「フットボール抱き」授乳のコツ。うまくできないとき、上手に行うための方法

クッションなどの便利グッズも紹介

「フットボール抱き」授乳のコツ。うまくできないとき、上手に行うための方法

フットボール抱きで授乳するにはどうしたらよいのでしょう。母乳育児をしているママの中には、具体的な方法や上手に行うためのコツを知りたい方も多いかと思います。周りのママはどのようにフットボール抱きをしているのか、便利アイテムなどと合わせ調査してみました。

フットボール抱きとは

授乳方法の一つであるフットボール抱きについて気になっているママもいるのではないでしょうか。前抱きなどいつもの姿勢と違う方法で授乳をし、母乳トラブルを回避したい場合もあるかもしれません。

今回はフットボール抱きの具体的な方法を調査し、周りのママたちに上手に授乳するためのコツと便利グッズを聞きました。

フットボール抱きの方法

フットボール抱きとはラグビー抱きとも言われる授乳姿勢の一つです。ラグビーボールを脇に抱えるように、赤ちゃんを脇に抱えながら母乳をあげる方法です。

授乳クッションを使った一般的な方法をご紹介します。


  1. 母乳をあげたい方の脇に授乳クッションを添わせます
  2. 赤ちゃんの頭はママの胸の位置、体はママの脇を添って授乳クッションの上に赤ちゃんをのせます
  3. 赤ちゃんの体や頭を腕で支えながら授乳を始めましょう

最初は難しく感じる場合もあるかもしれませんが、ママも赤ちゃんも少しずつ慣れていけるとよいですね。

フットボール抱きのコツ

上手にフットボール抱きをするコツはなんでしょう。周りのママに意識したいポイントを聞きました。


胸と赤ちゃんの高さ

おっぱいを飲む赤ちゃん
iStock.com/Sasiistock
20代ママ
20代ママ

フットボール抱きをするときは、赤ちゃんの口と乳首の位置が離れすぎないよう高さを調整しました。

30代ママ
30代ママ

赤ちゃんとおっぱいの位置が離れると乳首を引っ張られていたいので、クッションを使って離れないよう意識しました。

胸と赤ちゃんの位置が離れてしまうと、うまくフットボール抱きができない場合も多いようです。赤ちゃんの高さは適切かどうか、しっかり確認できるとよさそうですね。


赤ちゃんの姿勢

30代ママ
30代ママ

子どもの足元が下にずれ落ちると泣いて嫌がります。フットボール抱きをするときは、頭から足が水平になるようしっかり調整してから授乳しています。

30代ママ
30代ママ

授乳時間が長くなるときもあるので、子どもの背中はまっすぐ伸びているか意識しています。

授乳中、赤ちゃんが無理な姿勢をとらないよう気にかけたママもいるようです。フットボール抱きは赤ちゃんの足元が見えにくい場合が多いです。体に負担をかけないよう、授乳を始める前に、背中はまっすぐ伸びているかチェックできるとよいでしょう。


ママの姿勢

30代ママ
30代ママ

フットボール抱きに限りませんが、猫背の姿勢で授乳すると肩や腰が痛くなります。無理な姿勢で授乳しないよう意識しています。

30代ママ
30代ママ

クッションの高さが合わなかったので、猫背の姿勢で授乳していました。すぐに自分がつらくなったので、きちんとクッションなど使うべきだと思いました。

ママが背中を丸めて授乳をしてしまうと、肩や腰などにマイナートラブルを抱えてしまうかもしれません。例え授乳時間が短い場合でも、身体に負担がかからないよう意識したいですね。

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フットボール抱きに便利なアイテム

フットボール抱きで授乳をする場合、何があるとスムーズに授乳できるのでしょう。便利なアイテムについてママの声をまとめました。


授乳クッション

授乳クッション
imageblock - stock.adobe.com

フットボール抱きする際、多くのママが授乳クッションを利用しているようです。授乳クッションはママの体にフィットするよう三日月型になっているため、フットボール抱きもしやすい形状と言えるでしょう。

「前抱きと比べフットボール抱きはクッションに厚みが必要」というママの声もありました。授乳クッション選びの参考にしてもよさそうですね。


タオルや座布団

周りのママたちからは「授乳クッションだけで赤ちゃんの位置を調整するのは難しい」という声も聞かれました。授乳クッションに加え、タオルや座布団などがあるとより授乳しやすいかもしれません。

汚れてしまっても洗えるよう洗濯できる素材を選んだり、タオルをカバー変わりにしてから使用できるとよいでしょう。

【体験談】フットボール抱きで授乳するメリット

フットボール抱きで授乳するとどういった利点があるのでしょう。ママたちが思うフットボール抱きのよさを調査しました。


母乳詰りを防ぎやすい

30代ママ
30代ママ

前抱きばかりで授乳していたら乳腺炎になってしまいました。母乳外来に相談したらフットボール抱きを勧められ、授乳姿勢の幅が広がりました。それ以降母乳トラブルが減ったように思います。

30代ママ
30代ママ

フットボール抱きで授乳すると、母乳のしこりがとれる部分があります。前抱きや添い乳ではとりにくい部分なので、1日に数回はフットボール抱きをするようにしています。

毎回同じ姿勢や同じ向きで授乳していると、母乳トラブルを引き起こしてしまう可能性もあるようです。

授乳しても胸のしこりが取れない場合、フットボール抱きも一つの方法として取り入れてみてはいかがでしょう。

母乳トラブルは自分だけで解決できない場合もあります。異変を感じたり体調を崩したときなどは、産院や母乳外来などを受診するとよいでしょう。


赤ちゃんの顔がよく見える

30代ママ
30代ママ

フットボール抱きなら子どもの顔を正面から見られるので、疲れていても癒されます。

30代ママ
30代ママ

乳首をくわえるときに上唇を巻き込んでいないかなど、子どもの様子が見やすいです。表情を見ながら授乳できるので私も安心できます。

フットボール抱きは赤ちゃんの顔を見ながら授乳ができます。おっぱいを一生懸命のむ様子を見て癒されているママもいるようです。

赤ちゃんが乳首をきちんとくわえられているかなど、気にある点があればフットボール抱きで確認してもよさそうですね。

フットボール抱きで授乳を快適にするために

授乳をするママと赤ちゃん
xjrshimada - stock.adobe.com

スムーズにフットボール抱きをするコツは、高さ調整にあるようです。授乳クッションや座布団などを上手に使い、ママも赤ちゃんも無理な姿勢をとらないよう気をつけたいですね。

フットボール抱きの方法を確認し、授乳姿勢の選択肢を広げてみてはいかがでしょうか。

2020.01.22

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