赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲まない理由は?完母のママが赤ちゃんを預けるときなどの対応は

赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲まない理由は?完母のママが赤ちゃんを預けるときなどの対応は

ママたちに聞く、哺乳瓶に慣れるコツとは?

2019.01.26

友人の結婚式などの理由で赤ちゃんを預ける予定があるときに、赤ちゃんが哺乳瓶拒否をしてミルクを飲まずに困った人がいるかもしれません。また、生後1ヶ月~2ヶ月頃まで完全母乳だったためか哺乳瓶の乳首を嫌がると、いつまでミルク練習が続くのか悩むこともあるでしょう。今回は、哺乳瓶でミルクを飲まない理由やストローマグを使うなどの対処法、ミルク練習のコツを体験談を交えてご紹介します。

哺乳瓶でミルクを拒否する悩み

普段は完全母乳や混合授乳だけど、赤ちゃんが保育園に入るときやママの体調不良で母乳をあげられないとき、友人の結婚式などで一時的に実家などに預けるときなど、哺乳瓶でミルクを飲んでもらいたいと考えるママもいるのではないでしょうか。

他にも、生後1ヶ月や2ヶ月の頃、今まで哺乳瓶で飲んでいた赤ちゃんが急に哺乳瓶を拒否して飲まなくなると、いつまでこの状況が続くのか悩むというママの声もありました。

赤ちゃんがミルクも飲んでくれたら、パパや家族も授乳に対応してくれるのに、と思うママもいるでしょう。では、哺乳瓶でミルクを飲まない赤ちゃんへの対処法は、どのようにするとよいのでしょう。


哺乳瓶でミルクを拒否する理由

赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲まない理由には、どのようなものがあるのでしょうか。ママたちが考える理由について聞いてみました。

完母で育ててきた

授乳中
iStock.com/iryouchin

「職場復帰に向けて子どもを保育園に預けるため卒乳を考え始め、娘が8ヶ月のときに初めて哺乳瓶でミルクをあげてみました。哺乳瓶の乳首をくわえるのを嫌がりミルクを飲まないので、ずっと完全母乳で育ててきたから哺乳瓶に戸惑っているのかもしれないと思いました」(8ヶ月の赤ちゃんのママ)

赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲まないのは、完全母乳で育ててきたことが理由のひとつかもしれないと考えたママがいるようです。

赤ちゃんが2ヶ月の頃、自分が乳腺炎になり母乳があげられなかったとき、完全母乳で育ってきたためか、飲み慣れない哺乳瓶をくわえるのを嫌がっていたというママの声もありました。

哺乳瓶の乳首の臭いや感触が苦手

「哺乳瓶に天然ゴム素材の乳首をつけていましたが、顔をそむけるようにしていやがりました。もしかしたら、臭いが苦手で哺乳瓶を拒否するのかもしれないと思いました」(5ヶ月の赤ちゃんのママ)

哺乳瓶用の乳首の臭いが気になる赤ちゃんもいるかもしれません。

また、哺乳瓶用の乳首には硬め・やわらかめなど感触にも違いがあるので、使っている乳首の感触が苦手で飲まないことがあるかもしれないというママの声もありました。

温度が気に入らない

「完全母乳だったため最初は母乳を搾乳して哺乳瓶で飲ませてみましたが、娘はあまり飲まないので困っていました。直接授乳をするときと母乳の温度に違いがあって飲まないのかもしれないと思いました」(1ヶ月の赤ちゃんのママ)

搾乳した母乳を哺乳瓶に入れたとき、温度が気に入らないから飲んでくれないのではないかと考えたママもいるようです。

気温が低いときや高いときは、搾乳した母乳や調乳したミルクの温度が変わりやすいことがあるかもしれないので、赤ちゃんの飲みやすい温度に調整できるとよいかもしれませんね。

こちらの記事も読まれています

哺乳瓶でミルクを飲まないときの対処法

赤ちゃんがいつまでも哺乳瓶でミルクを飲まないとき、どのような対応をすると飲んでくれるようになるのか気になるママもいるようです。実際に、ママたちがした哺乳瓶でミルクを飲まないときの対処法をご紹介します。

