ようやくコメが安くなる「前兆」が出た…在庫急増で慌て始めた「高値で儲けてきた新規参入業者」の正体
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在庫が増えているのに、なぜ高いまま?
ここへ来て、国内のコメ民間在庫が積みあがっている。農林水産省の集計によると、11月、コメの民間在庫量は前年同月比27.0%増の329万トンだった。販売店の在庫も増加している。これまでのデータを見ると、2025年5月ごろからコメの在庫状況は変わり始めた。
備蓄米の放出に加え、2025年の新米の供給が進んだ結果、コメの在庫量は“令和のコメ騒動”の2023年夏場以前の水準に回復した。ただ、コメ価格の上昇期待の高まりに加えて、非効率な流通市場の構造などの要因で、足元でもコメの小売価格は高止まりしている。
しかし、一部の専門家や有力コメ業者からも、「コメの供給制約は徐々の解消に向かっている」との指摘が出ている。そうした声を反映して、コメ相場の急落を警戒する流通業者は増加しているという。「コメ価格の急落は近い」と懸念して、在庫の圧縮を急ぐ業者もあるようだ。
今後、コメの価格が低下する可能性は十分にあるだろう。それは、わたしたちの生活負担の軽減に重要だ。
ただ、異常気象の影響などを考えると、再度、コメの供給が減少し価格が上昇する恐れは残る。高市政権は、コメ価格安定のための生産・流通体制を検討すべきだ。それは重要な物価高対策であり、国民の安心した生活環境の実現に欠かせないはずだ。





























