赤ちゃんが生まれたら母乳をスムーズにあげられると思っていたけれど、「母乳が充分に出ていないかも…」と、悩んでいるママはいませんか?母乳はいつから安定して出るのでしょうか。母乳の出る量が安定する時期や母乳を出やすくするための方法をご紹介します。
母乳が安定して出るようにするためにはどうしたらいいでしょうか。さまざまな対策法の中からすぐに取り組みやすいものをピックアップしてご紹介します。ただし、ここで紹介した方法が万全ではないので、やってみても手ごたえが感じられない場合は、母乳外来や助産師さんに相談してみてください。
脂肪分の多いものや糖分が多いケーキやお菓子などは、母乳の出方や味に影響することがあります。ママは栄養バランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。
身体が冷えると、体内の血の巡りが悪くなり母乳も出にくくなります。室内でも靴下を履いたり、意識をしてなるべく長めの丈のズボンやスカートを着たり、ひざ掛けを使用するなど対策をして体を冷やさないようにすることが大事です。
母乳は血液からできているため、血液循環をよくするためにも適度な運動は望ましいでしょう。ただし、産後直後にいきなり運動をするのは、体にとってかなりの負担になり、産後の体の回復を妨げる場合も考えられます。激しい運動ではなく、体操やストレッチなどの家庭内でも手軽にできる運動を取り入れるとよいでしょう。
先輩ママたちの中にも母乳の量が充分に出ているか不安、いつからちゃんと出るのか不安に思った人もいるのではないでしょうか。そこで、どんな方法で乗り切ったかを紹介します。
「初めは母乳が出ているのかもはっきり分からず飲めていると思っていましたが、赤ちゃんの体重がしっかり増えていなかったり、母乳が足りずお腹が空いて赤ちゃんが寝ないことが続いたので助産師さんに相談しました。赤ちゃんの体重が全く増えていないわけではないので、様子をみながら進めることになり、赤ちゃんが母乳を欲しがるときに根気強くあげていると2週間後くらいに母乳がたくさん出るようになり、赤ちゃんの体重も増えました」(40代ママ)
「生まれてすぐから母乳育児を始めたのですが、何度飲ませても寝てくれず、なぜだろうと数日悩みました。その悩みを助産師さんに相談したところ『充分な量が出ていないからおなかが空いてしまっているのかも』と言われ、ビックリ!勝手に子どもを産むとちゃんと充分な量が出ていると思ったので…。その日から搾乳して母乳の量をきっちり測り、あげるようにしていました。搾乳しているうちに刺激されたのか、母乳の量もたくさん出るようになり、子どもも授乳後にぐずることも少なくなりました。(30代ママ)
母乳が出づらい、いつから安定するのだろうと感じたときは、母乳外来のある産婦人科か、助産院に相談すると、アドバイスがもらえるでしょう。
母乳外来は、母乳育児や乳房や乳首などおっぱいのトラブルや相談、ケア方法などのサポートをしてくれます。母乳の出が悪いときのおっぱいマッサージをしてくれたり、ママが自分でできるようにおっぱいマッサージの方法も教えてくれます。
母乳外来は予約制のところが多いので、受診する前には確認することが重要です。
初めは母乳の出が悪く、母乳が思うように出なくて「ほかのママは母乳がいつから出たのだろう」と悩むママもいるようです。母乳が上手く出ないと、いつからちゃんと出るのか、いつからたくさん出るのか心配になるママもいるかもしれません。
赤ちゃんが生まれたらすぐに母乳が出るわけではなく、一般的に母乳が出るまでには出産後2~5日程度かかるようです。ただし個人差があるのであくまでも目安と考えてください。安定した量がでるようになるには、出産後約1~3カ月かかるようです。
母乳の出がよくないときには、バランスのよい食事や水分をこまめにとるように意識したり、適度な運動やおっぱいマッサージなど母乳を出やすくする方法を積極的に取り入れてみるとよいでしょう。
焦らずゆっくり時間をかけて、自分に合った方法とママ自身のペースを大切にして授乳できるとよいですね。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
信州大学卒医学部卒業。東海大学医学部客員講師、日本産科婦人科学会専門医、母体保護法指定医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医。長年、大学病院で婦人科がん治療、腹腔鏡下手術を中心に産婦人科全般を診療。2017年田園調布オリーブレディースクリニック院長に就任。
患者さんのニーズに答えられる婦人科医療を目指し、最新の知識や技術を取り入れています。気軽に相談できる優しい診療を心がけています。
2018年12月17日
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プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社
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杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)