帰省にかかる平均費用を調査。帰省費用を抑えるためにした工夫

帰省にかかる平均費用を調査。帰省費用を抑えるためにした工夫

帰省の頻度やタイミング、手段について

2019.12.22

年末年始やお盆に帰省したいときにどのくらい帰省費用がかかるのか、平均を知りたいママやパパは多いかもしれません。費用を抑える方法が気になることもあるでしょう。今回は、帰省事情についてアンケートを実施し、平均の帰省費用や頻度、タイミングや手段について調査しました。あわせて費用を抑える方法についてママたちの体験談をご紹介します。

最近の帰省事情とは

お正月やお盆、GWの時期になると、家族みんなでママやパパの実家などへ帰省する家庭は多いかもしれません。帰省ラッシュで混み合うときに、小さい子ども連れで移動するのは大変なこともありますよね。

帰省先によっては、新幹線や飛行機代、車のガソリン代などの交通費が高額になり、悩むこともあるでしょう。少しでも帰省費用を抑えるために、工夫している人もいるかもしれません。最近の帰省事情について、ママやパパたちのリアルな声を集めてみました。

帰省の頻度やタイミング

実家
Rawpixel.com/Shutterstock.com

帰省の頻度やタイミングについて、アンケートでママやパパたちに聞いてみました。

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ご自身や配偶者の実家に、どのくらいの頻度で帰省しますか?

帰省の頻度については、「年に数回帰省する」という回答が多くありました。

また、帰省するタイミングについては、「年末年始」が76.1%、「お盆」が61.5%、「GW」が36.7%という回答結果になりました。

年末年始やお盆、GWは、一般的に帰省する人が多い時期なので、実家などの帰省先から誘われることも多くなるかもしれませんね。帰省シーズンは休暇中の人も多く、親戚以外に地元の友人や知人と会いやすい機会でもあるでしょう。

他にも、実家の両親の方から来てくれる頻度の方が多いというママの声や、クリスマスや誕生日などのイベント、子どもの春休みや夏休み、実家の家族の顔が見たいときに帰省するという回答もありました。

帰省するときの主な交通手段

帰省するときの主な交通手段について、ママやパパたちに聞いてみました。

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帰省するときの主な交通手段を教えてください。

帰省するときの主な交通手段について、ママやパパたちに聞いてみました。

帰省するときの主な交通手段については、「車で帰省する」という回答が多くありました。

車は、他の交通手段と比べて、移動が比較的自由で荷物もたくさん載せやすく、自家用車であれば乗り慣れた空間なのでリラックスしやすいですよね。公共交通機関で、子どもがぐずって騒ぐことが心配なときにも安心かもしれません。

飛行機は、移動スピードが1番速いですが、空港までの行き帰りや駅までのアクセス、手荷物検査に手間がかかることもあるでしょう。

新幹線は、飛行機よりスピードは遅いですが、市街の中心地にある駅から乗車することができ、搭乗手続きや検査がないのが利点かもしれません。

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帰省費用の平均は?

ママやパパたちに聞いた帰省費用のアンケート結果を基に、平均費用や内訳について見てみましょう。

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家族全員で1回の帰省にどのくらい費用がかかりますか?

1万円以下

「実家が近いので、車で帰省しています。高速代やガソリン代を入れても1万円以内で済むのが助かっています。電車だと子どもが飽きてしまうので、車の方が気楽です」(30代ママ)

最も多かったのが、この1万円以下の回答でした。特に3人家族で車を利用するご家庭に多いようです。近隣への帰省や、新幹線・飛行機ではなく車を利用することで、交通費を大幅に抑えることができます。

1万円〜5万円

「新幹線で夫婦と小学生の子ども1人の3人で帰省しています。交通費だけで往復4万円くらいかかります。でも、子どもがまだ小さいので、乗り換えが少ない新幹線の方が楽です。早期割引などを活用して、少しでも安く済ませるようにしています」(40代パパ)

この価格帯は、新幹線や在来線を利用するケースが多いようです。家族3人で片道分の交通費がこの範囲に収まることが多いようです。新幹線を利用する場合、割引制度や早めの予約を上手に活用することで、出費を抑えることができます。

5万円〜10万円

 「実家が遠方なので、飛行機で帰省しています。家族3人で往復の飛行機代だけでも5万円を超えてしまいます。そこに、空港までの交通費やお土産代を入れると、毎回10万円近くかかってしまいますね」(30代ママ)

 「子どもが交通費がかかる年齢になると、交通費もばかにならないので、早割やLCCなどを利用して、少しでも安く済むように工夫しています」(30代パパ)

飛行機を利用したり、遠方への帰省をするケースでは、5万円を超える人も見られました。遠方への帰省では、交通費が大きな割合を占めます。LCCや早期予約割引などを積極的に利用するのがよいかもしれません。

