こちらの記事も読まれています
フットボール抱きとはどんな授乳姿勢?赤ちゃんの顔の向きや上手に行うための方法
クッションなどの便利グッズも紹介
フットボール抱きで授乳するにはどうしたらよいのでしょう。母乳育児をしているママの中には、授乳姿勢の一つであるフットボール抱きの具体的な方法や上手に行うためのコツを知りたい方も多いかと思います。今回の記事では、フットボール抱きとはどのような抱き方なのか、周りのママはどのようにフットボール抱きをしているのか、便利アイテムなどとあわせて調査してみました。
フットボール抱きとは
授乳姿勢の一つであるフットボール抱きについて気になっているママもいるのではないでしょうか。前抱きなどいつもの姿勢と違う方法で授乳をし、母乳トラブルを回避したい場合もあるかもしれません。
今回はフットボール抱きの具体的な方法を調査し、周りのママたちに上手に授乳するためのコツと便利グッズを聞きました。
フットボール抱きの方法
フットボール抱きとはラグビー抱きとも言われる授乳姿勢の一つです。ラグビーボールを脇に抱えるように、赤ちゃんを脇に抱えながら母乳をあげる方法です。フットボール抱きは、乳頭に痛みがある場合や乳腺炎があって角度を変えて授乳したい場合などに試してみたというママの声がありました。母乳育児にトラブルがある場合は試してみるといい授乳姿勢のひとつかもしれません。
授乳クッションを使った一般的な方法をご紹介します。
- 母乳をあげたい方の脇に授乳クッションを添わせます
- 赤ちゃんの頭はママのおっぱいの位置、体はママの脇を添って授乳クッションの上に赤ちゃんをのせます
- 赤ちゃんの体や頭を腕で支えながら授乳を始めましょう
最初は難しく感じて練習が必要な場合もあるかもしれませんが、ママも赤ちゃんも練習しながら少しずつ慣れていけるとよいですね。フットボール抱きを練習する際には、ママと赤ちゃんがリラックスできる場所で行いましょう。
フットボール抱きのコツ
上手にフットボール抱きをするコツはなんでしょう。周りのママに意識したいポイントを聞きました。
胸と赤ちゃんの高さ
20代ママ
30代ママ
赤ちゃんとおっぱいの位置が離れると乳首を引っ張られて痛いので、クッションを使っておっぱいと赤ちゃんの口が離れないよう意識しました。
ママのおっぱいと赤ちゃんの位置が離れてしまうと、うまくフットボール抱きができない場合も多いようです。赤ちゃんの高さは適切かどうか、しっかり確認できるとよさそうですね。
赤ちゃんの姿勢
30代ママ
子どもの足元が下にずれ落ちると泣いて嫌がります。フットボール抱きをするときは、頭から足が水平になるようしっかり調整してから授乳しています。
30代ママ
授乳時間が長くなるときもあるので、子どもの背中はまっすぐ伸びているか意識しています。
30代ママ
赤ちゃんが完全に仰向けにならないよう、赤ちゃんの鼻と乳頭が向かい合っているかを確認しながら授乳していました。
授乳中、赤ちゃんが無理な姿勢をとらないよう気にかけたママもいるようです。フットボール抱きは赤ちゃんの足元が見えにくい場合が多いです。体に負担をかけないよう、授乳を始める前に、赤ちゃんの顔の向きや背中はまっすぐ伸びているか、仰向けになっていないかなどをチェックできるとよいでしょう。
ママの姿勢
30代ママ
フットボール抱きに限りませんが、猫背の姿勢で授乳すると肩や腰が痛くなります。無理な姿勢で授乳しないよう意識しています。
30代ママ
クッションの高さが合わなかったので、猫背の姿勢で授乳していました。すぐに自分がつらくなったので、きちんとクッションなど使うべきだと思いました。
ママが背中を丸めて授乳をしてしまうと、肩や腰などにマイナートラブルを抱えてしまうかもしれません。例え授乳時間が短い場合でも、身体に負担がかからないよう意識したいですね。フットボール抱きは母乳トラブルのため、初心者向けにおすすめの授乳姿勢といわれたというママもいますが、コツを押さえて授乳する必要がありそうですね。
