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産休中、上の子の保育園利用は可能?保育園利用の時間や送り迎えの方法など
産休中は上の子どもを保育園に預けるのか、退園するのか悩むママもいるのではないでしょうか。保育園を利用する場合、どれくらいの期間預けられるのか、育休に入ったらどうなるのか気になるときもあるかもしれません。今回は、産休中に保育園を利用したのかや上の子を保育園に預ける場合の利用時間、保育園への送り迎えの仕方を体験談を交えてご紹介します。
「保育を必要とする事由」として認められれば利用可能
産休に入ってからも保育園を利用したい場合、内閣府が定めている「保育を必要とする事由」として認められれば、継続して保育園利用が可能です。
※産休は、労働基準法において産前6週間以内、産後8週間以内と規定されています。
働いているママが2人目以降の妊娠・出産で産休に入る場合、上の子どもはそのまま保育園に預けられるのか、預ける時間は変わるのかなど気になることもあるでしょう。
産休は、内閣府が定める「保育を必要とする事由」のうちの「妊娠・出産」に該当するとされ、産休中の保育園の利用は認められているようです。実際にママたちは、産休中に保育園を利用したのでしょうか。
「保育を必要とする事由」とは
内閣府が定めている「保育を必要とする事由」は、以下のとおりです。
「保育を必要とする事由」を認めてもらうためには、自治体や保育園に保育が必要であることがわかる証明書などの書類を提出する必要があります。
例えば、就労の場合には就労証明書、産休の場合には母子健康手帳の写し、育休の場合には育児休業届・育児休業期間証明書などを提出します。
提出した就労証明書や母子健康手帳の写しなどを確認して、保育園の利用が必要かどうかが判断されます。
産休のあとに育休も取得する場合
産休のあとに育休も取得する場合、再度「保育を必要とする事由」を認めてもらうための書類提出が必要です。産休のときの事由は「妊娠、出産」ですが、育休のときは「育児休業取得中に、既に保育を利用している子どもがいて継続利用が必要であること」になります。
そのため、育休を取得していることがわかる育児休業届や育児休業期間証明書などの提出が必要となります。
なお、こちらに記載した提出書類はあくまで一例です。詳細は自治体や保育園のホームページなどで確認することをおすすめします。自治体や保育園によっては、産休・育休のときの利用ができないケースがあるようです。事前に自治体や保育園に相談するとよいかもしれませんね。
産休中の上の子の保育園はどうした?
産休に入ると仕事をしているときと比べ、時間に余裕ができたと感じるママもいるかもしれません。一方で、出産前は体調にも変化があったり、妊婦健診などで病院を受診する頻度が増える時期でもあるようで、保育園利用を継続したいと考えるママもいるかもしれません。実際に、ママたちは産休中も保育園を利用していたのでしょうか。
継続して預ける
30代ママ
産休中も、保育園に継続して預けたというママがいました。子どもも保育園に通うことを楽しみにしていたので、なるべく休ませたくないと思い、今まで通り預けることにしたというママの声もありました。
休ませる
30代ママ
里帰り出産をしたので、産休中は保育園を休ませることにしました。私のお腹が大きくなる様子を間近で見ていたので、上の子も赤ちゃんの誕生を楽しみにしてくれるようになりました
40代ママ
私が産休に入り、家にいるようになると、朝保育園に行くのを嫌がって泣くことがありました。甘えたい時期なのかなと思い、保育園はしばらく休ませることにしました。落ち着いてからまた登園させると、泣くこともなくなりました
産休中に保育園を休ませることにしたママもいるようです。産休中の赤ちゃんが生まれるまでの時間は、上の子どもとゆっくりとすごせるよい機会になるかもしれませんね。
退園する
30代ママ
下の子の産休と育休で1年以上、仕事を休めることになりました。上の子どもといっしょにすごすよい機会になると考えて、一旦退園させました
産休中は、保育園を退園させたママもいるようです。産休と育休をあわせて取得する場合や出産を機に退職する場合、子どもといっしょにすごしたい、産まれてくる赤ちゃんとの時間も楽しんでほしいと考えて退園を選ぶママもいるのかもしれません。
産休中の保育園の利用時間
