七五三の千歳飴や飴袋の意味、どこで用意するのかなど気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、千歳飴の由来や名前の意味、どこで千歳飴を用意したのか、食べ方の工夫と千歳飴や飴入れの作り方をママたちの体験談を交えてご紹介します。
七五三では千歳飴を持って記念撮影することもあるのではないでしょうか。その千歳飴や飴入袋にはどのような由来や意味があるのか調べてみました。
千歳飴の由来には諸説あるようですが、江戸時代に浅草で七兵衛という飴売りが「千歳飴」や「寿命糖」という名前で飴を売り出したのが千歳飴の始まりとされているようです。他にも、大阪の「平野屋」という飴屋が元禄の頃に江戸に出て来て、浅草寺境内で「長い千歳飴を食べれば千年の長寿になる」と、千歳飴を売り出したのが始まりという説もあるといわれています。
千歳飴の「千歳」には、「千年もの長い年月」という意味があるといわれています。おめでたい紅白に染められた、粘り強く細長い形の千歳飴には「子どもが無事に育ち、長生きしてほしい」という親の願いが込められているのかもしれませんね。
飴入れに使う飴袋の絵柄にも意味があるようです。寿という文字には「お祝い」「おめでたい」という意味があり、鶴と亀の絵には、長寿の願いが込められているとされているそうです。松竹梅の絵には、松竹は厳しい冬でも緑を失わず、梅は冬の寒さに耐えて花を咲かせることから「健康」や「力強さ」という意味があるとされています。
千歳飴を用意するとき、どこで買えるのかなど気になるママもいるのではないでしょうか。ママたちに、七五三の千歳飴をどこで用意したのか聞いてみました。
「七五三のご祈祷をした後に、神社で千歳飴をもらいました。初穂料を収めた授与品の一つに千歳飴が入っていました」(30代ママ)
「神社で千歳飴が売られていたので、家族みんなで参拝をした後に購入しました。事前に用意していかなかったので当日でも買えてよかったです」(20代ママ)
神社で七五三のご祈祷をすると千歳飴がもらえることもあるようです。七五三を迎えた子どもだけでなく、兄弟の分も用意したいときに神社で買ったというママの声もありました。
「スーパーには何種類かの千歳飴が販売されていたので、子どもの好きな絵柄のものを買いました」(30代ママ)
「七五三のお参りへ行く前日に千歳飴をスーパーで購入しました。神社に行く前に千歳飴を子どもに持たせて、家の前で家族写真を撮りました」(30代ママ)
七五三の時期には、スーパーでも千歳飴が購入できるようです。お参りに行く前に千歳飴を用意したいときに便利かもしれませんね。スーパーでは、比較的手頃に千歳飴を購入できたというママの声もありました。
「お菓子屋さんに、専門の職人さんが作った色鮮やかな千歳飴がありました。お菓子屋さんの飴袋の柄も子どもは気に入ったようです」(20代ママ)
「小さな千歳飴をバラ売りしているお菓子屋さんがあったので、子ども用と内祝い用に何本か購入しました」(30代ママ)
お菓子屋さんでは、伝統的な作り方で作った千歳飴や、お店オリジナルの千歳飴が販売されていることもあるようです。バラ売りしているお店もあるようで、好きな色や数を選んで買うのもよいかもしれませんね。
細長い千歳飴を子どもが一度に食べるのは難しいかもしれません。ママたちはどのようにして千歳飴を食べていたのでしょうか。
「千歳飴を小さく切るときに、包丁だと飴が滑って切りにくかったのでキッチンバサミを使いました。あまり力を入れずに切れたので簡単でした」(20代ママ)
「千歳飴を、包み紙の上から包丁の背で叩いて割りました。破片が周りに飛び散ることがなく、簡単に細かくできました」(30代ママ)
千歳飴を子どもに食べさせるときは、小さく切り分けていたママもいるようです。小さくした飴を子どもがそのまま口に入れることも考えて、飴の切り口が尖らないようにしたというママの声もありました。
「千歳飴が余ってしまったときは、細かくしてから溶かし、砂糖のかわりとして料理に使いました。煮物や照り焼きなどがおいしくできました」(30代ママ)
「千歳飴を溶かしてアレンジし、プリンを作りました。ほどよい甘さでおいしかったです」(20代ママ)
千歳飴をそのまま食べることに飽きてしまったときや余ってしまったときは、千歳飴を料理に使うなど、アレンジした食べ方をするのもよいかもしれませんね。
千歳飴や飴袋を子どもといっしょに手作りしたいと考えるママもいるかもしれません。実際に、千歳飴や飴袋を作ったことのあるママに作り方を聞いてみました。
「加熱した水飴に練乳、スキムミルク、食紅を混ぜます。手で触れるくらいまで冷ましたらこねながら細長く成形します。冷蔵庫で冷やし固めたら完成です。飴を細長くする作業は娘も楽しんでいました」(30代ママ)
千歳飴を、子どもといっしょに作ったママもいるようです。熱した水飴が熱いこともあるので、やけどなどに気をつけながら作りましょう。形や味をアレンジして、オリジナルの飴を作ってみても面白いかもしれません。
「七五三の飴袋を、折り染めをして子どもと手作りしました。何色かの絵の具を溶かした色水を用意し、折りたたんだ習字紙の角を少しずつ浸します。開くと模様が浮かび上がり、子どもも喜んでいました。乾いてから、画用紙で作った飴入れの袋に貼りつけました」(20代ママ)
色水に溶かす絵の具の量を調整することで、染まる色の濃さも変えることができるかもしれません。この他にも、折り紙で作った亀を飴入れの袋に貼りつけたというママの声もありました。
七五三の千歳飴という名前や飴袋の絵柄には、子どもへの長寿の願いを込めた意味があるようです。千歳飴をどこで用意すればよいのか気になるときは、ご祈祷に行く神社でもらえるのか確認してみるのもよいかもしれません。千歳飴を食べるときは、小さく切りわけるなど食べ方を工夫したママもいるようです。
子どもといっしょにできる千歳飴や飴入れの袋の作り方を参考に、準備も楽しみながら七五三をお祝いできるとよいですね。
2018年07月07日
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