日本人だけが知らない「お金の3つの力」。親が子どもに教えられること

日本人だけが知らない「お金の3つの力」。親が子どもに教えられること

2022年度から高校の授業で「資産形成」の内容が必修化されるなど、関心が高まっている「お金教育」。『13歳からの億万長者入門──1万円を1億円にする「お金の教科書」』の翻訳者・関 美和さんへのインタビュー第2弾の今回は、お金を貯めるために必要な考え方や、お金について親が子どもに教えられることは何か、お伺いしました。

「貯金」とは、未来の自分宛に毎月お金を支払うこと

―――『13歳からの億万長者入門──1万円を1億円にする「お金の教科書」』では、お金を貯めたいなら、「Pay yourself first」が大切だと書かれています。
 
「Pay yourself first」は、簡単に言うと「まずは貯金をしよう」という意味です。お金を貯めたいのなら、無駄遣いをせずにまずは貯金をしようと。本の中では、ハリウッドで活躍している俳優、ジム・キャリーの例を紹介しています。
 
彼は売れない俳優時代、大物になったら自分に対して10億円払うと決め、架空の小切手を切ったそうです。要は、明確な目標を決めて、それに向かって行動していくことが大切。
お金にお金を稼いでもらうためには、一定の原資が必要です。そのために、無駄遣いをせず、毎月毎月一定の額を自分宛に支払う。つまり「貯金」を習慣づけることがポイントです。

お金の3つの力を身につけ、バランス良く使う

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―――本の中でお金には3つの力があると紹介されていますが、具体的にどのような力があるのでしょうか?
 
お金の3つの力とは、「稼ぐ力」「貯金をする力」「投資をする力」です。働くことでお金を得て、その一部を貯金して、そして一部は投資に回す。3つの力を身につけて、バランス良く実行していくことが重要です。
 
―――お金を得る方法として「能動的な収入」と「受動的な収入」があると書かれています。2つの収入の違いとは何でしょうか?
 
働いてお金を得るというのは、みなさん当たり前のようにやっていますよね。これは「能動的な収入」です。働いて貯めたお金の一部を株式市場またはその他の資産に投資をすることによって、自分が働いていなくても投資したお金がさらにお金を生んでくれる。これが「受動的な収入」です。

株式市場への投資は“より良い世界”にするための行動

―――今後、高校の授業で「資産形成」の内容が組み込まれるなど、近年、日本でも「お金の教育」への注目度が高まっています。子どもは「お金の教育」を受けるべきなのでしょうか?
 
お金を稼ぐための難しいテクニックを学ぶ必要はないと思っています。まずは投資の概念を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。投資の概念は非常に幅広く、必ずしもお金を何かに使うだけではありません。
 
例えば、何かに時間を使うのも投資ですし、自分で本を読むのも自分に対する投資、新しいことを学ぶのも投資と言えます。その中で、株式市場に長期間お金を投資するということは何を意味するか。それは「より良い世界にするための行動」なんですね。
 
株式市場は、日本やアメリカ、ヨーロッパ、そのほか新興国に限らず、世界が徐々に良くなっていくと大きく成長します。その成長に長い間投資するということは、良くなっていく世界に自ら積極的に参加するということ。まずはその概念を頭に入れておきましょう。
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子どものお金教育は “できるだけ早く”が有利

また、概念とあわせて投資では「期間が長ければ長いほどリスクが少なくなる」というのを学んでおくことも大切。当たり前のことですが、10年間投資をするよりも、13歳から投資を始めて63歳までの50年間、毎年投資し続けられる方がお金を多く貯められますよね。
 
そこに、「複利の力」を借りてお金がお金を稼ぐようになると、少額投資をしていても50年あれば相当な金額までお金を育てることができる。できるだけ早く子どものお金教育を始めるというのは意味があるのではないでしょうか。

2022年01月25日

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