子どもへの貯金、気になる貯金額はいくら?赤ちゃんから始めた体験談など

子どもへの貯金、気になる貯金額はいくら?赤ちゃんから始めた体験談など

子どもを育てるには、学費や習い事の費用など、さまざまなお金が必要ですよね。子どものために貯金したいと考えていても、どのように貯めるのがよいのか、何を元手にしていくら貯めるべきか、悩むママも多いかもしれません。赤ちゃんの頃から貯蓄したお金を将来どのようなことに活用していくかも含めて、ママたちの体験談をご紹介しましょう。

子どもへの貯金を始めた時期

子どものための貯金を始めた時期は、ママによってさまざま。タイミングに早い遅いはないため、できるところから始めるのがポイントです。


赤ちゃんから始めた

「生まれて1カ月の頃に郵便局に娘の口座を設け、貯蓄を開始。はじめは娘の誕生日である530円(5月30日生まれ)、生まれたときの体重である3250円(3250g)など、入金する額に遊び心も取り入れていたため、通帳自体も思い出深いものになりました。その後も大金ではなく5000円など入れられる額をこまめに入金しており、無理なく続けられています」
(27歳、1歳児のママ)


幼稚園や小学校などの節目をきっかけに始めた

「息子が幼稚園に入園するにあたり、これからお金がかかることを目の当たりにしたため、貯金を開始しました。毎月8000円ずつ貯めて、そのお金は決して使わないようにしています」
(30歳、5歳児のママ)

子どもへの貯金の元手

貯金箱にお金を入れる赤ちゃん
DONOT6_STUDIO/Shutterstock.com

子どものための貯金をしたくても、その元手をどうすべきかということを、家計を把握して考える必要があります。元手として何を利用するのか、ママによって異なるようです。


お祝いごとでいただいたお金をそのまま貯金

「毎月のお給料からは貯金額を捻出することが難しいため、娘のためにいただいたお祝い金には手を付けないようにし、しっかりと貯蓄することにしています。私自身も幼い頃に親にそうしてもらって、今でも使わずに万が一のために貯金してあるので、貯まったら娘にプレゼントしたいです」
(29歳、4歳児のママ)


子ども手当を貯金

「毎月1万円が支払われる子ども手当は、なかなか捻出するのが簡単な額ではないため、赤ちゃんの頃から入金されたら手を付けずにすぐ子どもの口座へ移すことにしています。決まった額が入金されており、年額がはっきりとわかるため、どれくらい貯められるかもわかりやすくて便利です」
(31歳、3歳児のママ)


家計から積み立て貯金

「家計にゆとりはほぼありませんが、少しでも余った金額は息子の口座で積み立てています。毎月残った金額は子どものための貯金になるという流れが明確になって、日々の買い物でもだいぶ節約できるようになりました」
(28歳、2歳児のママ)

こちらの記事も読まれています

子どものための貯蓄、目標金額はいくら?

子どもたちのために貯金
Artem Postoev/Shutterstock.com

貯金をする方法は、ひとつではありません。目標金額によってさまざまなやり方があるため、ママたちの方法を参考にしてみてもよいでしょう。


毎月決まった額を積み立てて貯金する

「わが家では、子どもが赤ちゃんの頃、だいたい6カ月になってから1万円を毎月貯金し始めて、それからずっと積み立てています。10年間で120万円は貯められるため、それ以降の習い事などで活用するつもりです」
(29歳、3歳児のママ)


臨時収入を考えて

「祖母・祖父・親戚から子どもへのお祝いやお小遣いは、ひとつひとつは少なくても貯めれば有意義な金額になります。出産祝、初節句、七五三、誕生祝などでは平均2万円、お小遣いでは平均5000円などを入金してきていて、10歳までに50万円を目指して貯蓄中です」
(32歳、4歳児のママ)

貯蓄の使い道の予定

貯めたお金をどのような目的で使用するのか、各家庭によって異なっています。なかにはサプライズのような形で、子どもへ貯金をプレゼントする家庭もあるようです。


学費に使う

「貯蓄金は、将来必要になる子どもの大学の学費にあてるつもりです。私立か公立かで金額が大きく変わってはきますが、できるだけ子どもの望む進路が叶うように、貯蓄額を増やしていく予定。学資保険に加入していない分、貯金に集中して頑張っています」(33歳、1児のママ)


将来、子どもが結婚するときに渡す

「地道に子ども口座に貯めたお金は、本人が大切な人と結婚するときまで保管しておき、本当にそのときがきたらプレゼントするつもりです。そうすることで、息子も自分の子どもに対して貯蓄することの大切さを伝えるきっかけになるのではないか、と考えています」
(27歳、0歳児のママ)


本人が大きなお金が必要になったときに渡す

「就職活動でまとまった費用が必要なときや、車の免許を取得して実際にマイカーに乗るようになったときなどに、この子どものための貯蓄金をあてればよいのではないかと考えています。大きくなれば子どもが自分でバイトをして貯める方法もありますが、学業にも専念してほしいので、少しでも足しになるように貯蓄中です」(30歳、2歳児のママ)

赤ちゃんのころから少しずつ子ども貯金を

女の子のかわいい表情
MIA Studio/Shutterstock.com

どんなときに大きなお金が必要になるか各家庭で異なりますが、万が一の状況に備えるためにも、日頃から地道に貯金することが子どもの将来にきっと役立つのではないでしょうか。赤ちゃんのころから目標を定めて、無理なく貯蓄できたらよいですね。

2017.12.04

レクチャーカテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
てぃ先生が見守る!卒園生たちの”チャレンジダンスプロジェクト”

入園当初にコロナ禍となりリアルイベントが少なかった園児たちが、卒園を迎えるシーズンとなりました。園児たちのかけがえのない思い出を作りたいという想いから、”チャレンジダンスプロジェクト”が始動。子どもたちが「卒園ダンス」に取り組む様子から、てぃ先生に子どもの成長を促進するコミュニケーションを教えていただきます。コナミスポーツクラブの全面協力のもと、ダンス未経験の園児たちが一生懸命取り組み、イベント当日を目指す様子を密着取材しました。