子どもとアートなお出かけを。初めての子も楽しめる美術館8選

子どもとアートなお出かけを。初めての子も楽しめる美術館8選

子どもには早くからアートに触れさせたいけれど、美術館には何歳から行けるのか分からない。美術館に行っても、子どもが飽きてしまわないか心配。そんな悩みを持つママ・パパも少なくないでしょう。今回は、好奇心旺盛な子どもの心をつかむような作品や、その場にいるだけで楽しめるような、おすすめの美術館を紹介します。

子ども心をグッとつかむ作品がある美術館

子どもが親しみのある絵本に出てくる作品や、子どもが大好きなおもちゃの展示があったり。子どもがアートに触れるはじめの一歩として、親しみやすくおすすめの美術館を紹介します。子ども歓迎とうたっているので、小さい子どもと一緒でも気兼ねなく行くことができます。

ちひろ美術館・東京

展示室 撮影:大槻志穂
展示室 撮影:大槻志穂

いわさきちひろと世界の絵本画家の美術館です。子どもたちが人生で初めて訪れる美術館「ファーストミュージアム」として親しんでいただけるよう、親子で楽しめる展覧会やイベントを随時開催し、赤ちゃんや小さいお子さんといっしょに安心して過ごせる館内設備を整えています。

作品は背の低い子どもの目線に合わせて展示されています。国内外の絵本約3,000冊をそろえた「図書室」や、木などのおもちゃで遊ぶことのできる「こどものへや」など、子どもも飽きずに楽しめるような多くの工夫があります。

問い合わせ先/ちひろ美術館・東京
tel.:03-3995-0772
https://chihiro.jp/tokyo/

安曇野ちひろ美術館

2021 年9 月11 日(土)~ 11 月30 日(火)開催 ピエゾグラフによる わたしの好きなちひろ展 没後1年田畑精一『おしいれのぼうけん』展、ちひろ美術館コレクション エリック・カールさんをしのんで、ちひろ美術館コレクション 絵本で世界を旅しよう!も同時開催
2021 年9 月11 日(土)~ 11 月30 日(火)開催 ピエゾグラフによる わたしの好きなちひろ展、 没後1年田畑精一『おしいれのぼうけん』展、ちひろ美術館コレクション エリック・カールさんをしのんで、ちひろ美術館コレクション 絵本で世界を旅しよう!も同時開催

安曇野ちひろ美術館は、1997年、ちひろ美術館・東京の開館20周年を記念して開館しました。子ども連れでのお出かけにも安心な設備が整い、11月19日にはいい育児の日にちなみ、ファーストミュージアムデーの開催も予定しています。

美術館の周囲には安曇野ちひろ公園が広がり、北アルプスの山々を望みながら豊かな自然を感じることができます。広大な花壇や、小川や池もあり、赤ちゃんから大人までがのびのびと楽しむことができるスポットです。

問い合わせ先/安曇野ちひろ美術館
tel.:0261-62-0772
https://chihiro.jp/azumino/

東京おもちゃ美術館

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東京おもちゃ美術館は、赤ちゃんにも安心な木育おもちゃから、小学生に人気の手作りおもちゃ体験、大人も楽しめる世界のボードゲームまで幅広い年代の方が楽しめる、体験型ミュージアムです。実際におもちゃで遊べるエリアから珍しいおもちゃを見て楽しむエリアもあり、多世代で楽しめるお出かけスポットです。

90年近く前に建てられた小学校の廃校を活用しているので、施設内に残る学校の面影を探して歩いてみるのも楽しいです。「赤ちゃん木育ひろば」には、部屋全面に多摩産材のスギが使われていて、木の美しさや暖かさを感じることができます。

問い合わせ先/東京おもちゃ美術館 
tel.03-5367-9601
https://art-play.or.jp/ttm/


NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]

「オープン・スペース」展の展示作品、岩井俊雄氏『マシュマロモニター』。マシュマロのような形のオブジェについたモニターに自分の姿が映し出され、リアルタイムに伸びたり縮んだりする、子どもにも大人気の作品。
「オープン・スペース」展の展示作品、岩井俊雄氏『マシュマロモニター』。マシュマロのような形のオブジェについたモニターに自分の姿が映し出され、リアルタイムに伸びたり縮んだりする、子どもにも大人気の作品。

「コミュニケーション」をテーマに、科学技術と芸術文化の対話を促進し、アーティストやサイエンティストを世界的に結び付けるネットワークや情報交流の拠点を目指した施設です。

