結婚生活で気になるお金の管理、どうしてる?

結婚生活で気になるお金の管理、どうしてる?

結婚をしている夫婦にとって、今後の家計管理をどうしていくかはとても重要なことだと思います。独身時代とは違い夫や妻、子どもなど、家族で生活していくことから、お金を自分の好きなように使うことが難しくなるかもしれません。長い結婚生活、夫婦ともに無理のない家計管理方法を考えてみました。

家庭で違う家計管理

専業主婦(夫)家庭や共働き家庭など各家庭の状況によって、家計管理方法はさまざまです。今後、妊娠・出産や子育て資金のために貯蓄が必要になってくることを考えて、無理のない最適な家計管理方法を覚えておくとよいかもしれません。

妻がお金を管理するパターン

妻が管理する場合のやり方と、その際のメリットを考えてみました。


夫にお小遣いを渡す

夫婦それぞれの収入を一括で妻が管理し、家計を運営するため、夫はお小遣い制にしている夫婦もいるようです。お小遣いは決まった金額を渡すやり方や、必要なときの申告制にして、理由により判断して渡すなど、やり方はさまざまです。お小遣いでやりくりする範囲も各家庭それぞれで設定しているようですね。


妻が管理するメリット

メリットとして考えられるのがは、仕事で平日の日中に時間が取りづらい夫と比べて、専業主婦やパートタイム勤務をされている方は、銀行などの手続きがしやすいので妻が管理することもあるのではないでしょうか。

また、お互いの家計負担の割合を細分化せず一元管理できるので、管理の手間が省けるかもしれません。

普段の買い物を担当することが多ければ、妻が家計の収支を把握していた方が、必要なものがわかるので余計に多く買ってしまうことも少なくなるでしょう。

夫がお金を管理するパターン

お金の管理
NOBUHIRO ASADA/Shutterstock.com

夫が管理するやり方と、その際のメリットを考えてみました。


妻に生活費を渡す

夫が夫婦それぞれの収入を一括で管理し、生活費として妻にお金を渡す夫婦もいるようです。

その際の生活費の金額は、妻がその月の予定を踏まえて必要な金額をいう変動価格制の場合と、夫が毎月決まった額の生活費を渡す定額制の場合などがあります。


夫が管理するメリット

メリットとしては、生活費が一定額で収まりやすいことが挙げられます。渡されたお金のなかでやりくりをすることになるので、妻が家計管理をあまり得意としない場合は家計が赤字になりにくい方法と言えるかもしれません。

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共同で家計の管理をするパターン

夫婦話合い
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夫婦でいっしょに家計を管理する方法はいくつかありますが、今回は2つに分けて考えてみます。


月初めに一定の家計費をそれぞれ入金する

夫婦が同じ金額か、収入の割合や家事負担の割合などに合わせて、それぞれ一定の金額を家計費として共同の通帳などに入金し、共同で家計を管理する方法です。


共同管理のメリット

メリットとしては、家計費を二人で平等に出して夫婦二人とも家計の支出を把握することができるので、不公平感が少ないでしょう。家計費とは別に貯蓄用の通帳に毎月夫婦で入金すれば、貯蓄も増やしていくことができるかもしれません。


固定費と流動費に分けて負担する

例えば、家賃・光熱費・駐車場代などの固定費を夫が負担し、食費や交際費などの流動費を妻が負担するなどのように、項目別で担当を分けるという方法もあります。


分けて管理するメリット

メリットとしては、お金を相手に渡したり入金したりの手間がないことです。夫婦それぞれが自分の担当品目の支払いをすればよいだけなので、面倒な手続きは少ないでしょう。必要な経費を支払えば、残りの給料はお互いの自由に使えますね。

【体験談】夫婦のお金の管理方法

先輩夫婦が実践している家計管理の体験談をご紹介します。

「結婚して子どもを産むまでは、夫が固定費、私が流動費を担当していました。出産後、育児休業中は私が一括管理しましたが、夫が小遣い制を嫌がりました。仕事復帰後の今は共同財布でやりくりしています。家事分担も考えて金額割合を決めているので、夫が家事に協力的になってくれています。」(30代フルタイム共働き1児のママ)

「結婚後からずっと、妻の私が一括管理しています。出産にかかるお金も家計費から出しました。教育費や住宅購入のために貯蓄を増やしたくて、夫の小遣いを最低限にしていたら夫の不満が爆発!大喧嘩になってしまいました。その後の話し合いの結果、どうしても参加が必要な飲み会や、買う必要がある物を購入した場合などは、経費として家計費から支払うことに。現在夫は、趣味のテニスやカメラも楽しめているようです。」(30代パート勤務2児のママ)

「結婚後ずっと銀行員の夫が家計を管理しています。子どもが産まれてからは生活費を増額してもらいました。妻の私は生活費のやりくりだけですむので楽ですが、家計が厳しい月は好きなものも買いづらいので不満でした。最低限の美容費や被服費とは別に、自由に使えるお金をお小遣いとしてもらえるようになってからは気持ちに余裕が生まれました」(20代専業主婦1児のママ)

家計管理のルールをいったん決めたあとでも、生活の変化やそれぞれの意見を取り入れて、都度見直すことも大事なようですね。

自分たちに合った家計管理方法を見つけましょう!

くまさん夫婦
918/Shutterstock.com

家計のお金の管理方法は、各家庭それぞれ違います。これからの長い結婚生活で二人がどちらも気持ちよくすごせるように、事前にしっかり話し合って、二人に合った家計管理の方法を見つけていけるとよいですね。

2017.12.03

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