アップル、レノボより安いのに性能がいい…勝間和代が8年間愛用し続ける「家電量販店に売っていない」パソコン
多くの人が軽視しがちなパソコンの「環境」
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コスパに優れたパソコンメーカーはどこか。経済評論家の勝間和代さんは「私は受注生産したパソコンを約8年間使い続けている。性能が高く、既製品より2〜3割安く購入できるうえ、大手メーカーにはない柔軟さがある」という――。 ※本稿は、勝間和代『仕事と人生を変える 勝間家電』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。
「みんなMacBookだから」を理由にパソコンを選ばない
仕事を生産的に進める上で、パソコンはとても重要です。私は独立して一番「よかった」と感じているのは、自分の好きなパソコンを仕事で使えるようになったことです。
大企業を含め多くの企業では、パソコンの更新頻度が遅れがちで、スペックが快適とは言えません。また、誰に対しても同じようなパソコンが支給されるため、機能も全体的に限定的です。もし自宅で自由にパソコンを選べる環境にある方や、独立して仕事をしている方なら、ぜひ、自分にとってベストなパソコン選びにこだわってほしいと思います。
普段仕事で会社のパソコンを使わざるを得ない方にとっても、日常生活で快適に使えるパソコンは、スマートフォン以上に重要だと考えます。
パソコンが使える環境では、私はほとんどスマートフォンを使いません。スマートフォンは、パソコンが使えない状況での代替手段で、情報収集からスケジュール管理、ネットショッピング、読書、SNS、コミュニケーションに至るまで、私は基本、パソコンです。
「既製品」よりも断然おすすめのパソコン
スマートフォンは小回りが利き、操作も簡単ですが、複雑な作業やまとまった作業をしようとすると、途端に時間がかかります。パソコンはある程度の習熟が必要ですが、その訓練を惜しまず行い、いつでもどこでも自在に乗りこなせる状態を目指せると断然効率がいいのです。
パソコンの最大の利点は、自分に合わせてカスタマイズできることにあります。スマートフォンの場合、カスタマイズ要素は、せいぜい「カメラ性能」や「ストレージ容量」くらいでしょう。しかしパソコンなら、「CPU」「メモリ」「ストレージ」など、自分に必要なスペックを細かく組み合わせて選べます。
私が推奨するのは、BTO(Build To Order)、つまりネットで注文を受けてから生産するタイプのパソコンです。
受注生産なので在庫を持つ必要がなく、原価に適正な利潤を乗せた価格で提供されるので、家電量販店で売られている大手メーカー品と同等の性能なら、2~3割安く、同じ予算なら3割増し程度性能のいいものを手に入れられます。在庫コスト、店舗運営コスト、量販店のマージンなどがかからないため安いのです。





























