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和食の主菜に合う付け合わせの定番・アレンジレシピ
和食を作るときの献立について、「主菜は決まっていても付け合わせがなかなか決まらない」こともあるのではないでしょうか。主菜に添えるちょっとした付け合わせの副菜や汁物があるだけで献立が豊かになりますよね。今回は和食の主菜に合う付け合わせの定番レシピ、ひと手間加えたアレンジレシピを紹介します。
和食の献立を作るときはどのような付け合わせを用意している?
和食の献立を充実させるために、実際にどのような付け合わせを作っているのかをママたちに聞いてみました。
20代ママ
20代ママ
子どもがまだ小さく、十分に食事を作る時間が取れないことが多いので、冷凍野菜を使ったおひたしや和え物、簡単な煮物など用意しています。味噌汁などの汁物は必ず添えています。
30代ママ
うれん草やにんじんを使い、彩りや栄養バランスを考えた副菜を用意します。主菜に合う食材を使い、味が濃くなりすぎないように薄味にして作ることを心掛けています。和食は子どもも好んで食べてくれます。
和食の献立を作るときの付け合わせには、主菜にあわせてあっさりとした味付けのものや、彩りや栄養バランスを考えて野菜をメインに使った副菜を用意するといった声がありました。
満足感を出すために、厚揚げや卵などを上手に活用しているママもいるようです。
簡単に作れる和食に合う付け合わせの定番レシピ
和食といえば手間のかかる印象があるかもしれませんが、意外と簡単にできるものも多いようです。
時間をかけずに和食に合う付け合わせを用意したいときの、簡単に作れる定番レシピをご紹介します。
肉じゃが
- じゃがいも、にんじんをやや大き目の乱切りにする
- たまねぎはくし切りにし、肉は食べやすい大きさに切る
- 酒、みりん、しょうゆ、砂糖を混ぜておく
- ボウルに1~3を入れ、ふんわりとラップをし電子レンジで10分ほど加熱する
和食の定番といえば肉じゃがを思い浮かべる方も多いでしょう。煮物は手間のかかるイメージがあるかもしれませんが、電子レンジを使えば簡単にできるようです。
いんげんや絹さやなどを入れると彩りが出てよいかもしれません。
ほうれん草のごま和え
- ほうれん草を食べやすい長さに切る
- ラップに包んで電子レンジで1分半ほど加熱し、水にさらして冷まし、水気を切る
- ボウルにすりごま、砂糖、醤油、顆粒だしを入れ、2を加えて和える
電子レンジで簡単に調理できる副菜のレシピです。ほうれん草はカットした状態で冷凍保存しておくと、おひたしや汁物を作るときにもすぐに使うことができ便利かもしれません。
彩りににんじんなどを加えてもよいですね。
きんぴらごぼう
- きんぴらミックスの水気を切っておく
- フライパンにごま油をひき、1をしんなりするまで炒める
- 2に酒、みりん、醤油、砂糖を加え、煮汁が少量になるまで炒める
- 器に盛り、いりごまをふる
ごぼうとにんじんは、あらかじめ下処理が済んでいるきんぴらミックスを使うと、皮むきや細切りにする工程を省くことができ、炒めるだけで簡単にきんぴらごぼうが作れるようです。
煮詰めすぎて味が濃くなりすぎないように注意し、調味料は味をみながら加えましょう。
大根の味噌汁
- 大根を細切りにする
- 油揚げに熱湯をかけて油抜きし、細切りにする
- 鍋に水と顆粒だしを入れ煮立てる
- 3に1と2を加え煮込み、味噌を溶きいれる
ほっとするような味わいの味噌汁のレシピです。大根を味噌汁に入れるときは、甘みと辛みのバランスがよい、真ん中の部分を使うとよいでしょう。
油揚げを入れることで満足感もアップしそうです。
ひと手間加えた和食に合う付け合わせのアレンジレシピ
