チャンスに恵まれる人は知っている…つまらない仕事で人生を終える人とワクワク働く人のほんの少しの違い
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これからの時代に、価値を高める人の特徴は何か。早稲田大学名誉教授の内田和成さんは「個々の主観で、自分の『好き』を極めたほうが、結果的に仕事上での『自分の価値』を高めることができる。合理的につくられたシステムからは、合理的に予想される成果以上のものは生まれない」という――。 ※本稿は、内田和成『客観より主観 “仕事に差がつく”シンプルな思考法』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
あなただけの「最高のキャリア」をつむぐ方
先の記事で説明した「説得力を持ったストーリー」は、長い時間をかけて自然に出来上がっていくものであると同時に、ある程度“狙って”つくり上げていくこともできる。
たとえば自分が関心のある分野について、積極的に情報を集め、ことあるごとに、「私はこれについて、こう思う」と、積極的に自分の意見を発信していくのだ。
最初のうちは、知識不足や経験不足をバカにされるかもしれない。
でも、そうやって経験を積んでいくうちに、やがて10回に1回くらいは話を聞いてもらえるようになる。それが10回に2回に、そして3回になる。
気づけば、10回のうち6~7回は話を聞いてもらえるようになり、いつしか周りから「●●のことならあいつに聞け」と言われるようになる。
そうなると、仕事のキャリアをつくるには、非常に有利になるわけだ。
これはなにも、コンサルタントの世界に限った話ではなく、基本的にどんな仕事でも同じだ。普段から自分が好きで関心を持っているジャンルであれば、あなたはすでに普通の人以上の知識や情報を持っているはずだ。また、そのジャンルに関する情報を収集したり、発信したりすることも、苦に感じないだろう。
あとはそれを、「自分ならではのストーリー」をつくるための材料にしてしまえばいいのである。





























