【体験レポート】園児が日本生まれの新感覚ブロック「JOIZ(ジョイズ)」で遊んでみた
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子どものブロックおもちゃを検討しているママ・パパもいるのではないでしょうか。今回の記事は、日本生まれのブロックおもちゃ「JOIZ(ジョイズ)」の体験レポートです。実際に保育園で園児に遊んでもらった様子や園の先生方に「JOIZ」の率直な感想を伺いました。
日本生まれの新感覚ブロックおもちゃ「JOIZ」
JOIZ(ジョイズ)は、未就学児向けに開発された新感覚の知育ブロックです。
パーツが「円」からできているので、子どもは直感的に自由な角度でつける、外す、動かすなどパーツを柔軟に組み合わせて操作できます。
基本のパーツには東京電機大学理工学部の松浦昭洋教授によって考案された特許技術が使われました。東京電機大学と玩具メーカー・ピープルとの産学連携によって誕生したのがJOIZです。
子どもの発想を刺激し健やかな成長をサポートするブロックおもちゃです。
園児たちがJOIZを体験!パーツの「丸さ」で子どもたちを魅了
JOIZの特徴にはどのような特徴があるのでしょうか。今回、JOIZを体験してもらった「浦和たいよう保育園」の5歳児クラス担当・のどか先生にJOIZの印象を聞いてみました。
自由度が高い「丸い」パーツ
どの年齢の子もJOIZに夢中になる理由として、パーツの「丸い形」があります。ブロックおもちゃといえば四角い形を思い浮かべることが多いですが、JOIZのパーツは丸く、子どもの手にもなじみやすい形。直感的に手にとって遊べます。
特徴2 動くパーツが創造力を刺激する
パーツ同士をくっつけるというブロックおもちゃの基本的な組み立てはもちろんですが、パーツ同士をはめて回転させることができるJOIZ。動きをつけられるパーツがあるので、子どもの創造力を広げることができます。
作りながら動かして、さらに改良を重ねていけるので「こんなものをつくりたい」という子どもの思いを形にすることができます!
特徴3 色や形が豊富だから「好き」が見つかる
JOIZのパーツは色も形も種類が豊富なので、遊び方もいろいろ。自分の興味や好みに合わせた遊びを子ども自身が発見できます。
原色だけでなく淡い色もあるので、それぞれの子どもが好きな色を見つけられそうですね。より想像の幅が広がりそうです。関節のパーツなどがあるので、いろいろなくっつけ方ができて良いですね。
つける、動かす。直感で遊べるJOIZで園児たちが作ったもの
園児たちが実際にJOIZで遊んでいる様子をレポートします。年齢別のクラスにお邪魔し、先生方にも話を聞きました。
【3歳児クラス】自由な発想で「おままごと」「フルーツの木」
3歳児クラスの子どもたちが夢中になっていたのが、おままごとごっこ。パーツの丸みを生かして、煮たり焼いたり盛り付けたり、自由な発想で遊んでいました!
「いちごのチョコレートパフェ」。色を工夫しておいしそうに盛り付けていました。
「白いのがヨーグルトで、緑はキウイ。どうぞ、めしあがれ」。自分のイメージどおりに料理ができて嬉しそうにしていました。
お手本を見ながら一生懸命に取り組む姿も見られました。
パーツの丸みや柔らかい色味を生かしたおままごとごっこ。こんなに盛り上がるとは思いませんでした…!まだひとりで組み立てがむずかしいなら、お家で遊ぶときも色遊びを取り入れるとよいかもしれません。色彩感覚や想像力が育まれます。
少しお手本やつくりかたを見せただけで、子どもは自分たちで工夫して積極的に創作していました。
お友だち同士で協力してつくった「フルーツの木」。茶色系のブロックを積み上げて木の幹に見立てています。
ぶとう、みかん、バナナ。色と形でおいしそうなフルーツを表現していました。
丸いパーツがあるので動物や植物、食べ物などを自由に表現できますね。普段のブロック遊びではなかなか出ない発想なので、JOIZはとても自由度の高いブロックおもちゃだと思います。
【4歳児クラス】思いを形に。「飛行機」「アクセサリー」
4歳児クラスで印象的だったのは、遊んでいるうちに自然にグループができてきて、みんなで一緒にひとつの作品を完成させていたことです。
それぞれのパーツの個性を最大限に生かして飛行機やロボットをつくっていました。完成したものを動かしながら自然に物語ができていきます。
バネや目など、いろんなパーツが子どもたちに大好評!まだ使い方を熟知していなくても遊びながらだんだん理解して「こんな使い方があるんだ」という発見を積み重ねていました。
つくりながら形を変えていけるので、遊びがどんどん広がっています。ずっと飽きずに遊んでいました。
お花、ブレスレットや指輪、リボン。JOIZの丸みを利用して、子どもが自分の好みに合わせて好きなものをつくることができます。
子どもが自分で試行錯誤しながら組み立てていくことで、失敗したりうまくいかなくても、何度もやり直す粘り強さが育まれますね。
そろそろ片付けるよと伝えると「えー!」と子どもたちからブーイングが上がりました(笑)。それくらい集中して遊んでいました。
【5歳児クラス】デザイン・細部にこだわった造形作品
5歳児クラスの子どもたちは、会話を弾ませながら手を動かし、自在にそれぞれの作品をつくっていました。
「白をはさむ」という規則性を持たせて、色の組み合わせにこだわっていた子もいました。なにをつくっているの?と聞くと「ひみつー!」と嬉しそうでした。
目のパーツだけを集めてお友だちに見せて「みんなをびっくりさせるのがおもしろい」と、ずっと笑顔が絶えない子も。あちこちでコミュニケーションが生まれていました。
それぞれの好きな色を組み合わせて、一緒にティアラを作った子どもたち。
ブロック同士が関節のように動くのがすごいですよね。作ったものを活用して新しい遊びを始めている子もいました。おもちゃを自分でつくれるみたいな感覚なのかもしれません。
作る楽しさと作ったもので遊ぶ楽しさの両方を味わえますね。表現の幅がとても広いブロックだと思います!
自分で作ったものをお友だちや先生などに見てもらえたら、子どもはうれしいですよね。自己肯定感も育まれそうです。
ご家庭でも「どうやってつくったの?」「大変なのによく最後までつくったね!」など、子どもの創造の過程に目を向けて声かけすると、子どものクリエイティビティが刺激されますよ。
表現力・想像力を育むためには、たくさんの素材に触れることが重要です。JOIZの丸いパーツのブロックおもちゃに触れるのはとても良い経験になりますね。年齢ごとに違った遊びができるので、長い期間遊べるブロックおもちゃです。
無限に遊びが広がるJOIZ
子どもの色彩感覚や想像力、集中力や粘り強さが身につくJOIZは、3歳から簡単につけ外しができます。
さまざまな種類のパーツがあるので、年齢ごとに出すパーツを決めておけばより長い期間楽しめそうです。
無限に遊びや発想力が広がるJOIZをぜひお家遊びに取り入れてみませんか。
<取材協力>浦和たいよう保育園
取材協力:浦和たいよう保育園
ほかのブロックおもちゃにない形ですが、特に説明をしなくてもみんな直感的に楽しく遊んでいました。
角がないので、保護者の方も安心して遊ばせられるのではないでしょうか。