五月人形を飾る時期に決まりはある?出す時期やしまう時期

五月人形を飾る時期に決まりはある?出す時期やしまう時期

飾りつけする場所を意識しよう

2019.12.26

五月人形を出す時期やしまうタイミングについて気になることもあるかもしれません。五月人形を飾る期間に決まりはあるのでしょうか。五月人形はいつ購入するとよいのかや、兜飾りや武者人形などの種類、飾り方や置く場所についてご紹介します。

端午の節句に飾る五月人形とは

端午の節句といえば、五月人形を思い浮かべるママやパパもいるかもしれません。子どもの日である端午の節句に、なぜ五月人形を飾るようになったのでしょうか。

鎌倉から室町時代の頃、武家では鎧や兜を家のなかに飾る習慣があったようです。端午の節句に五月人形を飾るようになったのは、このような武家の風習が由来になっていると言われています。

江戸時代の頃、一般の人々が武家の風習を真似て、身近にある紙などを使って鎧や兜を作って飾るようになったそうです。

鎧や兜は武士にとって自分の身を守る大切な宝物だと考えられていたようです。端午の節句に飾る五月人形には、子どもを病気や災難から守るという願いが込められていると言われています。

五月人形はいつ購入する?

カレンダー
iStock.com/ma-no

五月人形を購入する時期について迷うママやパパもいるかもしれません。五月人形は、ひな祭りが終わる3月頃から店頭に並び始めることが多いようです。

人気の五月人形は、すぐに売り切れてしまう場合があるようです。3月頃から五月人形の購入を検討するのもひとつの方法かもしれません。

予算と照らし合わせて、部屋の雰囲気に合うデザインかどうか考えながら五月人形を選ぶとよいでしょう。

五月人形を出す時期としまう時期

五月人形を出す時期に明確な決まりはないようです。鯉のぼりなどの飾りを出すときに五月人形をいっしょに準備をするのもよいでしょう。

端午の節句の雰囲気を味わえるように、5月5日の1~2週間前に五月人形を飾りつけするという家庭もあるようです。

ひな人形のように五月人形も早くに片づけた方がよいのか、しまう時期について気になることもあるかもしれません。

端午の節句がすぎてから、五月人形をしばらく飾っていても問題はないようです。しかし、五月人形を出したままにすると埃をかぶり、傷がつく場合があるため気をつけましょう。

こちらの記事も読まれています

五月人形の種類

五月人形には、兜飾りや武者人形などさまざまな種類があるようです。五月人形の種類をご紹介します。


兜飾り

兜飾りとは、甲冑の兜を中心とした飾りです。小さいものや、人がかぶれるほどの大きさのものなど、サイズはさまざまあるようです。弓や太刀の飾りがセットになった兜飾りが多いようです。


鎧飾り

兜だけでなく、甲冑全てがセットになったものを鎧飾りと言います。鎧飾りはサイズが大きく、豪華な雰囲気を味わえるようです。

江戸時代の武家社会にて使われていた鎧兜がモチーフになった江戸甲冑や、京都の貴族社会で使われていた鎧兜がモチーフになった京甲冑など、鎧飾りのなかにもさまざまな種類があるようです。


武者人形

武者人形は、昔話の主人公などがモチーフになった人型の五月人形で、大将飾りとも呼ばれているそうです。金太郎や桃太郎など、バリエーションも豊富でかわいらしい人形もさまざまあります。

端午の節句に飾る金太郎や桃太郎の五月人形には、子どもが健やかに成長するようにという願いが込められているようです。

五月人形を飾る場所

画像
iStock.com/paylessimages

五月人形は飾る場所や方角に決まりはないようですが、どこに飾るとよいのか迷うこともあるでしょう。飾り方や置く場所についてご紹介します。


直射日光が当たらない涼しい場所に飾る

五月人形に直射日光が当たると変色する場合があり、湿気が強い場所に飾るとカビが生えてしまうこともあるようです。

五月人形の作りやデザインによっては、日当たりがよい場所に飾ると劣化が早まってしまうかもしれないため、直射日光が当たらない風通しがよい場所に飾るとよいでしょう。


子どもの手が届かない場所に飾る

五月人形のパーツは細かい部品が多いため、子どもがさわって部品を取り外したり、口のなかに入れてしまうこともかもしれません。

五月人形がケースに入っていない場合は、子どもの手が届かない場所に飾るとよいでしょう。


家族の目に入る場所に飾る

五月人形を飾るときは、リビングなどの家族が集まる場所に飾るとよいでしょう。家族の目に入る場所に五月人形を飾ると、端午の節句の雰囲気を感じられるのではないでしょうか。

子どもの健やかな成長を願う端午の節句を楽しめるように、子ども部屋など子どもがすごす場所に飾るのもよいででしょう。

五月人形を飾って端午の節句を楽しもう

五月人形と男の子
iStock.com/TAGSTOCK1

端午の節句に飾る五月人形についてご紹介しました。五月人形を端午の節句に飾るようになったのは、兜や鎧を飾る武家の風習が由来と言われています。

五月人形を購入する時期について迷うこともあるかもしれません。五月人形はひな祭りが終わる時期から店頭に並び始めることが多いようです。

五月人形を出すタイミングやしまう時期に決まりはないため、飾り方や置く場所を意識しながら、好きなように飾りつけするとよいでしょう。

五月人形を飾って、子どもの日の素敵な思い出を作れるとよいですね。

2019.12.26

レクチャーカテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。