ワンオペ育児を乗り越えるために夫婦で協力しあうコツ

ワンオペ育児を乗り越えるために夫婦で協力しあうコツ

2020.11.27

新しい生活様式が取り入れられ、ライフスタイルが大きく変化した今、育児や家事においてワンオペの状態だと感じる方も多いようです。実際に育児や家事をこなす親たちは、どのような場面でワンオペだと感じ、それに対してどのように行動しているのでしょうか。ワンオペを乗り越えるコツと夫婦が協力しあうためのポイントについてまとめました。

ワンオペ育児とは

共働き家庭が増え、男性の育休や働き方の見直しが叫ばれる一方で、依然として夫婦どちらかが家事や育児の相当部分を担っているのが現状のようです。

そういった毎日忙しく過ごす子育て世帯のママたちの中には、「ワンオペ育児とはどういう状況なのか」「自分の子育て環境はワンオペ育児なのでは?」と気になっている方も少なくないかもしれません。

ワンオペとは「ワンオペレーション」の略語。ママやパパが子どものお世話や家事などを、1人で行っていると感じるときに「ワンオペ育児」と使われるようです。

さらに、現在流行している新型ウイルスが、ライフスタイルを大きく変えただけでなく、このワンオペ育児にも影響を与えています。

ライフスタイルの変化がワンオペ育児に与える影響

テレワークの機会が増え、休日も続く巣ごもり生活は、夫婦や家族の時間が増えたというプラスの面がある一方で、夫婦どちらかに育児や家事の負担が偏ったと感じる方もいるのではないでしょうか。

共働き家庭であったり、子どもが複数人いたりと、育児や家事が大変な状況のなか、新しい生活様式が取り入れられ、ライフタイルが大きく変化したことによって、自然とワンオペの状態に陥っているケースもあるかもしれません。

さまざまな状況でワンオペ、つまりひとりで仕事をこなす状況が増えたと感じている親が多いなか、ママたちはどのように乗り越えているのでしょうか。

今までとは違った生活様式のなかで、家族みんなが気持ちよく生活できるよう、ワンオペを乗り越えるコツについてまとめました。

ワンオペだと感じるとき

日常のなかで、ママやパパたちはどのようなときにワンオペだと感じるのでしょうか。


仕事で家にいない

iStock.com/Borovikk
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夫婦どちらかの仕事が多忙で、家にいないという状況が多いこともあるかもしれません。なかには、単身赴任で遠方や海外に住んでいるため、子どもの世話をしているときに毎日余裕がなくワンオペだと感じる方もいるようです。


頼れる人がいない

両親とも家が遠く、育児や家事を手伝ってもらえない家庭もあるでしょう。両親の協力が得られない場合は、自分一人で負担を背負うことが多くなる分、ワンオペだと感じやすくなるようです。

両親の家が遠方で頼ることができない場合や、引っ越し先の新しい環境で友だちがいない場合も、気軽に相談できたり、頼れたりする場所を探しておくと、気持ちも楽になるかもしれません。

母親が体調不良の際の子どもの世話に加え、子どもの受診や看病などをしなければならない場合は、周りのサポートが得られないとつらいと感じることもあるようです。


仕事とのバランスがとりづらい

共働き世帯が増える一方、子育てがワンオペになっていると、突発的な状況への対応が難しく、仕事と生活のバランスがとりづらいと感じるケースもあるでしょう。仕事が忙しいときに子どもが体調を崩してしまうこともあり、ワンオペ育児をしている方にとっては悩ましく感じてしまうようです。

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metamorworks/Shutterstock.com
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前向きな心がけ

パートナーに対する不満が積み重なると、ストレスがたまり後ろ向きな気持ちになることもあるでしょう。そんなときは少しでもよい方向に向かうよう、前向きな姿勢をもつことが大切のようです。

働いている場合は、時短勤務の検討や勤務日数の変更など考えてみるのもよいでしょう。

また、頑張りすぎないと心がけることで前向きになれるかもしれません。たとえば、食洗機や乾燥機などの家電を購入して家事の負担を減らしたり、お惣菜を利用したりするのもよいでしょう。

頑張っている自分を褒め、自分のことも大切にすると心がけた方もいるようです。


協力を求める

何もしてくれないとどちらか一方に不満を抱えてしまうときは、夫婦や家族と話しあいの時間をもってみてはいかがでしょうか。

自分の率直な気持ちを伝え、正直に助けてほしいと協力を求めることで、家事の一部を引き取ってねぎらいの言葉をかけてくれるようになり、ワンオペと感じなくなったという方もいるようです。

家族だけで協力しあえないときは、保育所の一時預かりやベビーシッター、子育て支援センターなどの情報を集めて、頼れる環境を多く作っておくとよいでしょう。ワンオペ状態が苦しくなる前に、周囲に助けを求めることができれば、気持ちに余裕が生まれるかもしれません。

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家事や育児のやり方を伝える

パートナーが育児や家事のやり方がわからない、できないという意識を持っている場合は、何をやってほしいか、ということと、それぞれのやり方を伝えられるといいかもしれません。

普段の生活でいっしょに家事や育児をする時間を持ったり、担当を決めてひとつずつお願いするのもひとつの方法です。実際に育児や家事を頼むときは、物のある場所ややり方などをメモしておくのもよいようです。

完璧を求めすぎないよう、どのようなときもお互いに感謝の気持ちをもつことが大切かもしれません。


育児グッズを活用する

積極的に育児に参加できる育児グッズを準備するのもよいでしょう。マザーズバッグはネイビーのシンプルなデザイン、抱っこ紐は男性でも使えるタイプなど、夫婦兼用で使えるアイテムを購入すれば、どちらも抵抗なく育児時間を過ごすことができるかもしれません。

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ワンオペ育児は協力しあって工夫しよう

実際にワンオペの状態を経験することで、お互いの大変さが分かり、夫婦間のコミュニケーションが取りやすくなったと感じる方もいるようです。

T.TATSU/Shutterstock.com
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ワンオペが続くと、子どもと過ごす時間が長くなり、孤独や疎外感を感じてしまうこともあるでしょう。そんなときは、否定的なことを考えるのではなく、周りと積極的にコミュニケーションを取り、頑張りすぎないことを大切にしてみましょう。

周りに頼れる環境を作っておくだけで気持ちが楽になることもあるかもしれません。一人で背負いこまずに、日々の生活に楽しいことを見い出しながら、前向きに過ごしていけるとよいですね。

2020.11.27

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