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学童保育とは。利用できる条件や時間、申し込み方法を解説
夏休みや土曜日の利用など
学童保育について気になるママやパパもいるのではないでしょうか。また「学童保育」と「小1の壁」という言葉をニュースで一緒に聞いたことがある方もいるかもしれません。今回は、厚生労働省の資料やママたちの体験談をもとに、学童保育について紹介していきます。
学童保育とは
学童保育とはどのような施設なのでしょうか。厚生労働省の資料をもとに解説します。
定義
厚生労働省の資料によると、学童保育とは
“
共働き・一人親の小学生の放課後(土曜日、春・夏・冬休み等の学校休業中は一日)の生活を継続的に保障することを通して、親の仕事と子育ての両立支援を保障すること。
出典: 厚生労働省
と定義されています。
保護者が働いているなどの理由で、日中に保育が必要な小学生を放課後や休日に預かってくれる施設のようです。
成長期にいる子どもたちの安全で安心な生活を保障する役割を持っており、家庭に代わる生活の場として子どもたちが過ごしてるようです。
利用条件
学童保育施設を利用するには、どのような条件があるのでしょうか。
東京都大田区を例にご紹介すると
“
区内在住または在学の小学校1年生から6年生で、保護者が仕事や病気、介護などのため、放課後に保育が必要な児童
出典: 大田区ホームページ
を条件としています。
一方別の区のホームページでは、利用条件は小学校1~3年生までとされており、利用条件は自治体によってさまざまなようです。
学童保育の利用を考えている場合、事前に自分の住む自治体のホームページを確認しておくとよいでしょう。
何時まで預かってくれる?
学童保育は何時まで子どもを預かってくれるのでしょうか。平日、休日、夏休みなどの長期休暇によって預かり時間は変わるのか、ママたちに体験談を聞いてみました。
30代ママ
30代ママ
うちの地域では、平日は18時まで、土曜や長期休暇は8時半~17時半まででした。また、延長料金を払えば平日19時、休日は18時まで預かってくれました。
預かり時間は地域によって異なるようですね。平日や土曜、夏休みの利用可能時間は、各自治体のホームページで事前に確認するとよいでしょう。
学童保育での子どものすごし方
学童保育を利用する子どもたちは学校が終わったあと、学童保育に向かい放課後をすごします。
どのようにすごしているのでしょうか。ママたちに聞いてみました。
30代ママ
小学校が終わったあとに学童保育に行き、宿題をしたり、友だちと遊んですごしていました。料理教室やドッジボール大会などのイベントもあり、楽しんでいるようです。
30代ママ
平日は宿題を終えてから、体育館やグラウンドでの運動遊び、工作遊び、お友達とボードゲームなどをしているようです。
30代ママ
学童員の先生に将棋を教えてもらい、熱心にやっているみたいです。他にもめんこやけん玉、コマ回しなど学校ではできない昔の遊びをいろいろ教えてもらっています。
学童保育施設によっては、年間でイベントが組まれていることもあり、学校のあとの時間も楽しくすごすことができるようです。
その他、習い事をするために、学童保育を途中で抜けているという意見や、学童保育で宿題をする時間があると、家や学校以外に勉強する場があると習慣化されてよいというママの意見もありました。
学童保育の選び方
学童保育は子どもが一年を通してすごす場所になるでしょう。ママたちは学童保育をどのように選んでいたのでしょうか。
30代ママ
近所に学童保育施設が2か所あったので見学と一日体験をさせてもらいました。雰囲気や子どもの様子を、見て利用する学童保育施設を決めました。
複数の学童施設を見学して選んだというママの意見がありました。子どもにとっては学校が終わった後の大半の時間をすごす学童保育施設。子どもに合う雰囲気かどうか調べてから選ぶとよいかもしれません。
その他、施設によっては金額が高いこともあるようです。家からの距離や金額なども考慮して学童保育を選んでいるというママもいました。
学童保育の申し込み方法・料金
学童保育を利用するには、どのように申し込み、料金はどの程度必要なのでしょうか。
大田区の学童保育の例を参考に解説します。
申し込み方法
大田区の場合、学童保育利用の申し込みは、各学童保育で行っており、郵送ではなく、直接申請書類を持参します。
日中に保育してもらう通常利用、突然の病気などにより1日単位で預かってもらう一時利用、夏休みの期間中だけ預かってもらう夏休み利用、それぞれ用意する申請書類が異なるようです。
事前に自治体のホームページなどを確認しておき申し込み準備をするとよいでしょう。
また、ママの意見の中には、地域によっては早めに見学をし申請をしないと、すぐに定員を超えてしまう施設もあるという声もありました。
申し込み準備は早めにすませるとよいかもしれません。
料金
学童保育利用料金も自治体によって異なるようです。
大田区の場合は、通常利用は5000円、一時利用は日額600円、夏休み利用は6000円となっています。申し込み方法同様、自治体によって料金が異なるようなので、お住いの自治体のホームページで確認しておくとよいでしょう。
学童保育の仕組みを知って子どもに合った環境を
厚生労働省によると、学童保育とは共働き・一人親の小学生の放課後生活を継続的に保証し、親の仕事と子育ての両立支援を保障する施設と定義されています。
料金、利用条件、利用時間、申し込み方法などは自治体によって異なるようです。土曜日や夏休みも利用できる場合があるため、学童保育の利用を考えている場合は、自治体に掲載されている情報を事前確認しておくとよいでしょう。
学童保育を選ぶ際は、事前に見学に行き、雰囲気や学校との距離を確認しておくとよいかもしれません。子どもが放課後の時間の大半をすごす場所ですから、子どもに合う環境を選んであげられるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年7月12日時点で作成した記事になります。
平日は学校が終わってから18時まで、土曜日や夏休みは9時~17時まで預かってもらっていました。