「お金が貯まる人かどうか」は財布を開く前に決まっている…お金に愛される人が必ずやっているルーティーン
買い物で大事なのは感情ではなく思考
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資産を増やせる人にはどんな特徴があるのか。税理士・公認会計士で、投資家でもある永江将典さんは「お金持ちになる人は『なんとなく』で物を買わない。出費をする際には一度立ち止まり、買おうとしている物が本当に必要なのかどうか自問自答している」という――。 ※本稿は、永江将典『最強の投資と節税 二刀流税理士のお金の増やし方』(ワン・パブリッシング)の一部を再編集したものです。
お金が貯まる人とそうでない人の違い
お金についてのノウハウは数多くありますが、そのやり方は人それぞれです。誰かに向いている方法だからといって、それがあなたにも合うとは限りません。
しかし一方で、資産を増やせる人たちに共通していることもあります。それは、「お金を使う前に、一時停止して考えている」ということです。
これは私が税理士として見てきた富裕層に共通していることで、例外はほぼありません。
お金を使うとき、お金が貯まらない人は、「なんとなく」お財布から出しています。自分の感情に流されていて、そこに思考はあまり入っていません。
しかし、お金が貯まる人は違います。
その出費が「消費」「浪費」「負債」「投資」のどれに当てはまるのかを、使う前に意識してチェックしています。これは個人だけでなく、会社でも同じです。
私は税理士として、また公認会計士として、多くの個人や企業のお金について見てきました。そして一時は儲かっている人でも「浪費」したり、「負債」を抱え過ぎて自己破産や倒産してしまうケースを見てきました。
そこまでいかなくとも、次の事業に「投資」できない個人や会社が、しだいに勢いを失ってしまうケースも数多く見てきました。
逆に、最初は小さくとも、無駄を省いて積極的に「投資」することで、右肩上がりに急成長する例も、たくさん見てきました。
そこで確信したのが、この「消費・浪費・投資・負債」の考え方なのです。





