10万円以上

「実家が遠方で、夫婦と子ども3人の5人家族です。交通費だけでも10万円以上かかります。それに加えて、お土産代や現地での食事代などを考えると、1回の帰省で15万円以上払うこともあります。出費は大きいですが、みんなで実家に集まれる時間を大切にしたいので、そこは割り切っています」(40代ママ) 

帰省に10万円以上かかると回答したご家庭は、4人以上の大家族や、遠方へ飛行機で帰省するケースがほとんどでした。中には30万円近くかかるという家族もいました。このように、家族の人数や距離によっては高額になりがちです。

今回の調査の結果では、平均の帰省費用は約3万円でしたが、家族構成やどこに実家があるかで結果はかなり異なりそうです。

ママたちの帰省費用を抑える工夫

お金
Africa Studio/Shutterstock.com

家計のことを考えると、少しでも帰省費用を抑えられるとうれしいですよね。帰省費用を抑える工夫についてママたちに聞いてみました。


帰省シーズンから時期をずらして帰省する

30代ママ
30代ママ

帰省費用を少しでも抑えるために、夏はお盆ではなく9月に、冬はお正月ではなく2月に帰省の時期をずらしました。

30代ママ
30代ママ

鉄道会社のホームページで、繁忙期や閑散期が書いてあるカレンダーを見て、指定席の特急料金が安い時期を調べました。

帰省ラッシュがピークの時期は、一般的に飛行機や新幹線、電車などの料金が上がりやすいでしょう。

数日~1カ月程、帰省のタイミングをずらすことで、混雑期の料金を避けて帰省費用を抑えることができるかもしれません。


早めに予約したり、割引チケットを買う

30代ママ
30代ママ

直前に予約するよりも安く済むので、帰省するときはいつも約3カ月前から計画を立てて、ホテルと飛行機を組み合わせたパックを予約しています。

30代ママ
30代ママ

飛行機は、必ず早割期間中にチケットを取るようにしています。

30代ママ
30代ママ

電車で帰省するときに、往復割引チケットを買いました。

30代ママ
30代ママ

新幹線で実家と義実家の両方に帰省するときは、運賃が少しでも安くなるように、駅の発券窓口で相談しながらチケットを取っています。チケットの有効期間を考慮してもらったり、往復割引を紹介してもらいました。

飛行機は、時期によって安く航空券を入手できることもあるようです。

 

数カ月前から帰省時期が決まっているときは、早めに予約をすると費用を抑えられるかもしれません。

 

電車や新幹線を利用するときは、駅の発券窓口で相談するとよさそうですね。


交通手段を変える

30代ママ
30代ママ

電車代が高いので、疲れますが車で帰省しました。

30代ママ
30代ママ

車で帰省するときに、時間はかかりますが高速にのらないようにしました。

車や高速バスなどは、飛行機や新幹線、電車を利用するよりは費用を抑えられるでしょう。

 

車で帰省する場合は、事故を起こさないために、安全運転をして休憩をこまめにとるなどの注意が必要かもしれません。


その他の方法で費用を抑える

30代ママ
30代ママ

旅行サイトによって料金が全然違うので、比較して安く帰省できるように気をつけています。

30代ママ
30代ママ

交通費以外のお土産代や、行き帰りの飲食代をなるべく抑えるようにしています。

30代ママ
30代ママ

実親に帰省費用を少し出してもらい、助けてもらうこともあります。

30代ママ
30代ママ

電車で帰省するときに、1席分の料金がかからないように、子ども用の席はとらず大人の膝に抱っこしていました。まだ1歳で抱っこを求めることが多く、抱っこ紐もあるので、特に問題ありませんでした。

旅行サイトを活用したり、交通費以外の面で節約したという声もありました。

旅行サイトにはいろいろな種類があり、掲載宿数や特典などに違いがあるようです。自分に合う、使いやすいサイトを見つけられるとよいですね。

費用を抑える工夫をして楽しく帰省しよう

家族
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今回は、体験談をまじえながら、帰省するときの頻度やタイミング、主な交通手段やかかる費用、費用を抑える工夫をご紹介しました。

アンケートの回答から、主に年末年始に帰省する家庭が多いことや、車での帰省が多いことなどがわかりました。また、帰省費用を抑える工夫をしているママも少なくないようです。

ママたちの節約方法を知ることで、普段とは別の交通手段を使ってみようと思うきっかけにもなりそうですね。節約だけを考えて帰省方法を決めると、快適さや時間の面で損をしてしまうこともあるので、バランスを考えてよく検討しましょう。

帰省費用をなるべく抑えて、家族みんなで楽しく帰省できるとよいですね。


【調査概要】

・対象:KIDSNA読者へアンケート調査を実施

・調査期間:2019年12月12日~2019年12月14日

・回答数:109人

2019.12.22

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