卒乳したタイミングやきっかけは?子どもとママの様子や進め方の工夫

卒乳したタイミングやきっかけは?子どもとママの様子や進め方の工夫

赤ちゃんが1歳を迎えたときや離乳食がある程度進んだときなど、卒乳するタイミングについて知りたいと考えているママもいるのではないでしょうか。今回は、離乳食の進め方や卒乳の平均的なタイミングやきっかけ、授乳をしなくなってからの子どもの様子とママの変化、卒乳の進め方や方法を体験談でご紹介します。

卒乳したタイミングときっかけ

赤ちゃんが少しずつ成長してくると、卒乳について気になり始めるママもいるかもしれません。ママたちはどのようなタイミングやきっかけで卒乳しようと考えたのでしょうか。卒乳を経験したママたちに聞いてみました。


ママの用事や体調

「子どもが1歳をすぎた頃、私の体調不良をきっかけに卒乳しようと決めました。ミルクとの混合だったので、あまり難しくなく断乳することができました」(1歳児のママ)

「友人の結婚式で一日中離れていなければならない日があり、授乳をどうするか悩みました。子どもは1歳前だったのですが離乳食もしっかり食べるので、これをきっかけに卒乳しようと決めました」(10カ月の赤ちゃんのママ)

ママの用事や体調をきっかけに卒乳を考えたという声がありました。周りのママたちの平均的な卒乳の時期も参考にし、タイミングを見計らうのもよいかもしれません。


ママの仕事復帰

「子どもが1歳になったら仕事に復帰するつもりだったので、それまでに卒乳しようと思っていました。1歳前には卒乳しました」(11カ月の赤ちゃんのママ)

「仕事復帰のタイミングで卒乳しようとしましたが、あまりうまくいかず、結局夜だけは授乳するというのをその後半年ほど続けました。2歳の誕生日にやっと卒乳できました」(2歳児のママ)

卒乳のタイミングをママの仕事復帰にあわせることもあるようです。もう少し授乳を続けたかったという気持ちがあり、夜や朝だけの授乳が続いていたというママの声もありました。


子どもが欲しがらなくなった

スープ
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「1歳半くらいに離乳食だけでお腹がいっぱいになるのか、おっぱいを欲しがらなくなりました。びっくりするほどすんなり卒乳しました」(1歳児のママ)

子どもが欲しがらなくなったので卒乳したというママもいるようです。子どもの意思で飲まなくなると、ママもほっとした気持ちで卒乳を受け入れられるかもしれませんね。

卒乳のタイミングや平均的な時期というのはママによってさまざまのようなので、それぞれの家庭のタイミングで卒乳の時期を決められるとよいのかもしれません。

卒乳した後の子どもの様子とママの気持ち

卒乳した後の子どもはどのような様子なのでしょうか。またママはどのような気持ちになるのでしょうか。卒乳を経験したママたちに話を聞いてみました。


子どもの様子

「断乳初日の夜はすごく泣いていました。2時間近く泣いたので、卒乳の時期が早すぎたかと悩みましたが、2日目以降は少しぐずる程度で、4日目くらいにはすんなり寝るようになっていました」(1歳児のママ)

「卒乳後は特におっぱいを欲しがることもなかったです。夜泣きが多かったのですが卒乳したら夜泣きもなくなり、朝まで寝てくれるようになりました」(1歳児のママ)

「小食な子だと思っていたのですが、卒乳したらたくさん食べるようになってくれました。離乳食を食べてくれるので作るのも楽しいです」(1歳児のママ)

最初はおっぱいを求めて泣くこともあるかもしれません。おっぱいのない生活に慣れてくると、泣くことや夜泣きなども少なくなってきたというママの声もありました。


ママの気持ち

「今までは毎日数回授乳をしなければならず、とても大変だと思っていたのですが、卒乳したあとは私のほうが少しさみしくなってしまいました」(1歳児のママ)

「夜中に授乳で起きることがなくなったので、しっかり睡眠をとることができるようになりました。朝まで一度も起きなかったということに感動しました」(1歳児のママ)

卒乳してさみしいと感じるママもいれば、夜にたくさん寝られるようになったと感じるママもいるようです。卒乳によって子どももママも、生活や気持ちの面で大きく変わることもあるのかもしれません。

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卒乳の進め方のポイント

卒乳するときママたちはどのような方法で行っているのでしょうか。進め方のポイントなどを聞いてみました。


卒乳する日を決める

カレンダー
iStock.com/MicroStockHub

「卒乳する日を決めたらカレンダーに印をつけて、子どもにもきちんと話すようにしました。どんなに大変でもその日に絶対卒乳するんだと強く決心して臨みました」(1歳児のママ)

「離乳食が進んでおっぱいを飲まないときもあったので、卒乳する日を決めてからはその日に向けて授乳回数を徐々に減らしていくようにしました。昼間の授乳がなくなったあと、夜の断乳をしました」(1歳児のママ)

まず卒乳する日をしっかりと決めたというママがいました。卒乳の日以降は飲ませられないので、その日までは子どもが欲しがるだけたっぷりあげるようにしたというママの声もありました。


ママの体調のよい日を選ぶ

「私が風邪をひき薬を飲まなければならなくなったので、このタイミングで卒乳しようと決心しましたが、具合が悪いのに抱っこを続けるのがつらくて断念しました。体調が戻ってからもう一度卒乳にチャレンジしました」(1歳児のママ)

卒乳をする日はママにとっても大変な日となるかもしれません。卒乳はママの体調のよい日を選んで始めることも大切になりそうです。


赤ちゃんの気を紛らわす工夫をする

「夜中におっぱいを求めて泣いてしまうので、白湯を飲ませるようにしました。その後は抱っこしたり、背中をトントンしたりして寝かしつけました」(1歳児のママ)

「日中は授乳を思い出さないように外出したり外遊びをしたりして工夫しました。お出かけして疲れたのか、夜もあまり泣かず寝てくれました」(1歳児のママ)

赤ちゃんがおっぱいを思い出さないように、気を紛らわせるように工夫したというママがいました。新しいおもちゃを用意するなどしたというママの声もありました。


パパと協力する

「夜は授乳して寝かしつけていたので、卒乳してから1週間くらいは夜の寝かしつけはパパにお願いするようにしました。パパだとおっぱいを飲めないのがわかるようですんなり寝てくれました」(1歳児のママ)

「いっしょにお風呂に入るとおっぱいが見えてしまうので、しばらくはパパとお風呂に入ってもらうようにしました」(1歳児のママ)

寝かしつけやお風呂など、パパと協力しながら乗り越えるとよいかもしれません。パパの帰宅が早い時期や休みの日にあわせて卒乳のタイミングを決めたというママの声もありました。

卒乳はママと子どものタイミングで

離乳食を食べる親子
© aijiro - Fotolia

卒乳のタイミングやきっかけ、平均時期などは、家庭によってさまざまでした。離乳食が進んでいる場合や1歳など年齢の目安、ママの仕事などをきっかけに卒乳することもあるようです。母乳のみの場合とミルクとの混合の場合とでは、卒乳の仕方に少し違いがあるかもしれませんね。子どもの授乳のときの様子などを見ながら、卒乳のタイミングや進め方、方法を見つけられるとよいですね。

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