フットボール抱きに便利なアイテム
フットボール抱きで授乳をする場合、何があるとスムーズに授乳できるのでしょう。便利なアイテムについてママの声をまとめました。
授乳クッション
フットボール抱きする際、多くのママが授乳クッションを利用しているようです。授乳クッションはママの体にフィットするよう三日月型になっているため、フットボール抱きもしやすい形状と言えるでしょう。
「前抱きと比べフットボール抱きはクッションに厚みが必要」というママの声もありました。授乳クッション選びの参考にしてもよさそうですね。
タオルや座布団
周りのママたちからは「授乳クッションだけで赤ちゃんの位置を調整するのは難しい」という声も聞かれました。授乳クッションに加え、タオルや座布団などがあるとより授乳しやすいかもしれません。
汚れてしまっても洗えるよう洗濯できる素材を選んだり、タオルをカバー変わりにしてから使用できるとよいでしょう。
【体験談】フットボール抱きで授乳するメリット
フットボール抱きで授乳するとどういった利点があるのでしょう。ママたちが思うフットボール抱きのメリットを調査しました。
母乳詰まりを防ぎやすい
30代ママ
前抱きばかりで授乳していたら乳腺炎になってしまいました。母乳外来に相談したらフットボール抱きを勧められ、授乳姿勢の幅が広がりました。それ以降母乳トラブルが減ったように思います。
30代ママ
フットボール抱きで授乳すると、母乳のしこりがとれる部分があります。前抱きや添い乳ではとりにくい部分なので、1日に数回はフットボール抱きをするようにしています。特に母乳の分泌が多い夜間授乳ではフットボール抱きで授乳しています。
20代ママ
母乳育児に慣れるまでは乳首が切れたり乳腺のトラブルがあるので、フットボール抱きが初心者向けにおすすめだと産院で教えてもらいました。
毎回同じ授乳姿勢や同じ向きで授乳していると、母乳トラブルを引き起こしてしまう可能性もあるようです。乳首や乳腺のトラブル防止のため、産院からフットボール抱きを勧められたというママもいました。
授乳しても胸のしこりが取れない場合や乳腺炎を防止したい場合は、フットボール抱きも授乳姿勢の一つの方法として取り入れてみてはいかがでしょう。
母乳トラブルは自分だけで解決できない場合もあります。異変を感じたり体調を崩したときなどは、産院や母乳外来などを受診するとよいでしょう。
赤ちゃんの顔がよく見える
30代ママ
フットボール抱きなら子どもの顔を正面から見られるので、夜泣きのときや疲れていても癒されます。
40代ママ
フットボール抱きでの授乳は、ママの顔が見られるし密着度も高いので、夜泣きしてしまったときの夜間授乳でも安心しておっぱいを飲んでくれます。
30代ママ
乳首をくわえるときに上唇を巻き込んでいないかなど、子どもの様子が見やすいです。表情を見ながら授乳できるので私も安心できます。
フットボール抱きは赤ちゃんの顔を見ながら授乳ができます。おっぱいを一生懸命のむ様子を見て癒されているママもいるようです。
赤ちゃんが乳首をきちんとくわえられているかなど、気にある点があればフットボール抱きで赤ちゃんの口元などを確認してもよさそうですね。
フットボール抱きで授乳を快適にするために
今回の記事では、フットボール抱きとはどのような抱き方なのか、周りのママはどのようにフットボール抱きをしているのか、便利アイテムなどとあわせて調査してみました。
スムーズにフットボール抱きをするコツは、高さ調整にあるようです。授乳クッションや座布団などを上手に使い、ママも赤ちゃんも無理な姿勢をとらないよう気をつけたいですね。ママと赤ちゃんがリラックスできる場所で練習するといいかもしれません。
フットボール抱きの方法を確認し、授乳姿勢の選択肢を広げて母乳育児を楽しんでみてはいかがでしょうか。
フットボール抱きをするときは、赤ちゃんの口と乳首の位置が離れすぎないよう高さを調整しました。