子どもが気管支喘息と診断されたり、気管支喘息の発作で苦しんでいるとママやパパはとても心配ですよね。子どもの気管支喘息や発作の原因と症状をご紹介します。気管支喘息の予防法や気管支喘息を引き起こす原因となる食品、気管支喘息や発作の予防に効果のある食べ物についても解説します。
梅雨や台風の多い秋、気温差がある季節の変わり目に気管支喘息になる場合が多いです。気管支喘息の原因や発作のきっかけを詳しく見ていきましょう。
気管支喘息は、ほこりやダニなどのハウスダストや花粉、動物の毛などが原因で起こることがあります。
ほかにも、そばや卵、小麦、エビ、落花生などの食べ物が気管支喘息の症状を引き起こすアレルゲンになることがあります。
気管支喘息の症状が悪化して、発作が起こることがあります。発作が起こると呼吸困難に陥ることがあるため注意が必要です。
気管支喘息の発作はどのようなことが原因で起こるのでしょうか。気管支喘息の発作は、気圧や温度、湿度など天候の変化があるときに起きやすくなります。激しい運動や疲労感、たばこや花火などの煙も発作を誘発する原因になる場合があります。
2~3歳くらいの年齢の低い子どもは、風邪などの感染症が悪化して気管支喘息の発作を引き起こすケースも多いです。
ほかにも、冷たい食べ物や飲み物が気道を刺激して喘息の誘因になる場合があります。
気管支喘息と気管支喘息発作の予防のポイントをご紹介します。
子どもは風邪にかかり、そのまま気管支喘息を引き起こすことが多いです。これは、風邪などの感染症にかかると、気道の炎症が強まるため気管支喘息の症状が悪化するからです。
外出先から帰宅したときや食事の前は必ず手洗い、うがいをし、人ごみに出るときは、マスクを着用するなど風邪予防の対策することが大切です。
運動が気管支喘息の発作の原因となる運動誘発性喘息の子は運動を避けてしまうかもしれませんが、適度な運動は心肺機能が高まり、体力がつくのでおすすめです。
長い時間動くマラソンや激しく動くスポーツより、自分のタイミングで休憩がとれるウォーキングや水泳などのスポーツがよいとされています。冷たい空気を吸い込むと発作が出やすくなるため、朝方や気温の低い日はマスクなどで冷たい空気を直接吸い込まないようにしましょう。
運動で気管支喘息の発作が起こらないか心配な場合は、どの程度の運動ならしてもよいかを事前に医師に相談しましょう。
食物アレルギーがある場合は、アレルギーとなる食べ物を束べる事によって、気管支喘息の発作を引き起こす場合があります。アレルギーとなる食べ物は人それぞれですが、子どもは卵や牛乳、小麦粉、大豆、そば、エビなどの甲殻類や貝類、落花生などがアレルギーの原因となることが多いようです。
加工されていれば大丈夫な子どももいれば、原材料に使われている少量でもアレルギー反応を起こす子など食べ物のアレルギー反応には個人差があります。
寝不足や偏った食事は気管支喘息を起こしやすくなります。気管支喘息の症状がでないようにするためにも、栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠をとれるように生活習慣を整えることが大事です。
気管支喘息の人は、ビタミンCが不足し、気道の粘膜が敏感になって症状が起こると言われているので、ビタミンCを補うことが大切です。大根やじゃがいも、れんこんはビタミンCが多く含まれているのでおすすめです。
魚やごま、納豆、玄米等カルシウムの多い食べ物も免疫力を高めるので気管支喘息の予防に適しているといわれています。
ニンジン、かぼちゃやブロッコリーなどの緑黄色野菜には、ビタミンAが多く含まれています。ビタミンAは粘膜を丈夫にしたり守ったりする働きをします。
また加工食品や糖分、塩分のの摂り過ぎを避け、質の高い食事を心がけましょう。
子どもが気管支喘息と診断され、咳が続くと心配になりますよね。気管支喘息の発作が起きないようにできることはないかと頭を悩ませるママやパパもいるでしょう。
気管支喘息が起こる原因は、気候の変化や食べ物、風邪などの感染症など子どもによってそれぞれですが、食品アレルギーの原因となる食べ物が発作を引き起こすこともあるようです。
アレルギーの原因となる物質を知り、発作が起こらないようにこまめな掃除や規則正しい生活、食品によるアレルゲンのコントロールを心がけることが大事です。また加工食品や糖分塩分の取りすぎないよう意識できるとよいですね。
一方、ビタミンCや、カルシウム、ビタミンAが多く含まれている食品は免疫や粘膜を強くするので、積極的に取り入れましょう。
また、適度な運動を取り入れて心肺機能を高めることや、手洗い、うがいなどの感染症対策などを普段の生活で行うことが気管支喘息の予防につながるでしょう。
眞々田容子(クローバーこどもクリニック)
台東区蔵前の小児科クローバーこどもクリニック院長。信州大学医学部卒業。日本小児科学会専門医、日本アレルギー学会専門医。ホリスティック医学協会会員。
症状だけを診ていくのではなく、患者さんの心身全体の状態をみていく”心と身体をつなげる”医療をしています。
お母さんの子育ての不安が少なくなるよう、診療内でお話しをしっかり聴いていきます。
※記事内で使用している参照内容は、2018年10月22日時点で作成した記事になります。
2018年10月24日
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