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【体験談】1歳の子どもの離乳食と悩み。離乳食を食べないときの実践方法
1歳になった今でも離乳食を嫌がり食べなかったり、1歳になってから突然食べなくなったなど、離乳食が進まず悩んでいるママもいるかもしれません。ママたちはさまざまな悩みにどのように対応してきたのでしょうか。1歳の子どもが離乳食を食べないときの対処法とコツを体験談をもとに紹介します。
1歳の離乳食と出てくる悩み
1歳になると、離乳食は完了期に入るようです。どのように進めたらよいのか、1歳だからこそ出てくる悩みにはどのようなものがあるかを調べてみました。
離乳食は完了期
離乳食が完了期に入った1歳児は、大人と同じ1日3回の食事をとりはじめる時期になります。調理形態も歯ぐきでつぶせる硬さから、歯ぐきで噛める硬さに代わり、口に詰め込みすぎたり食べこぼしたりしながら、一口の量を覚えていくようです。
自分で食べたがる時期なので、おにぎりやハンバーグなど手づかみ食べがしやすいメニューにしたり、スプーンやフォークを準備するとそれを使って食べる動きを覚えていくようです。
好き嫌いが出てくる
1歳を過ぎると、今まで食べていた離乳食をある日突然食べなくなった、食べるものにムラがでてきた、遊び食べを始めるなど、子どもの食事に悩むママもいるようです。子どもが離乳食を食べないことにイライラしたり、不安に思うこともあるかもしれませんが、子どもが食べるようになるまでの過程で多くのママが経験している悩みのようです。
いろいろな食べ物の味や食感を体験したり、家族でいっしょに楽しく食事をすることが大切な時期なのかもしれません。
1歳になると出てくる悩みもあるようですが、離乳食の目標は「食欲を育み、規則的な食事のリズムで生活リズムを整え、食べる楽しさを体験していくこと」とされています。手づかみ食べを通して自分で食べる楽しさを学ぶようなので、汚れることを覚悟し思う存分楽しんでもらうのもよいかもしれませんね。
【体験談】離乳食を食べないときの対処法とコツ
離乳食を食べないときにママたちがどのような対応をしてきたのか、体験談を聞いてみました。
好きな食べ物に混ぜる
「緑色の野菜だけだと嫌がって食べなかったので、卵焼きに混ぜたり、ジャガイモをつぶしてなかに野菜を入れて焼いたり、見た目でわからないように工夫しました」(1歳7ヶ月のママ)
「ご飯は嫌がりましたが、のりは大好きなので、薄く敷いたご飯をのりではさみ、キッチンバサミで一口サイズにカットしていました」(2歳児のママ)
食事をいっしょに楽しむ
「パパとママが『いっしょに食べるとおいしいね!』と声をかけながら、食事を楽しんでいる姿を子どもに見せるようにしていました」(2歳児のママ)
「家では全然食べないのに、保育園では完食していると聞き保護者会で話題にすると、同じように思っているママがたくさんいました。保育園ではみんなで食事を楽しめているから完食できているのかもと聞いたとき、食事中のママは食べさせることばかりに集中し、自分は食べていないことに気づきました。それからはママもいっしょに食事をするようになりました」(6歳児のママ)
区切りをつける
「全然食べてくれないと心配になりますが、『今はこの子にこのご飯は必要ないんだ』と気持を切り替えて、30分食べなかったら区切りをつけて終わりにしていました」(2歳児のママ)
「同じ月齢の子どもがいるママ友や自分の母親に『ミルクで栄養が摂れてるから無理に食べさせなくても大丈夫』と声をかけてもらってから気持ちが楽になり、食べさせなくちゃ!と意気込む気持ちはなくなりました」(3歳児のママ)
ベビーフードを活用する
「市販のものだと濃いめの味付けが良いのか食べてくれることもあったので、ベビーフードはストックしていました。どうしても作れないときやいろいろ試しても食べてくれないときにはベビーフードを使っていました」(2歳児のママ)
「検診でベビーフードの活用についてアドバイスをもらい、思い切ってレトルトに変えたら食べてくれました。子どもの好みの味や硬さが研究されて作られているそうなので、自分でも味見して家で作る離乳食の参考にしました」(6歳、3歳児のママ)
食べやすいメニューに
「手づかみ食べが始まってからは、ワンタンの皮に野菜を巻いて焼いたスティック状のおかずを作ったり、手づかみでも食べられるように工夫していました。油の摂りすぎにならないように、オーブンで焼いていました」(2歳児のママ)
「歯が生えるのが遅かったことも原因かもしれませんが、1口サイズに切っても噛み切れず、離乳食の進みが遅くて悩みました。育児書には、スープやとろみをつけると食べやすいと書いてあったので、野菜スープやあんかけを使った離乳食を作って食べさせていました」(6歳、3歳児のママ)
1歳になっても離乳食を食べないと悩んでいるママがたくさんいることが分かりました。
さまざまな対処法を試しつつも、時には気持ちを切り替えて、食事の時間に区切りをつけることも大切なのかもしれませんね。
離乳食について学べる場所
インターネットや本などで離乳食について勉強するママも多いようですが、公民館などにママたちが集まる機会に参加し、離乳食を食べない悩みを相談したというママもいました。
ほかにも、「支援センターのお知らせで知った離乳食講座に申し込み、同じ食材を月齢ごとの硬さで作った離乳食をママが試食して味や硬さを学んだ」という声もありました。そこでもらったレシピ集を参考に家庭で離乳食を作っていたそうです。
保健所や市町村の保健センター、地域の子育てセンターでも離乳食について学べる機会があるようなので、調べて参加するのもよいかもしれませんね。
食べない時期はずっとは続かない
一生懸命作った離乳食を全然食べてくれないとママもストレスが溜まるでしょう。「どうしたら食べてくれるのだろう?」と試行錯誤しさまざまな工夫をしているママがたくさんいることが分かりました。
食べてくれないとイライラするときもあるかもしれませんが、無理に食べさせようとせず、ママも子どもといっしょに食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。
※記事内で使用している参照内容は、2018年4月16日時点で作成した記事になります。