ごっくん期の離乳食について気になっているママもいるかもしれません。今回の記事では、ごっくん期とはどのような時期かや調理方法や量などの離乳食の進め方、ごっくん期の離乳食のレシピ例、離乳食を進めるときのポイントについて、厚生労働省の資料やママたちの体験談を交えてご紹介します。
ごっくん期とは離乳食初期の頃を指すようです。厚生労働省の資料によると、離乳食の開始は生後5~6カ月が適当とされており、赤ちゃんの首がしっかりすわる、支えると座ることができる、食べものに興味を示す、スプーンなどを口に入れても押し出すことが少なくなるなどが開始の目安として挙げられるようです。
ごっくん期の離乳食はどのように進めるとよいのでしょう。ママたちの体験談や厚生労働省の資料から、使う食品の種類や離乳食の量などの進め方についてご紹介します。
厚生労働省の資料には「離乳の開始は米のお粥から始め、慣れてきたら野菜や果物、さらに慣れてきたら豆腐や白身魚などと種類を増やしていく」と記載されています。離乳食が1日2回になったら食品の組みあわせも考えて進めるとよさそうです。
ごっくん期の離乳食は、赤ちゃんがスプーンでごっくんと飲み込むことができるくらいのとろとろの状態に調理するとよさそうです。厚生労働省の資料にも「口のなかで押しつぶせるように」という記述があり、調味料は使わずになめらかにすりつぶすとよいようです。
ごっくん期は赤ちゃんが食事に慣れるための大切な時期なので、様子を見ながら1さじずつ増やしていけるとよいかもしれません。離乳食を開始して1カ月をすぎた頃にはお粥と野菜、白身魚をあわせて小さじ10杯ほど食べるようになったというママの声もありました。
ごっくん期の離乳食のレシピにはどのようなものがあるのでしょう。実際に、ママたちが作ったレシピを聞いてみました。
ごっくん期の離乳食に初めて取り入れる野菜に、にんじんを選んだママがいました。とろとろのにんじんは食感もよく食べやすいかもしれません。他には、さつまいもをやわらかく茹でで裏ごしし、お粥の代わりにしたという声もありました。
ごっくん期の離乳食には、赤ちゃんが飲み慣れている粉ミルクを混ぜても食べやすくなるかもしれません。ほうれん草などの葉物野菜は旬の時期に使うとやわらかく甘みもありそうです。じゃがいもやブロッコリーのミルク煮をときどき作ってみたというママの声もありました。
ごっくん期の後半には豆腐などのたんぱく質を取り入れて離乳食を作ったママもいるようです。赤ちゃんが離乳食に慣れてきてからも、とろりとした食感になるように出汁やミルクでのばして作るとよいかもしれません。豆腐の代わりに白身魚を使っても食べやすい離乳食になりそうです。
ごっくん期の離乳食を進めるときにはどのようなことを意識するとよいのでしょう。進め方のポイントをママたちに聞いてみました。
ごっくん期の離乳食の進め方として、赤ちゃんの様子にあわせることをポイントにしたママがいました。初めての食材を使う場合は、食べているときの赤ちゃんの様子の他に食べた後の赤ちゃんの様子にも気をつけるとよいかもしれません。
初めての舌触りとなる食品を使うときには、とろみをつけるなどの工夫をすると赤ちゃんが食べやすいかもしれません。片栗粉の他に、すりおろして加熱したじゃがいもを使って簡単にとろみをつけることもできるようです。
ごっくん期の離乳食を作るときに、野菜や豆腐などの食品を少しずつ取り入れているママがいました。ごっくん期にはやわらかく煮た野菜をさらに裏ごしするなど、赤ちゃんが食べ物に慣れるように調理するとよいかもしれません。
赤ちゃんが食べやすいように、レシピを考えたり量を調節したりして、ごっくん期の離乳食の進め方を工夫できるとよいですね。
2019年06月01日