてほしいなと思います。

ただ、これをやると
だいたい調理中に話しかけてくるので
肉とか焼いた日には凄い縮むから諦めは必要!
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横峰沙弥香

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イラストレーター。2015年に生まれた3歳の息子まめくん(愛称)とのほっこりかわいらしいエピソードを連載。2017年8月に第二子ゆめこさん(愛称)を出産し、連載にも登場し横峰家の子育てや家族のエピソードを執筆。Instagramでは30万人以上のフォロワーで人気沸騰中。新刊に「まめ旅inハワイ」(光文社)を発売中!

2019年09月04日

専門家のコメント
6
    ゆう先生 保育士
    ただでさえ、家事や仕事で忙しいので、全て話を聞くのは難しいですよね。でも手を止めて最後まで
    いちぽ先生 保育士
    参考になりました。
    うちはまだ子どもが一歳なので、言葉のやり取りはできないですが、何かお話
    あー先生 保育士
    こどもの話を聞いてあげる時間をつくるというのは、仕事や家事に追われるとなかなかできないもの
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