幼稚園から大学まで、子どもの教育費がどのくらいかかるのか知りたいママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、教育費の内訳、私立と公立の場合で幼稚園から大学までどのくらいの教育費がかかるのか、教育費の捻出方法や教育費をサポートしてくれる制度についてご紹介します。
子育てをしていると気になるのが子どもの教育費ですが、教育費とひと言でいっても、どこにどれだけのお金がかかるのか知りたいと考えるママもいるのではないでしょうか。
文部科学省の資料によると、教育費とは、授業料や入学金など学校へ納付する学校教育費、学校給食費、習い事や塾の月謝などの学校外活動費の3つからなるとされています。中でも、学校教育費と学校外活動費は私立と公立で大きな差があるようです。
学校教育費や学校外活動費などが、どの時期にいくら必要になるかを知ることで、子どもの教育費を準備していく上でのヒントを見つけられるかもしれません。
私立と公立では、教育費が具体的にどのくらい違うのか気になるママもいるのではないでしょうか。文部科学省の資料を元に、私立と公立の教育費の違いについてご紹介します。
幼稚園の1年間あたりの教育費の総額は、公立の場合は233,947円、私立の場合は4482,392円で、私立は公立の2.1倍の教育費がかかるとされています。特に大きな違いが見られる項目は授業料などの学校教育費で、公立が120,546円、私立が318,763円とその差が約20万円弱あるようです。
小学校の1年間あたりの教育費の総額は、公立の場合は322,310円、私立の場合は1,528,237円で、私立は公立の4.7倍の教育費がかかるようです。私立の場合には、学校教育費のうち53%が授業料となって、授業料の占める割合が高いことがわかります。また学校外教育費のうち、塾や家庭教師といった補助学習費に年間30,5000円ほどかかるとされています。私立の場合には、授業料と補助学習費の負担額が大きいことを理解しておくとよいかもしれません。
中学校の1年間あたりの教育費の総額は、公立の場合は478,554円、私立の場合は1,326,933円で、私立は公立の2.8倍の教育費がかかるとされています。私立の学校教育費のうち授業料が42.6%となっており、高い割合を占めているといえるかもしれません。
一方で、中学校の時期の、塾や家庭教師などにあたる補助学習費は、私立よりも公立の方が高いというのが特徴としてあげられそうです。
高校の1年間あたりの教育費の総額は、公立の場合は450,862円、私立の場合は1,040,168円となり、私立は公立の2.3倍の教育費がかかるとされています。私立の学校教育費のうち、36.0%が授業料、30.3%が入学金や寄附金などの学校納付金等になっていて、この2つの項目が占める割合が高いことがわかります。私立の高校への進学を検討している場合には、授業料と入学金や寄附金の負担が大きいことを理解しておくとよいかもしれません。
大学の1年間あたりの授業料は、平成27年度で国立大学で535,800円、公立大学で537,857円、私立大学で864,384円かかるとされています。入学金として国立大学で282,000円、公立大学の地域外からの入学者の場合で397,721円、私立大学で261,089円ほどかかるようです。大学の場合には、私立と国公立という違いだけでなく、理系か文系か、4年制か6年制かでも、教育費が変わってくるかもしれません。実家から通うか一人暮らしをするかによっても、必要な金額の総額が変わってくるようです。
子どもの教育費にはかなりの金額がかかるため、どのように教育費を捻出すればよいか知りたいママもいるかもしれません。ママたちは、どのように教育費を捻出しているのでしょうか。
「子どもの教育費を貯めたいと思い、出産してすぐに学資保険に加入しました。学資保険に加入することで、大学4年間でかかる学費を大学入学前に貯められるようにしたいと思っています」(20代ママ)
大学入学前などの決まったタイミングでお金が受け取れる学資保険に加入しているママもいました。学資保険に加入することで毎月一定額を蓄えることができるので、あまり負担を感じずに教育費を貯められるというママの声もありました。
「児童手当を全額貯金しています。まとまった金額を貯金することができるので、貯まったお金は子どもの教育費にあてる予定です」(30代ママ)
児童手当を全額貯金し、子どもの教育費にあてているママもいました。児童手当が振り込まれる専用の口座を作り、大学入学などでまとまった教育費が必要になるまでは、その口座からはお金を引き落とさないようにしているというママの声もありました。
子どもの教育費を考える上で、教育費の支援やサポートを目的としている制度について知っておくとよいかもしれません。教育費をサポートしてくれる制度についてご紹介します。
