幼児のスマホ・ネットの利用率は?2歳を超えると●%超

ルールや管理方法など

幼児のスマホ・ネットの利用率は?2歳を超えると●%超

幼児(未就学児)のスマホやネットの利用について気になるママやパパもいるでしょう。不適切な動画を再生してしまう可能性や、視力や姿勢を悪くしてしまうなど、心配に思う事もあるかもしれません。0~6歳のスマホ・ネット利用率を内閣府の資料をもとにご紹介し、管理の仕方やルールなど、体験談をもとにご紹介します。

幼児(未就学児)のスマホ・インターネット利用率

幼児がどのくらいスマホやインターネットを利用しているのか気になるママもいるでしょう。内閣府の資料をもとに、それぞれの利用率をご紹介します。


スマホ利用率

幼児期のスマホ利用率

スマホ利用率は、年齢が上がるにつれて上がっていき、2歳を超えると30%の幼児(未就学児)がスマホを使っているという調査結果がでています。主に、動画資料や、ゲームなどを目的に使用しているようです。


インターネット利用率

幼児のインターネット利用率

年齢が上がるにつれインタ―ネットの利用率は高くなっていく傾向があるようです。

調査結果によると、

・43.8%が子ども専用の通信機器を持っている
・インターネットを利用している子供のうち、77.5%がひとりで操作することがある。
・ひとりで操作する機器は、携帯ゲーム機(88.4%)、携帯電話の契約が切れたスマートフォン(86.7%)が上位

という結果も出ています。

出典:低年齢層の子供のインターネット利用環境実態調査/内閣府

スマホやネットを使うことで心配なこと

タブレットとスマホとパソコン
iStock.com/Betul Aktas

ママやパパは、子どもがスマホやネットを使うことで、不安に思うことがあるでしょう。体験談をもとにご紹介します。


親子のコミュニケーションの時間がなくなる

30代ママ
30代ママ

子どもがスマホをいじっていると夢中になってしまい、親子での会話が少なくなってしまうことがあります。

子どもがスマホやネットに夢中になりすぎて、ママやパパからの問いかけに気づかないこともあるかもしれません。

親子の会話の時間を作るためにも、子どもがスマホやネットを使いすぎないように注意しているという意見がありました。


不適切な動画を見てしまう恐れがある

30代ママ
30代ママ

最近はアニメに見せかけて、子どもに不適切な動画もあるので心配です。

子どもが何気なく開いたページが、不適切な動画である、いわゆるエルサゲート(子どもにとって不適切なテーマを扱った動画)が心配というママの意見もありました。

動画を見る前は、ママやパパがその都度確認する必要があるという意見もあるようです。


視力への影響

30代ママ
30代ママ

ずっとスマホを見ていると視力が悪くなりそうで心配です。

スマホの影響で、視力が落ちてしまうのではないかと心配なママやパパもいるでしょう。

とくにスマホを使うときは画面を近くに置くため、定期的に休憩したり、暗いところでは見ないようにするなど、注意しているようです。

その他、スマホの見すぎで、姿勢が悪くなってしまうのを心配しているママやパパの意見もありました。

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家庭でスマホやインターネットを使うルール

内閣府の調査によると、インターネットの使う際はルールを作っているという家庭が回答者608名のうち、88.8%を占めているという結果となっており、各家庭でインターネットの使い方に注意していることがわかります。

幼児が家庭でスマホやネットを使う際、各家庭ではどのようなルールを作っているのでしょうか。ママたちの声を聞いてみました。


使う時間を決める

砂時計
iStock.com/malerapaso
30代ママ
30代ママ

動画を見るときは「1本」や「10分」など終わりを決めてから使わせるようにしています。

長時間スマホやネットを使わないように、時間を決めているというママの意見がありました。ルールを決めておくことで、長時間のスマホ・ネット利用を避けることができるようです。


利用する場所を決めている

30代ママ
30代ママ

スマホを使うときは、リビングで使うように決めています。私の目が届くことと、暗い場所で見ないようにするためです。

子どもがスマホを利用しているそばにママがいることで、使いすぎの注意や、不要なアプリのダウンロードを避けることができるようです。

場所を限定することで、安全面だけでなく、子どもの気持ちの切り替えもスムーズになるというママの意見もありました。

スマホ、ネットの管理方法

子どもがスマホやネットを使いすぎたり、誤って課金をしてしまうなど心配になるママやパパもいるでしょう。

子どものスマホ、ネット利用の管理方法をご紹介します。


アプリを使う

幼児(未就学児)のスマホの使い方を制限できるアプリを使って管理しているママやパパもいるようです。

・利用可能な時間帯を設定する
・子どもが利用した項目を保護者にレポート
・課金を制限する
・アプリをインストールする際は親にリクエストが通知される
・起動できるアプリ数を制限する

など、アプリによってできることが異なるようですが、制限したい項目に合わせてアプリを利用するとよいでしょう。

アプリは無料から有料まであるものの、ママたちからは有料の方が安心して使えるという意見もありました。


スマホやインターネットの利用について子どもとしっかり話す

スマホやインターネットを使うことについて、子どもとしっかり話すママやパパもいるようです。

子どもがスマホやインターネットについてきちんとわかった上で、ルール説明すれば、やってはいけないこととそうでないことを深く理解する機会になるかもしれません。

子どもが理解できる年齢になってきたら、スマホやインターネットがあるからこそできることや、ネット環境があるからこそ危険なことなど、説明してみてはいかがでしょうか。

アプリを始め、利用を制限する方法だけでなく、なぜ制限が必要なのかを説明することで、ルールを守る大切さを学ぶこともできるかもしれません。

幼児のスマホはネット利用はママ・パパが管理しよう

スマホを見る親子
iStock.com/Yagi-Studio

内閣府によると、幼児(0~6歳の未就学児)は2歳を超えると約3割がスマホを使っており、インターネット利用率も年齢が上がるにつれて増えているという結果がでています。

子どもがスマホやネットを使うことで、目が悪くなってしまったり、親子の会話の時間がなくなってしまうなど、不安に思うママやパパもいるでしょう。

ママやパパは、使用時間を制限するルールを決めたり、アプリを入れてトラブルを防止するなど、対策しているようです。

スマホやネットは便利な分、幼児が使うことで予期せぬトラブルが起こることも想定されます。ママやパパが管理した上で利用するとよいでしょう。


※記事内で使用している参照内容は、2019年8月20日時点で作成した記事になります。

2019.08.22

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