1日の終わりにこれだけは絶対してはダメ…不安で眠れなくなってしまう人に共通する"夜のNG行動"
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心のエネルギー不足に気づくためのポイントは何か。睡眠コンサルタントの友野なおさんは「心がどれくらい疲れているかどうかは、自分で自分の心に問い合わせてみるしかない。心のエネルギー不足に気づくためには、3つの『A』状態を意識し、これが2週間以上続くなら、メンタル不調として真剣に対処するといい」という――。 ※本稿は、友野なお『新版 わたしを救う睡眠パーフェクトブック』(大和書房)の一部を再編集したものです。
「いい睡眠」がとれないと心の疲れもとれなくなる
「悲しいことがあったけれど、ひと晩眠ったらすっきりした」という経験はありませんか? 私たちは1日中、いろいろな感情にまみれて生活をしています。すべてを口に出すことはなくても、心のなかではさまざまな感情が生まれているもの。ポジティブな感情だけでなく、心配事や不安、イライラといったネガティブな感情もあって当然です。
そんなさまざまな感情を、きちんと整理整頓してくれるのが睡眠です。
睡眠は、からだや脳の疲れをとったり、入手した情報を処理したりする役割を果たすだけではありません。朝起きてから眠りにつくまでの間、私たちの心に生まれたたくさんの感情を、眠っている間にきちんと整理して、心の健康を保つ働きもあるのです。
いい睡眠がとれていないと、脳のなかの、人間が人間らしくあるために大切な部分の働きが鈍ってしまいます。すると、「やる気や意欲がなくなる」「自分なんてダメだと思う」「感情のコントロールができなくなる」「相手の心の動きが読み取れなくなる」というように、心に関係するさまざまな機能が低下してしまうのです。
寝不足の状態が続いて、感情や思考の整理が適切に行われなければ、心に疲れがたまり、いずれ精神的な疾患につながる可能性もあります。





