文部科学省のホームページによると、経済的理由により修学に困難がある優れた学生に対し、教育の機会均等や人材育成の観点から、奨学金事業の充実がすすめられているようです。給付型のものや貸与型の奨学金があるといわれています。自治体主体のものなど、いろいろな種類の奨学金があるようなので比較してみるとよいかもしれません。
高校や大学によっては、学費が免除になる制度がいくつかあるようです。世帯収入や学力など一定の条件を満たした大学進学希望者に対して授業料が免除になる制度や、学力やスポーツなどが優秀な生徒に対して高校や大学などが授業料を一部または全額免除する特待生制度などがあるといわれています。どのような免除制度があるのか、子どもが小さいうちから調べておくのもよいかもしれませんね。
私立と公立では教育費に違いがあるようです。大学に進学する場合には、私立と国公立での差の他にも、理系か文系か、通学や生活にかかるお金などでも必要な金額が変わるかもしれません。
奨学金や学費免除制度について調べることで、教育費の負担が軽くなることもあるようです。学資保険に加入したり、児童手当などを貯金したりと計画的に貯金をすることで、子どもの将来の教育費を捻出できるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年8月24日時点で作成した記事になります。
2018年08月26日
哺乳瓶ウォーマーとはどのような使い方をすればよいのかや、どのような場面で必要なのか気になるママもいるかもしれません。今回の記事は、哺乳瓶ウォーマーの種類や特徴、ママたちががあってよかったと感じたシーン、赤ちゃんに哺乳瓶ウォーマーを使うときに意識したことについて、体験談を交えてお伝えします。
子どもの将来のためのお金、どのように準備していますか?物価高騰や増税など子育て世帯にとっては苦しい状況が続く中、ママたちのお金に対する意識はこの一年でどのように変化し、具体的にどんな対策をしているのかを調査した。
子どもたちが経験する受験の出題傾向が親世代とは大きく異なっています。つまり、「出題の多くが表現力や思考力、判断力を問う方向にシフトしている」と言われることからも、ますます「読解力」を高めることが重要になっています。そこで、今回は幼児期のうちから「読解力」を育むために必要な情報をご紹介します。
保育園入園の申請が終わると、気になるのは結果通知です。いつ、どのような基準で合否が決まるのか、そしてどのように連絡がくるのか気になりますよね。入園が決まった後に準備しておかないといけないことなど、気になる情報をまとめてご紹介します。
読書量の多い子は、語彙力だけでなくコミュニケーション能力や礼儀、マナースキルが高いと言われています。しかも、大人になったときの未来志向や社会性などの意識や能力が高いといった報告も。そこで、今回は「読書習慣」がもたらす効果から本を読む習慣付けとコツ、また注意点などをまとめてみました。
10月になると、来年4月入園を希望する認可保育園の申し込みが全国的にスタートします。わが子が1日の大半を過ごすことになる保育園を決めることは、ママパパにとっても責任重大!そこで今回は、保活に失敗しないためにチェックしてほしい記事をセレクトしました。
今年のハロウィンの予定はお決まりですか?本記事では親子で楽しめるハロウイン限定「オレオ」をご紹介。ハロウィン限定パッケージの「オレオ ハロウィンパック バニラクリーム」を実際に体験したKIDSNAアンバサダーの感想は?
認可保育園は、4月入園であれば前年の10月から11月頃に申し込みを開始する自治体がほとんどです。そこで、“いまからはじめる「保活」”と題して、保活に関する基本情報から入所までのスケジュールや注意点などKIDSNA STYLE編集部がピックアップ。絶対に知っておきたい必読の5記事を集めました。
一生に一度の自転車デビューは、子どものレジリエンスや愛着形成を育むかけがえのない体験になるのではないでしょうか。今回の記事では専門家を迎え子どものレジリエンスについて詳しく話を聞きました。また後半には自転車デビューの正しい進め方についてご紹介します。
アイデス株式会社
PR
「わが子には良い靴を履かせてあげたい」、「歩きやすい靴を選んであげたい」と考えるママやパパは多いはず。では「良い靴」とはどんな靴なのでしょうか。そこで、今の子どもに多い足のトラブルと原因から、理想的な靴を選ぶ際のポイントについて、整形外科専門医の先生に語っていただきました。
株式会社ニューバランス ジャパン
PR
予測不可能な社会状況でストレスを抱える人が少なくありません。「KIDSNA TALK」第7弾では、タレントで3人のお子さんのママでもある藤本美貴さんと精神科医の藤野智哉先生をお迎えしてメンタルヘルスや自身との向き合い方についてお話いただきました。まずは予告編の公開です。
KIDSNA TALK
赤ちゃんの離乳食は、柔らかく煮たり裏ごしするなど手間と時間がかかります。離乳食づくりをスピードアップさせる方法が気になる保護者も多いのではないでしょうか。また、赤ちゃんが離乳食を食べるスピードが速くなるコツについても、体験談を交えてご紹介します。