子育てを学ぶ。子育てから学ぶ。ママ・パパのための情報メディア「KIDSNA」

2017年09月14日

男性の育休はいつから?給料は貰える?平均期間や取得率、海外の事例を紹介

男性の育休はいつから?給料は貰える?平均期間や取得率、海外の事例を紹介

夫婦が共働きで、家事や子育てを分担している家庭も多いでしょう。けれど、男性の育休取得率は低く、育休の期間も短いのが現状のようです。今回は、男性の育休に関する平均取得率やこれからの目標値、海外の事情も加えて、育休をいつから取るのか、その間の給料はどうなるのかをご紹介します。

男性の育休の平均取得率

近年(2016年度)の取得率

国の調査によると、2016年度の男性の育休取得率はわずか3.16%となったようです。女性の81.8%の取得率に比べれば、かなり低い数値ですよね。

厚生労働省「平成28年度雇用均等基本調査」

政府が出した2020年までの目標

そんな現状に対して政府は、2020年までに男性の育休取得率を「13%」まで引き上げることを目標しているようです。女性の社会進出が進む今、男性のことも考えながら、子育てしやすい環境を作っていくことは大切となっていくでしょう。

内閣府男女共同参画局 男女共同参画計画 「数値目標」

男性が育休取得する平均期間は1カ月未満?

実は、多くの男性の育休期間は1カ月にも満たないのです。2015年度の調査によると、育休を取得した男性のうち約57%が、5日未満という結果が見られます。

男性の育休取得率は次第に増えてはいるようですが、実際に取っている人は少なく、取得したとしても短期間の男性が多いのが現状といえそうです。

厚生労働省「平成27年度雇用均等基本調査」

海外の男性の育休取得事情

海外の育休

フランス

フランスでは、子どもの出生時に父親は3日間休める出生休暇や、子どもの生後4カ月以内に取れる11連休の父親休暇があるようです。

したがって、男性は少なくとも合計14日間の休暇が取得でき、子育てを優先できる期間があるみたいです。これらの休暇を制度化することによって、多くの男性が育休を取っているようです。

厚生労働省「父親も子育てにかかわることができる働き方の実現について」

ドイツ

ドイツの場合、育児手当だけでなく、親の所得損失分の67%を支給する「両親手当」という制度が導入されました。その結果、2014年の男性の育休取得率は34.2%と高い割合なようです。

独立法人 労働政策研究・研修機構 「調査研究結果 国別労働トピック」

フィンランド

北欧では子育て支援が進んでいる国が多く、フィンランドもそのなかの一つです。

フィンランドは、男性が子育てをするのは当たり前で、「手伝う」のではなく父親として主体的に子育てをする、という認識が定着しているようです。

「父親休業」という制度は、休業中でも54勤務日分の手当を支給する制度で、給与の約70~75%が支払われます。この制度の取得率は、国全体で8割にもなるようです。

フィンランド大使館 「フィンランドの子育て支援」

育休中の給料はどうなるの?

育休中はお給料が会社からは払われない、または減額されてしまう場合が多いですが、雇用保険から「育児休業給付金」を受給できる可能性があります。また、申請をすれば、健康保険や厚生年金などの社会保険料も免除される場合もあり、経済的負担を軽くできるようです。

育休っていつから取るもの?

子どもが生まれてからすぐ

育休を取得する男性の多くは、出産予定日の1~3週間前後を目安に、育休開始日として職場に申請し、子どもが産まれてからすぐに育休を取っているケースが多いようです。

奥さんと交代で取る

育児・介護休業法の改正により、夫婦ともに育休を取得すると、育休期間が延長される「パパ・ママ育休プラス」という制度があります。育休の取得の時期が夫婦で同時であっても、交代で取るとしても、子どもが「1歳2カ月」まで育休を取れるようです。

