もうイライラしない、1歳、2歳、3歳の寝かしつけにかかる時間は?

もうイライラしない、1歳、2歳、3歳の寝かしつけにかかる時間は?

ママが苦労することが多い寝かしつけ。1歳、2歳、3歳それぞれに生活習慣も変わるため、悩みも違うようです。疲れた夜に子どもがスムーズに寝てくれないと、イライラしてしまうママもいるかもしれません。寝かしつけにどれくらい時間がかかるのか、ママの体験談や寝かしつけのポイントをご紹介します。

寝かしつけの方法

添い寝でトントン

添い寝しながら子どものお腹や背中をトントンとする寝かしつけは、やっているママも多いかもしれません。

電車やバスの揺れなど単調なリズムが眠りを誘うように、子どもが好きなリズムで一定のテンポをキープしながらトントンすると眠りに入るのが早かった、という声が多くありました。


絵本を読む

夜ベッドに入ってから絵本の読みきかせをするママも多いでしょう。できるだけリラックスできる内容の絵本を選び、ゆっくり読んであげるとよいかもしれません。

寝る前の絵本を習慣にすることで、読んだら寝るという意識が子どもに定着するとよいですよね。


子守唄または音楽をかける

子守唄やゆったりとした音楽で、布団に入る直前まで興奮していた子どもを落ち着かせて寝る準備してみましょう。子どもが好きな歌を歌ってあげるのもよさそうです。ママの声で安心して眠りやすくなるかもしれません。


寝たふりをする

ママが起きていると子どもはまだまだ遊びたいと思ってしまう子どもが多いようです。ママが寝たふりをすることでもう遊んでもらえないと諦め、ママの寝息を聞きながら布団でゴロゴロしているうちに眠くなってくることもあるようです。

寝かしつけで注意したいポイント

生活リズムを見直す

朝食
ucchie79/Shutterstock.com

寝かしつけに悩んだときは、まず生活リズムを見直してみましょう。起床時間は、その後一日のリズムに大きく影響するようです。また、目標の就寝時間から逆算してみて、夕飯やお風呂の時間が適切かどうかも確認してみましょう。入浴は就寝1時間前までには済ませておくことを意識しているというママもいました。


睡眠環境を整える

生活リズムは整っているのになかなか寝かしつけに成功せず、イライラしてしまうママもいるかもしれません。そんなときは、睡眠環境を見直してみましょう。隣の部屋から漏れる明かりが邪魔になっていないか、室温やパジャマは適切かなど快適に眠りにつける環境を見直しみるとよいかもしれません。


入眠儀式をおこなう

毎晩寝る前に同じ「儀式」を繰り返すことによって、眠りに入る準備を体に覚えさせる方法もあるようです。
絵本の読み聞かせ以外にも寝る前のマッサージなど、子どもの気持ちが落ち着いて、今は寝る時間なんだと意識できる入眠儀式を取り入れてみてはいかがでしょうか。

こちらの記事も読まれています

寝かしつけにかかる時間

寝かしつけ
ziggy_mars/Shutterstock.com

実際に寝かしつけにかかる時間を先輩ママたちに聞いてみました。


寝かしつけに10分

「3歳半と1歳半の息子ふたりを同時に寝かしつけています。上の子は入眠儀式をして布団に入るとおしゃべりしながら10分くらいで眠りにつき、下の子も授乳が終わるとすぐに寝てくれます。だいたい6時半起床で9時半頃就寝しています」(子ども:3歳半・1歳半)
「寝かしつけのために工夫していることは、家中の電気を消すことです。明るいと気になってしまうようで、明るい方向ばかりを見てなかなか寝てくれませんが、真っ暗にすると10分くらいで寝てくれます」(子ども:4歳)

10分で寝てくれるとママも嬉しいですよね。そのためにはやはり眠りやすい環境づくりが大切なようです。


寝かしつけに30分

「1歳半の子どもは、布団に入る1時間半前までにお風呂を済ませ、“少し遊んで絵本を読んでから寝ようか”と声をかけると、自分で部屋の電気を消してくれます。それから15分くらいおしゃべりやマッサージをすると、“トントンして、おうた歌って”とリクエスト。10分ほど歌うと寝息が聞こえてきます」(子ども:1歳半)

「寝かしつけにはだいたい30分くらいかかります。夕飯を食べて布団に入るまでの流れを決めているので、子どもの就寝時間が自然と固定されているのかもしれません」 (子ども:2歳半)

眠りに入るまでの流れは大切なようです。毎日のリズムを意識することで、眠りに入るまでの時間を一定に出来るかもしれません。


寝かしつけに1時間

「2歳になるまではベッドに入って30分ほどで寝てくれていたのに、2歳4カ月をすぎた頃から1時間かかるように。お昼寝の時間が後ろにずれてしまったせいで、今まで寝ていた時間に眠くならないのかもしれません」(子ども:2歳4カ月)
「保育園に入って昼寝をするようになってからは、本人も寝ようとはしているようなのですがなかなか眠れずイライラしてしまうようです。そんなときは一度抱っこして、私も子どもも好きな歌を歌いながらユラユラして布団に入ると、気持ちが落ち着いてウトウトし始めることもあります」(子ども:3歳)

お昼寝の影響で寝かしつけ時間が掛かってしまう場合もあるようです。お昼寝を調整するのも寝かしつけの時間を早める方法の1つかもしれません。


寝かしつけに2時間以上

「3歳になる子どもの寝かしつけに2時間かかっています。朝は規則正しく6時半に起きるのですが、保育園でしっかり1時間半~2時間のお昼寝をしてくるので、20時に布団に入ってやっと22時頃寝つく感じです。正直疲れてしまいます」(子ども:3歳)
「保育園に入って以来、あまりに寝なくてたまにイライラしてしまうこともありますが、夫に“今はそういう時期なのかもよ。赤ちゃんのときは寝かしつけの悩みが違ったし、あんまり気にしなくていいよ”と言ってもらったことで気持ちが楽になり、以前ほどイライラしなくなりました」(子ども:3歳3カ月)

環境の変化やお昼寝が長いことで、寝かしつけにそのまま影響している場合もあるようです。保育園に相談してみてもよいかもしれません。

子どもの眠りにもある個性

寝るこども
Phat1978/Shutterstock.com

寝かしつけに時間がかかるとイライラしてしまうこともあるでしょう。1歳、2歳、3歳それぞれに昼寝の仕方が変わることもあり、眠りにはさまざまな条件や環境が影響するようです。

子どもの環境などの変化を見直して、寝かしつけがしやすくなりそうな方法を考えてみてはいかがでしょうか。

2017.12.01

レクチャーカテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
一面の銀世界での非日常体験 星野リゾート リゾナーレトマム×チャレンジ力

非日常の中で、子どもがさまざまな力を育むきっかけになる「旅」。今回は「星野リゾート リゾナーレトマム」親子旅のレポートです。「旅育」をテーマに専門家に話を伺い、想像力を育んだ旅についてお伝えします。