子どものしつけに関しての方法やどこまで教えたらよいかなどについて、わからないと思ったことがあるママパパもいるかもしれません。正解がなく、難しく感じたりうまくいかなかったりするしつけの解決の糸口に少しでもなれるよう、体験談を交えながらしつけのやり方について考えてみました。
子どものしつけがわからないと悩むママは、どんなことに悩んでいるのか聞いてみました。
「あいさつのしつけで、見知らぬ人含めすれ違った人全員にあいさつをしようとしていて、その微妙な感じをどう伝えたらよいかわからないと思ったことがあります」
「自分が小さいときに一人で電車に乗ることを教わったように、社会勉強のため電車に乗せる練習をしようとしましたが、年齢的にまだ早いしつけ方法なのかなと思うことがありました」
何を、どこまで、どうやって教えたらよいかに悩むママが多いようです。
子どもをしつけるときに、確認しておきたい2点について考えてみました。
しつけの場面において怒ると叱るは距離が近く、そこで混同して悩むママもいるようです。
「子どもが食事中にふざけていてお皿を割ってしまい、思わず力が入って子どもを叱っているとき、パパにそんなに怒らなくてもいいんじゃない?と言われて自分が感情的に怒っていることに気が付きました。
お皿が割れたことではなく、食事中にふざけていたことを注意したかったのですが、子どもは怒られたことで泣いてしまい、理解ができていない様子でした」
感情に任せて怒ってしまうと、何が悪かったのかが理解できない場合もあるようです。
愛情と甘やかしの区別についても悩むママは多いようです。
「つい息子に甘えられると、今日は特別に、と甘やかしてしまっている気がします。愛情と甘やかしは別だと頭では分かっているのですが、実際にそのときになってみるとつい甘やかしてしまう場面が多いような気がしています」
甘やかしはいけないと分かってはいても、その場になるとできない場合もあるようです。
しつけがわからないと感じながらも「こうしてよかった!」「これはやらなくてよかった?」「これはやるべきだった」とママが思ったしつけの方法を集めてみました。
「食事のときに、『いただきます』と『ごちそうさま』を言うときは必ず手を合わせることは教えていてしっかり身についたのでやってよかったなと思いました」
「子どもを一人で電車に乗せることで、困ったらどうしたらいいか、その状況を自分でどうやって人に説明したかいいかを教えると、少しづつですがわかってきたように思います」
子どもにできてほしいことを時間をかけてじっくり教えること、子どもにしっかり寄り添いながらしつけをしたことで身につくようになったのかもしれませんね。
「『鼻水が出たら洋服の袖口で拭かないで』と強く言っていたら鼻水をすするようになったので、ティッシュで拭いて、などの解決方法も教えればよかった、と思いました」
「『お年寄りや赤ちゃんに席を譲って』というのを教えたら、電車やバスであまり座らなくなりました。ただ、混みあったバスで一度運転手さんに『早く座ってください』と怒られてしまったことがあり、譲るために席を空けておいたのに腑に落ちない顔をしていたのでケースバイケースで親が教えてあげることが必要だなと思いました」
そのときの状況によってどうするべきか、親としても判断が難しいところがあるようですが、そういったところも踏まえて子どもがこういうこともあるんだと学ぶ機会になればよいですね。
しつけの方法について悩むママパパに、参考にしたいしつけの方法をピックアップしてみました。
「~しちゃだめ」「~しないで」などの否定の言葉を使うと、子どもはその状況を頭の中でイメージするのが難しく、行動に移しにくくなるようです。例えば、「走っちゃダメ」と言うよりも「ゆっくり歩こうね」、「落とさないでね」よりも「しっかり持ってね」と言うことでより伝わった、というママの声がありました。
また「鬼さんが見てるよ」などの怖がらせるような方法は怯えて支度が早くなったりすることもあるものの、かわいそうなのでやめたというママの声もありました。
子どものしつけというとやってはいけないことを叱るイメージが強いかもしれませんが、できたことを褒めることも大切なようです。食事中立ってしまったり、なかなか完食できない子どもに「座って食べてえらいね」とできていることを褒めると、時間はかかるもののちゃんと完食できるたというママの声もありました。
できないことではなく、できていることに目を向けることも大切なのかもしれませんね。