厚生労働省「パパ・ママ育休プラス」

育休を申請する場合、会社の制度をあらかじめ確認しておくのがよいでしょう。また、手続き・引継ぎのことも考えて、職場とは少なくとも1カ月以上前から事前に相談して進めるとよいかもしれません。

男性も育休取得を考えてみては

パパ 育児

日本の男性の育休取得率や平均期間は海外に比べて低いことがわかりました。「いつから取れるのかな」「給料の面も、1カ月以上休むのも心配」と考えるパパも多いでしょう。

けれど、子どもが小さい時期にそばで子育てができたり、奥さんのサポートになるのは良いですよね。少しでも多く子育てに参加することを目標にし、まずは周りとよく相談しながら、育休を取ることを視野に入れてみてもよいかもしれませんね。

※記事内で使用している参照に関する内容は、2017年9月13日時点の情報となります。

家族の関連記事
  • 授乳中の痛みや張りはいつまで?ママたちが乗り越えた症状やケア、克服法

    授乳中の痛みや張りはいつまで?ママたちが乗り越えた症状やケア、克服法

    授乳中は傷やしこり、張りや熱を帯びるなど、たくさんの痛みが伴ったりしますよね。ときには乳腺炎や白斑が発症して、痛いのに「授乳しなきゃ」頭を悩ませるママも多いはず。「病院に行ったり、マッサージしたほうがいいの?」「この痛みはいつまで続くの?」そんな授乳中のトラブルの疑問に対して、他のママたちはどんな症状をどのように乗り越えていたのか聞いてみました。

  • 【まめと私】第13回 ようこそゆめこさん

    【まめと私】第13回 ようこそゆめこさん

    <毎月第1、第3水曜日更新>【まめと私】イラストレーターの横峰沙弥香さんの連載第13話です。

    横峰沙弥香

  • 子どもの靴下はどうやって選ぶ?選ぶ際のポイントやプチリメイクを紹介

    子どもの靴下はどうやって選ぶ?選ぶ際のポイントやプチリメイクを紹介

    子どもの足に合った靴下のサイズや実寸選びでができていますか?「どんな靴下を選べばいいの?」「年齢別にどのくらいの大きさが目安なの?」など知りたいことがたくさん。今回はそんなママの悩みを少しでも解消できるよう、子どもの靴下選びで目安になるサイズと、靴下の役割をふまえた上での購入ポイントをご紹介します。

  • 子どもがよろこぶ誕生日メニューは?ママたちの体験談から、おすすめを紹介

    子どもがよろこぶ誕生日メニューは?ママたちの体験談から、おすすめを紹介

    みなさんはお子さんの誕生日にどのようなメニューを用意していますか?毎年同じようなメニューが続いてしまい、何か違うメニューを用意してあげたいと考えるママも多いのではないでしょうか。今回は、誕生日メニューの決め方や実際に子どもたちが喜んだ誕生日メニューはどのようなものなのか、ママたちの体験談からご紹介したいと思います。

  • 育児中にもらえる手当てや種類。手続きに必要なものや申請方法

    育児中にもらえる手当てや種類。手続きに必要なものや申請方法

    何かとお金がかかる育児、国や健康保険組合から支給される手当てはとてもありがたいものです。しかし、育児中の手当ては申請しないともらえないものばかり。知らないと損をしてしまうことになります。そこで今回は、育児期間中にもらえる手当ての種類やいつ申請すればいいのかをわかりやすくまとめてみましたので、育児中の方は是非参考にしてみてください。

  • 教育費っていくらかかるの?子どもの教育にかかる費用の総額を算出

    教育費っていくらかかるの?子どもの教育にかかる費用の総額を算出

    大切なわが子と出会えた喜びだけでなく、これから先きちんと育て上げられるのか不安に感じている人も多いことでしょう。子どもが大学を卒業するまでいくら教育費を用意しておけばよいのか、総額を計算したくてもやり方がわからないという方は少なくないかもしれません。教育にかかる費用を、文部科学省のデータからいっしょに読み解いていきましょう。

カテゴリ一覧