2021年10月30日(土)~2022年2月27日(日)まで開催の「オープン・スペース 2021 ニュー・フラットランド」は未就学児の好奇心を刺激するような、体験型の作品も展示されています。館内にはおむつ交換や授乳が可能なベビーコーナーもあり、乳幼児とご一緒の方は男性も女性もご利用いただけます。入場無料(事前予約制・当日入場は事前予約者優先)

問い合わせ先/NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
tel.0120-144199(フリーダイヤル)
https://www.ntticc.or.jp/ja/
*ベビーコーナーはメンテナンス工事が入る可能性があります。詳細は館に直接お問合せください。

そこにいるだけでワクワク。空間がそのままアートな美術館

一般的な美術館では、もしかすると子どもがすぐに飽きてしまい、大人がゆっくり見て回ることは難しいかもしれません。ここで紹介するのは、空間そのものが子どもの好奇心を刺激するような作りになっていて、子どもがアートに興味をもつきっかけになりそうな美術館です。

ポーラ美術館

自然光をたっぷりと取り入れた吹き抜け構造が開放感溢れるエントランス
自然光をたっぷりと取り入れた吹き抜け構造が開放感溢れるエントランス

箱根の豊かな自然の中で幅広い作品群を鑑賞できる、森に囲まれた美術館です。敷地内の「森の散歩道」では、国立公園ならではの希少な植物や野鳥のさえずりとさまざまな彫刻作品が共存し、歩いているだけで自然やアートを身近に感じられます。

館内のレストランでは企画展ごとに作品をモチーフにしたランチやデザート等を提供し、味覚からアートを楽しむことができます。ドキドキ・ワクワクしながら入場できるようにチケットカウンターまでの道のりにも遊び心のある装置「Spectra-Pass」を導入していたり、子どもが飽きない仕掛けが満載です。小さな頃からアートに触れ、その楽しさを知ってほしいという思いから、中学生以下は無料で入場できます。

問い合わせ先/ポーラ美術館
tel.0460-84-2111
http://www.polamuseum.or.jp


彫刻の森美術館

ガブリエル・ロアール「幸せをよぶシンフォニー彫刻」
ガブリエル・ロアール「幸せをよぶシンフォニー彫刻」

箱根の大自然に囲まれた解放的な美術館で、屋外の展示が多いのが子ども連れに嬉しいポイントです。展示作品を楽しみつつも、子どもは広大な自然の中で気兼ねなく体を動かすことができるので、親子でのお出かけに最適です。

体験型アート作品では、子どもたちが作品の中で遊びながら色彩や光の生み出す美しさや造形の面白さを発見することを目的としています。「ネットの森」や「幸せを呼びシンフォニー彫刻」は子どもに大人気の作品です。毎週土曜日は、保護者1名につき小中学生5名までが入館料無料になります。

問い合わせ先/彫刻の森美術館 
tel.0460-82-1161 
https://www.hakone-oam.or.jp/


練馬区立美術館

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西武池袋線の中村橋駅から徒歩3分と都心からのアクセスもよく、気軽に美術館デビューが楽しめます。館内では、子どもと一緒でも気兼ねなく鑑賞できるようにベビーカーの貸し出しや、「子どもと楽しむ美術鑑賞ガイド」等リーフレットの配布も行っています。

また、美術館の隣地には「練馬区立美術の森緑地」があり、天然芝を敷きつめた園内には20種類32体の動物の彫刻があります。それぞれの彫刻は「さわってもいい」のが嬉しいポイントです。

問い合わせ先/練馬区立美術館
tel.03-3577-1821
https://www.neribun.or.jp/hall/museum.html


DIC川村記念美術館

撮影:渡邉修
撮影:渡邉修

20世紀美術を中心とした多彩なコレクションをもち、四季折々の変化が楽しめる自然環境と作品にふさわしい空間づくりを目指した建築が美しい美術館です。美術作品と自然、建築の3つが調和する独自の空間では、大人も子どもも新しい発見や驚きを得ることができるでしょう。

四季の変化が楽しめる広大な庭園には6つの野外彫刻があり、自然を背景に作品のダイナミックな魅力を味わうことができます。庭園には飲食可能なエリアもあり、お弁当を食べたりピクニックをするのも気持ちよく、子どもも喜ぶことでしょう。

問い合わせ先/DIC川村記念美術館
tel.050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://kawamura-museum.dic.co.jp/


子どもといっしょに美術館にお出かけする際には、アート鑑賞にはマナーがあることを事前に話しておきましょう。静かに作品を鑑賞したい人もいるので走ったり騒いだりしないこと、基本的には作品には触らないこと。小さいうちから公共の場でのルールを正しく教えることが、アート教育の一環にもなるでしょう。


<執筆>KIDSNA編集部

2021年10月28日

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