【あそんでまなぶ Edutainment】数字っておもしろい

【あそんでまなぶ Edutainment】数字っておもしろい

「個数」「順序」「量」を考えてみよう。

数が表す 「個数」「順序」「量」

数には大きく「個数」「順序」「量」と表すことがあります。

数の意味を知ることは、算数教育の基礎の確立につながります。

「個数・量」は右脳、「順序」は左脳 

数には、物の集まりの数を表す集合数と、ある物の順番を表す順序数がありますが、数の概念のうち、「個数・量」は右脳、「順序」は左脳の取り組みになるため、切り分けて覚えることが重要です。

個数の考え方

全部では「右脳」、何番目は「左脳」の取り組みです。

当たり前のように見えますが、この2つを使い分けることは最初は難しいもの。

この例では、「全部で何個」という集合数は数えずに、「数えないで答えを言い当てる」訓練を当てっこ遊び感覚で直観的に答えさせると、右脳の効果的な学習となります。

答えが間違っていても数えさせず、保護者が答えを言います。

一方、「前から何番目」は手で順番に指さしながら数えるようにして答えを導きます。

「大体このくらい」とイメージする力

みかんが2つとバナナが2つあり、大きさや形が違っても数の認知の上では同数であること(数の同値性)を理解するのは4~5歳です。

数の同値性

同値性の次の発達段階が大きさの保存。

05

箱の大きさや果物の大きさが数値で示されていないので論理的に答えを導くことはできませんが、そんなときに役立つのが「大体このくらいかなぁ?」という思考です。

明確な根拠はないが、大体の答えを脳の中でイメージすることは、大人になっても役立つ直観的に判断する力を育てる取り組みであり、幼児期にこそ育ちます。

一般的な知育では、数や量を数えたり、計ったりすることで主に左脳を使いますが、見た目で判断するときは右脳を使います。

答えが間違っていても、イメージをすることで右脳は活性します。

物差しなどで測らず、果物を頭の中でカットするといった自由な発想にこそ、幼児教育の素晴らしさがあるので、家庭にある身近なものなどで遊び感覚でやってみましょう。

06
画像
Edutainment バックナンバー
画像

2021.06.20

教育コラムカテゴリの記事

ショート動画

<学校では教えてくれない>政治、経済、宗教…子どもにどう伝えますか?

学校では教えてくれない

この連載を見る

子どもをとりまく環境が急激に変化し、多様化が進む未来に向け、これまで学校教育では深く取り扱われなかったジャンルに焦点を当て多方面で活躍する人々にインタビュー。言葉は知っているけど子どもにどう伝えたらいいか?と悩むママに向け、専門家や当事者の話を通して、正しい知識や子どもとの接し方などを発信していきます。
【レポート】KIDSNAアンバサダー生誕2周年記念インスタライブ

2024年3月1日に開催したKIDSNA STYLEインスタライブ。お忙しい時間帯にもかかわらず、たくさんのアンバサダーのみなさまにご参加いただき、本当にありがとうございました!参加が難しかった方も多いと思うので、インスタライブの様子を簡単にご紹介いたします。