【まめと私】#32 発想の転換~吉と出たパターン~
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イラストレーター。2015年に生まれた3歳の息子まめくん(愛称)とのほっこりかわいらしいエピソードを連載。2017年8月に第二子ゆめこさん(愛称)を出産し、連載にも登場し横峰家の子育てや家族のエピソードを執筆。Instagramでは30万人以上のフォロワーで人気沸騰中。新刊に「まめ旅inハワイ」(光文社)を発売中!
<毎月第1、第3水曜日更新>【まめと私】イラストレーターの横峰沙弥香さんの連載第32話です。
子育て中って何かと理由をつけて色々なことを諦めがち。
でも子育て中ならではの「やるべき理由」があったっていいんじゃないかしら。
ということで思い切って燻製始めてみました。
以前から気になってはいたものの、部屋に匂いがこもるのが嫌で泣く泣く諦めた経緯があるのですが
考えてみれば赤ちゃんがいると部屋は常に乳臭いしほんのりオムツの香りは漂うし
(ものすごく気をつけていても完璧にはシャットアウトできない不思議)
それなら燻製の香りがしていたって良くない?
むしろ、オムツの香りよりも燻製の香りの方が良くない!?
という、しょうもない動機。
しっかりと換気に気をつけていればさほど煙は気にならないですし
美味しい香りは正直邪魔にならないもの。
いつも食べている魚の干物やささみが飴色の美しい光沢をたたえ
食卓に並ぶ様は幸せの極み。
食べ進めるたびに溢れる笑顔、弾む会話……今まで躊躇していた自分を思い切り詰りたい。
案ずるより産むが易しだな、、と感じるシーンは数あれど
中でも上位にランクインする出来事でした。
気になっていたオムツの匂いは燻製の香りにかき消され
あまり気にならなくなったのも嬉しいおまけ。
作者:横峰 沙弥香
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