内閣府の資料によると、保育園を利用する場合、両親の就業状況や保育園を利用する事由によって、フルタイム就労を想定した保育標準時間とパートタイム就労を想定した保育短時間のいずれかに区分するとされています。
どちらに区分されるかは、保育園申し込み時に自治体へ提出した就労証明書に記載された就労条件などによって決められます。
そのため、産休や育休の際に提出した母子健康手帳の写しや育児休業届などの書類によって、保育園の利用時間の設定も変わることがあるようです。産休中のママたちが保育園を利用した時間は、産休前と変わったのでしょうか。
保育短時間に変えた
20代ママ
産休前はフルタイムで仕事をしていたので、保育標準時間で預けていましたが、産休に入ってからは短時間に変えました。産休前は夕方帰ってから慌ただしい時間をすごしていましたが、短時間に変えることで子どもとゆっくりすごす時間ができました
産休中は、預ける時間の短い保育短時間に変えたママもいるようです。健診や出産で入院しているときなどは、事前に保育園と相談し、延長保育を利用したというママの声もありました。
保育標準時間のまま変えなかった
30代ママ
子どもの生活リズムを崩さないようにしたいと思い、送り迎えの時間は産休前と同じ時間にしていました。子どもも園でお友だちとすごす時間を楽しみにしていたので、泣くことも嫌がることもありませんでした
産休中も標準時間のまま送り迎えの時間は変えなかったというママもいました。園に相談したところ、自分の体調などを気遣ってもらうことができ、標準時間のまま預けられたというママの声もありました。
産休中に保育園の利用時間を変えなければいけないのか、延長保育などの利用が可能か知りたいときは、あらかじめ自治体や保育園に確認してみるとよいかもしれません。
産休中の保育園の送り迎えの仕方
産休中に上の子を保育園に預ける場合は、送り迎えをどうすればよいかと考えるママもいるかもしれません。上の子どもを保育園に預けていたママたちに、送り迎えはどうしていたのか聞いてみました。
自分で行く
30代ママ
自宅から保育園が近かったので、夫が送り迎えをできないときは、首がすわる前から使える抱っこ紐を用意して、赤ちゃんといっしょに上の子の送り迎えをすることがありました。なるべく短時間で済ませるように気をつけていました
他に頼める人がいないときなど、赤ちゃんといっしょに送り迎えをしていたというママもいました。赤ちゃんと送り迎えをするときは、季節にあわせて着せる服にも気をつけたというママの声もありました。
パパや両親にお願いする
30代ママ
産前は自分で送り迎えをしていましたが、下の子が産まれて新生児のうちは、朝はパパが仕事に行くときにいっしょに登園し、帰りは近くに住む祖父母にお願いしました
パパや両親など、家族で協力して上の子の送り迎えをしていたというママがいました。協力できる家族や親戚がいると赤ちゃんやママの負担も少なくなりそうですね。
ファミリーサポートを利用する
20代ママ
新生児のうちは、ファミリーサポートを利用して上の子の保育園の送り迎えを頼んでいました。基本的には同じ方が送迎してくれるので、子どもも泣くことなく楽しそうに登園してくれました
自治体が運営するファミリーサポートを利用してみるのもよいかもしれません。利用するときは申込みなどの手続きが必要になるようなので、自治体に確認してみるとよいかもしれません。
産休中の保育園の利用方法を考えよう
産休中、ママたちは上の子どもを保育園に継続して預けたり、退園したりと、子どもの様子によってさまざまな選択をしたようです。継続して預ける場合は保育時間は変わるのか、保育時間が変わる場合には延長保育の利用が可能かなど、あらかじめ園や自治体に相談してみるとよいかもしれません。
ママが家にいることで、子どもが保育園を嫌がって泣くときは休ませるようにしたり、送り迎えの方法を家族で話しあったりしながら、産休中の保育園をどのように利用するのか決められるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2024年6月12日時点で作成した記事になります。
産休に入る時期は出産も迫っており、体調も変化しがちだったので、子どもは産休前と同じように保育園に預けることにしました。出産後も新生児のお世話が忙しいと、家にいても十分相手をしてあげられないかもしれないと思い、保育園利用を継続しました