生後5カ月の赤ちゃんが離乳食を食べないのはなぜ?ママたちが考える原因や対処法

生後5カ月の赤ちゃんが離乳食を食べないのはなぜ?ママたちが考える原因や対処法

赤ちゃんが生後5カ月になり離乳食を始めたときに、離乳食を食べてくれないことに悩んだり不安になるママもいるかもしれません。今回の記事では、生後5カ月の赤ちゃんの離乳食の目安量や進め方、食べないときの対処法などをママの体験談を交えてご紹介します。

生後5カ月の赤ちゃんの離乳食

厚生労働省の資料によると、生後5カ月頃は離乳食初期とされています。開始後ほぼ1カ月間は、1日1回1さじの離乳食をあげて少しずつ量を増やしていくのがよいとされています。母乳やミルクは赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてあげてもよいようです。また、厚生労働省の調査によると、離乳食の目安や進め方については、市の保健センターや育児雑誌などを通して学べる機会があり、多くのママたちが活用しているようです。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省
出典:平成 27 年度 乳幼児栄養調査結果の概要

生後5カ月の赤ちゃんが離乳食を食べないとき

生後5カ月の赤ちゃんが離乳食を食べないときはどのような状況なのでしょう。実際に、ママたちがどのように感じたのかと併せて聞いてみました。

「初めて10倍がゆをあげたとき、食べることを嫌がる様子でスプーンを口に入れてくれませんでした。スムーズに離乳食を始められるものと考えていたので、今後食べてくれるようになるのか不安になりました」(20代ママ)

「茹でてすりおろしたにんじんを初めて食べさせたところ、すぐに吐き出してしまい、どうすれば食べてくれるのか分からず困りました」(30代ママ)

「離乳食をあげようとしても、口をかたく閉じて食べ物を全く受け入れてくれないことが何度かありました。そのときは、どうして食べてくれないのか分からず悩みました」(30代ママ)

生後5カ月の頃は、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんも多く、離乳食を食べてくれなかったり、口にいれても吐き出してしまったりすることがあったというママの声がありました。この時期は、まだ離乳食を始めたばかりでママ自身も慣れていないことも多く、食べない場合どうすればよいか悩んでしまうのかもしれません。

こちらの記事も読まれています

生後5カ月の赤ちゃんが離乳食を食べない原因

画像
© clip-photo - Fotolia

生後5カ月の赤ちゃんが離乳食を食べない原因をママたちはどのように考えたのでしょうか。実際にママたちに聞いてみました。


始める時期が早い

「生後5カ月になった日に離乳食を開始しようとしましたが、スプーンを口に入れてくれず、食べませんでした。赤ちゃん自身が離乳食を開始する準備がまだ整っていないのかなと感じました」(30代ママ)

生後5カ月の赤ちゃんがスプーンを口に入れることを嫌がることから、離乳食を始める時期が早すぎたと考えるママもいました。育児書などには離乳食の進め方の目安などが書かれていますが、生後5カ月頃でもまだ赤ちゃん自身も離乳食を始める準備が整っていないこともあるかもしれません。


食材に慣れていない

「10倍がゆに慣れたので初めてかぼちゃをあげたところ、少し口に含んですぐに吐き出してしまいました。新しい食材に慣れないと飲み込みにくいのかなと思いました」(30代ママ)

味や食感に慣れていない食材だと赤ちゃんが戸惑ってしまい食べにくいのではと考えたママがいました。生後5カ月頃の離乳食は新しい食材を取り入れるタイミングによっては、離乳食を食べない原因につながるのかもしれません。


お腹が空いていない

生後5カ月の赤ちゃんが離乳食を食べないとどのような工夫をしたらよいか分からない、といった声がありました。赤ちゃんが離乳食を食べないとき、ママたちはどのような対処をしていたのでしょう。

「母乳をよく飲む赤ちゃんだったので、お腹が空いている時間が少なく、離乳食をあげてもなかなか食べてくれませんでした。離乳食を食べてもらう準備には、授乳のリズムも変えなくてはと思いました」(30代ママ)

母乳やミルクでお腹がいっぱいになっていることが離乳食を食べてくれない原因にもなるようです。離乳食のタイミングに合わせて、授乳間隔を整えていくとよいかもしれませんね。

生後5カ月の頃の離乳食を食べないときの対処法

画像
© ucchie79 - Fotolia

離乳食を始める時期をずらす

「うちの子は、離乳食に興味があまりない様子で口を開けなかったので、無理に始めず6カ月になってから開始しました。そのときは、すんなり口を開けて食べてくれました」(30代ママ)

赤ちゃんが離乳食を食べないときの対処として、離乳食を始める時期をずらしたというママがいました。赤ちゃんによって、離乳食の進め方やペースはさまざまのようです。赤ちゃんの様子や反応を見ながら進めてみてもよいかもしれません。


おいしそうに食べる様子を見せる

「離乳食を口にしても、吐き出してしまうことが続きました。赤ちゃんが食べない離乳食を、ママが笑顔で『おいしいね』と言いながら食べる様子を見せると、以前より食べてくれるようになりました」(30代ママ)

ママがおいしそうに食べているところを見せると、赤ちゃんもいっしょに食べてくれたというママの声がありました。慣れていない食材を食べることに不安がある赤ちゃんには、ママがおいしそうに食べる姿を見せることで離乳食を食べる楽しさが伝わるかもしれませんね。


離乳食教室に参加する

「生後5カ月になって離乳食を始めましたが、離乳食をなかなか口にしてくれない日が続きました。そこで市の離乳食教室に参加し、離乳食の作り方や目安量を教えてもらいました。家で実践したところ、少しづつ食べてくれるようになりホッとしました」(20代ママ)

生後5カ月の赤ちゃんが離乳食を食べないことに対処するために、離乳食教室に参加して勉強したというママの声がありました。他にも、育児雑誌や離乳食のレシピ本を買って工夫したというママの声もありました。

生後5カ月の赤ちゃんの離乳食は反応を見ながら

画像
Natee K Jindakum/Shutterstock.com

生後5カ月の頃の赤ちゃんは、まだ離乳食を始める準備が整っていなかったり、慣れない離乳食に戸惑うこともあるようです。赤ちゃんが離乳食を食べないときは、ママがおいしく食べる姿を見せてあげたり、授乳間隔を整えてあげるなど、いろいろ工夫してみるとよいかもしれません。生後5カ月の赤ちゃんと無理なく楽しい離乳食期が過ごせるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2018年5月25日時点で作成した記事になります。

2018.05.28

家族カテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
【レポート】KIDSNAアンバサダー生誕2周年記念インスタライブ

2024年3月1日に開催したKIDSNA STYLEインスタライブ。お忙しい時間帯にもかかわらず、たくさんのアンバサダーのみなさまにご参加いただき、本当にありがとうございました!参加が難しかった方も多いと思うので、インスタライブの様子を簡単にご紹介いたします。