そろばんの習い事は何歳から?時間や送迎、続けるメリットは

そろばんの習い事は何歳から?時間や送迎、続けるメリットは

男の子、女の子関わらず昔からあるそろばんの習い事。いつから、何歳から始めるべきかは教室の選び方によって変わりますが、幼児から小学生低学年くらいで始める子どももいるようです。そろばんを続けることのメリットやかかる時間、送迎が必要なのか、続かない場合の対処法などについて考えてみました。

そろばんの習い事を始めるきっかけ

そろばん教室に通い始めるきっかけは子どもによりそれぞれのようです。

「学校の算数に苦戦するようになりました。計算に対する苦手意識をなくしたいと思い始めました」(小4・女の子のママ)

「小学校の入学準備として、年中からそろばんを習い始めました。基本的な足し算・引き算ができる状態で入学できました」(小2・男の子のママ)

そろばんの習い事をはじめるきっかけは、算数対策としてというママもいるようです。算数が苦手だとその後の中学校・高校でも大変だと実感しているからかもしれませんね。

そろばん教室に行くのはいつから?

では、そろばん教室には何歳から通うのがよいのでしょうか。


小学校入学前

幼児のときから、小学校入学前準備としてそろばんの習い事を始める子もいるようです。まず数の数え方や珠の動かし方から習い始めるそうです。小学校での算数の授業にスムーズに対応しやすいと考えてのことかもしれませんね。

そろばんは短時間で毎日やる方がいいという意見もあり、時間が短い教室もあるので小さい子でも始めやすいと考えるママもいるようです。


小学校入学後

小学校に入学して、基本的な計算ができるようになってから習い始める子もいるようです。基本的な計算の概念を理解しているので、そろばん自体にとっつきやすいのがこの時期に始めるポイントでしょう。

そろばん教室に行ってよかった点、メリット

そろばんのメリット
takasu/Shutterstock.com

そろばん教室に通って良かった、という体験談を集めてみました。


算数が好きになった

「算数が好きになってくれたのが大きなメリットです。文章題や図形など計算以外の問題でも前向きに取り組んでいます」(小6・女の子のママ)

「暗算で買い物の金額やおつりなどを教えてくれます。学校でもちょっとした計算が必要な場面でみんなから頼られるようで、自信をつけています」(小2・男の子のママ)

数字に慣れ親しみ学校の算数の授業でも前向きに取り組めるところから、生活で必要なお釣りの計算まで役立てられるのはうれしいですね。


机に座っていられるようになった

「息子はじっとしているのがちょっと苦手なのですが、そろばん教室が楽しかったおかげで少しは座っていられる時間が長くなったような気がします」(年中・男の子のママ)

「幼稚園の時から通っていたのですが、宿題が出るそろばん教室なので、入学してからの家庭で宿題をする習慣もすんなり受け入れられたようです」(小1・男の子のママ)

座って机に向かう習慣を就学前から身につけられたら、小学校に入ってからも少しは楽ですね。

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そろばん教室の費用

そろばん教室に通う場合、いくらくらいかかるのでしょうか。


そろばん教室の月謝

そろばん教室の月謝は4000円~1万円くらいの教室が多く、平均して6000円程度のようです。そろばん教室は週1回だけの所は少なく、週2~3回での月謝の場合が多いようです。教室によっては、開いている日はいつ来てもいいという所もあるようです。


その他の費用

最初にそろばんを購入する必要がありますが、頻繁に買い替える必要はないようです。教室によっては、入塾金を払うとそろばんと教室に通うためのバッグなどがもらえるところもあるようです。

教材代が月謝に含まれない場合や、教室の冷暖房代が別途かかる場合があるので確認しましょう。その他、検定や資格の取得に費用がかかる場合もあります。

教室の選び方

そろばん教室を選ぶポイントはどんな点でしょうか。


送迎のしやすさ

通う頻度が多くなりがちなそろばん教室なので、まずは家から通いやすいかが大きなポイントでしょう。歩きや自転車で通えるか、送り迎えをする場合は駐車場があるのかは小さいうちは大切な部分です。

小学校高学年にもなれば自分で通うこともあるでしょう。ルートや周辺の環境も確認しておきたい部分です。


時間帯と週末の活用

そろばん教室は一般的に学校の放課後の時間帯に開かれます。前半は幼児や低学年、夕方は高学年から中学生と分けている教室もあるようです。

また、学校が休みになる週末や長期休暇中は午前から通える教室もあります。帰宅時間や他の習い事の時間と調整できるかどうかも、そろばん教室選びのポイントです。

続かないときの解決法

そろばん教室に通うのを嫌がる子どももいるでしょう。そんな場合はどうすれば良いのでしょうか。


嫌がる理由を探る

まず、何が嫌なのかを探りましょう。上手くできない場合はやりたくなくなることもあるでしょう。毎日練習をするのが嫌になっていることも考えられます。そんな場合は、努力をする大切さと達成感を実感できるいいチャンスかもしれません。親や先生で声をかけ、背中を押してみましょう。

友だちと声を掛け合いいっしょにがんばるのも効果的かもしれません。検定の合格をめざしたり、「時間内にできた」といったことも立派な達成感です。


辞めるタイミングを定める

努力をしてもどうしても上達しなくなった、もっと他に興味のあることが出てきたなどの場合は、辞めることを考えてもよいかもしれません。その場合、何か1つクリアできたら辞めるなど、ステップを設けるのもひとつの方法でしょう。検定の3級をめざすのが1つの目安と言われているので、そこを区切りにするのもよいでしょう。

計算力だけじゃないそろばんを習う魅力

そろばん
Kristina Bessolova/Shutterstock.com

習い事としてそろばんは幼児でも小学生でも、何歳からでも時間をかけて続けることが一番大切なポイントでしょう。

最初のうちは集中が続かない子どももいるかもしれませんが、送迎をして付き添ったり、そろばん教室の選び方を工夫することが長続きする秘訣かもしれません。教室の費用や送迎方法などを調べて、親子が通いやすいそろばん教室を検討してみてはいかがでしょうか。

2018.02.11

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