いつもは簡単にできる付け合せで済ませてしまっているけれど、ひと手間かけて家族によろこんで食べてもらいたい日もありますよね。
そんなときに使えるアレンジレシピをご紹介します。
切り干し大根とささみのごまマヨサラダ
- 切り干し大根を水につけて戻し、水気を切って食べやすい長さに切る
- にんじんときゅうりを細切りにする
- ささみを茹で、食べやすい大きさにほぐす
- ボウルにすりごま、マヨネーズ、醤油を入れて混ぜ合わせ、1~3を加えて和える
切り干し大根といえば煮物を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、こちらはマヨネーズを使ったサラダにアレンジするレシピです。味が濃くなりすぎないよう、マヨネーズの量には注意しましょう。
きゅうりの緑とにんじんの赤で、食卓に彩りも出そうですね。
厚揚げの南蛮漬け
- たまねぎ、パプリカを千切りにする
- 1をボウルに入れ、醤油、砂糖、酢を加え混ぜ合わせる
- 厚揚げを食べやすい大きさに切る
- フライパンに油をひき3を入れ、ひっくり返しながら焼き色がつくまで焼く
- 2に4を入れ、漬け汁と混ぜ合わせて味を馴染ませる
- 器に盛り、かいわれ大根を乗せる
厚揚げの食べ応えがあるので、焼き魚が主菜の献立など、満足感が足りないかもしれないと心配なときに作りたい一品です。主菜に合わせて加える野菜をアレンジしてもよいですね。
さっぱりとした味わいで、よい箸休めになりそうです。
油揚げの五目巾着煮
- 木綿豆腐をキッチンペーパーに包んで重石をし、水切りをする
- 油揚げに熱湯をかけて油抜きをし、半分に切る
- にんじん、しいたけ、しょうがは粗みじん切りにし、枝豆は房から出す
- ボウルに1と3、ひじきと塩を少々入れ、混ぜ合わせる
- 2に4を詰め、口を楊枝で止める
- 鍋にだし汁、酒、みりん、砂糖、醤油を入れて火にかけ、沸いてきたら5を並べ入れる
- 蓋をし、途中で上下逆さにしながら15分ほど煮る
見た目もかわいらしい、優しい味わいの煮物です。冷ますと味が染み込みやすくなるので、たくさん作っておくと翌日もおいしく食べられるでしょう。
半分に切ったときの彩りもよく、さまざまな食材の食感を楽しむことができそうです。
あさりの和風スープ
- 塩を入れた水にあさりを入れ、砂抜きする
- 小松菜を食べやすい長さに切る
- 鍋に1、酒、水、塩を入れ火にかけ、あさりの口が開くまで加熱する
- 3に小松菜を加え、さっと煮る
和食といえば味噌汁やすまし汁などが定番かもしれませんが、あさりのだしがきいた和風のスープはいかがでしょうか。葉物野菜はほうれん草や大根の葉など、冷蔵庫にあるもので代用してもよいでしょう。
お好みで刻んだしょうがを入れたり、仕上げにごまをふったりしてもおいしくなりそうですね。
栄養バランスのよい和食の献立を考え、おいしい付け合わせを作ろう
和食の主菜に合う付け合わせを作るときのママたちの体験談や、簡単にできる定番レシピ、ひと手間加えたアレンジレシピについてご紹介しました。
付け合わせには、献立全体の栄養や彩りのバランスを意識して、箸休めになりそうなあっさりとした味付けの副菜や汁物を添えるとよいでしょう。
時間があるときに副菜をたくさん作り置きしておけば、お弁当を詰めるときや献立にもう1品欲しいときにも便利ですよね。電子レンジ調理や少ない工程でできる付け合わせのレパートリーがあれば、忙しいときに役立ちそうです。
また、普段とは発想を変え、アレンジを加えた付け合わせを作れば、家族もよろこんで食べてくれるかもしれません。
和食の主菜に合うおいしい付け合わせを子どもといっしょに味わえるとよいですね。
主菜が魚料理のときは、夫や子どもは物足りなく感じるのではないかなと思うので、野菜をたくさん使ったボリュームたっぷりの副菜を用意します。厚揚げや卵なども合わせて使い、満足感が出るように工夫しています。