子どもに何かしてほしいとき、例えば公園から帰るときに「帰ろう」と言うと「もっと遊びたい!」などとだだをこねることもあるでしょう。そういったときに「もう少し遊びたいよね、でも」と一度少しでも共感をはさんであげることで、聞き分けがよくなったというママの声がありました。
自分の意見を頭ごなしに否定されると大人でもあまり気分は良くありませんよね。まずは子どもの話を聞くことで子どもも意見が受け入れやすくなるかもしれません。
どこまでしつけをするか、どの方法がよいのかは判断が難しくてわからないと思ってしまうかもしれませんが、どの子どものしつけ方が正解かという答えはないかもしれません。
試行錯誤をしながら、子どものペースでゆっくりじっくりしつけのやり方を探してみてはいかがでしょうか。
2018年02月11日
学力テストなどでは測ることのできない力として昨今注目を集めている「非認知能力」。東京大学Cedep(東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター)は、凸版印刷株式会社と共同し、乳幼児の非認知能力についての園・保育者と、保護者それぞれの意識や取り組みに関する調査を実施。今回はその中から、乳幼児期(0歳~6歳)の子どもを持つ保護者の実態についてご紹介します。
子育てをするママやパパのなかには、子どもへのしつけをいつから始めるか悩む方もいるでしょう。また、子どもへの伝え方のコツについて知りたいという方もいるかもしれません。そこで今回は、ママたちに聞いたしつけを始めた時期や進め方、子どもに伝えるときのコツについてまとめました。
自己主張をはじめ、思い通りにいかないときに泣いたり叫んだりすることもある2歳児。さまざまなシーンで対応に困っているママやパパもいるかもしれません。今回は、ママたちの体験談をもとに、2歳児への教育としつけに関して、前向きにサポートする方法をご紹介します。
家族がいっしょに過ごす時間が長くなる今の時期、子どもやパートナーに対してつい感情的になってしまう。そんな声がママたちから聞こえてきます。KIDSNA読者より寄せられたお悩みに、精神科医の水島広子先生に答えていただきました。
1月9日(土)にマネックス証券とのタイアップで、KIDSNA初のYouTubeライブ「2021年に学びたい『お金の教育』」を開催しました。ゲストはTwitterフォロワー数50万以上、現役保育士として働きながら、保育園のアドバイザーとしても活躍中のてぃ先生。お金の価値やご褒美の考え方など、子どもに必要なお金の教育についてトークしました。
マネックス証券株式会社
PR
年長や小学一年生になる年齢の6歳。小学校入学に向けて、過ごし方が気になる方もいるのではないでしょうか。今回は体験談をもとに、6歳の子どもの様子、接し方のポイントなどについてまとめました。
幼児教育について気になるママやパパもいるかもしれません。小学校就学前の子どもにどのようなことを教えればよいのか知りたい方もいるでしょう。今回は、幼児教育ではどのようなことを教えるのか、幼児教育に取り組むときのポイント、分野別の子どもに勉強を教える方法などについて体験談をもとにまとめました。
幼児期の子どもを持つママやパパの中には、子どもの勉強について知りたい方もいるかもしれません。年齢に合った勉強方法や学習環境を整える際のポイントが気になる方もいるでしょう。今回は、年齢別の勉強方法、学習環境の整え方、勉強を習慣化するコツをまとめました。
幼児期になると、自分の体や異性との違い、命の誕生などに興味を持ち始める子も多い。性に関する子どもの「なぜ?」に、親はどれだけ応えられているのだろうか。「KIDSNA」で行った家庭での性教育に関するアンケートからその現状を解説する。
トイレトレーニングをするときに、ステップ台が気になるママやパパもいるのではないでしょうか。今回の記事では、トイレトレーニングにステップ台を使ってよかったことや 踏み台型、ステップ式やステップ付き補助便座などの種類、選ぶときに意識したことについてママやパパの体験談を交えてご紹介します。
女の子のトイレトレーニングの始め方が気になるママやパパもいるかもしれません。今回の記事では、トイレトレーニングの始め方や進めるときのコツ、パパによる女の子のトイレトレーニングの体験談などをご紹介します。
2歳頃の男の子のしつけに悩むママやパパがいるかもしれません。言葉の選び方や食事のマナー、しつけがうまくいかないときにどのようにすればよいのか迷うこともあるでしょう。今回は、2歳頃の男の子のしつけのポイント、しつけがうまくいかないときの乗り越え方をママたちの体験談を交えてご紹介します。