哺乳瓶や乳首のタイプを変える

「息子は混合授乳でしたが、1ヶ月の頃に用意した哺乳瓶を赤ちゃんが気に入らなかったようなので、助産師さんのアドバイスもあり2ヶ月の頃に別のメーカーの哺乳瓶を用意しました。乳首の形がやわらかめになったことが気に入ったのか、哺乳瓶で飲んでくれるようになりました」(2ヶ月の赤ちゃんのママ)

「娘が以前は飲んでいたのに哺乳瓶を嫌がるようになったとき、乳首のサイズアップをしたらまた飲んでくれるかもしれないと考えました。丸穴タイプの乳首を大きめのタイプに変えると以前のように飲んでくれました」(8ヶ月の赤ちゃんのママ)

使っている哺乳瓶や乳首のタイプを変えたママもいるようです。

乳首の穴のカットの種類には丸穴タイプやクロスカット、スリーカットなどのタイプがあるので、赤ちゃんの月齢や好みにあわせて選べるとよいかもしれませんね。

哺乳瓶以外のアイテムを使う

ストローマグ
© polkadot - Fotolia

「息子が哺乳瓶を嫌がるとき、スパウトを使ってミルクを飲ませてみました。ハンドルを自分で握って飲めるのが気に入ったようで、哺乳瓶からスパウトに切り替えました」(6ヶ月の赤ちゃんのママ)

「完ミで育てた娘は8ヶ月の頃、哺乳瓶でミルクを飲むのを嫌がるので、使い慣れてきたストローマグにミルクを入れてみました。吸う動作がおもしろいのか、ご機嫌で飲んでくれるようになりました」(8ヶ月の赤ちゃんのママ)

スパウトやストローマグなど哺乳瓶以外のアイテムを使ったママがいるようです。

他にも、1ヶ月から使える哺乳マグを使うと飲んでくれるようになったというママの声もありました。

ママ以外の人があげてみる

「混合育児をしているためか、私が赤ちゃんを抱っこして授乳するとおっぱいの方を気にして哺乳瓶で飲んでくれませんでした。哺乳瓶を使うときは、パパに担当してもらうことで赤ちゃんも集中して飲んでくれたように思います」(2ヶ月の赤ちゃんのママ)

哺乳瓶でミルクを飲むのを嫌がるとき、夫や母親、義母などママ以外の家族があげてみると飲んでくれたというママもいるようです。

用事があって赤ちゃんを預けるとき、自分以外の人が授乳すると普段よりもスムーズに飲んでくれたというママの声も聞かれました。

離乳食に切り替える

「完全母乳で育てていましたが、だんだんと量が足りなくなってきたようで、ミルクを足すことを検討しました。ただ、いろいろと工夫をしてみても哺乳瓶拒否が続き、ミルクを飲んでくれませんでした。

当時は7カ月頃でしたが、離乳食はわりと順調に進んでいたので、栄養は離乳食から食べると考えを切り替えて、ミルクをあげることはあきらめました。」(1歳のママ)


ママたちが考える哺乳瓶に慣れるコツ

赤ちゃんが哺乳瓶に慣れるコツにはどのようなものがあるのでしょうか。ママたちが考える哺乳瓶に慣れるコツをご紹介します。

眠いときにくわえさせる

「完母から混合に切り替えるとき、赤ちゃんが眠くてウトウトしているタイミングで哺乳瓶をくわえさせました。繰り返していると慣れてきたようで、起きているときにも哺乳瓶で飲んでくれるようになりました」(2ヶ月の赤ちゃんのママ)

「娘は完全母乳で育てていましたが、7カ月の頃に母乳の量が足りなくなってきたようで、夜中に頻繁に泣くようになってしまいました。哺乳瓶拒否だったため困ってしまい、娘を産んだ助産院の助産師さんに相談しに行きました。

助産師さんは、娘が眠そうなタイミングを狙って哺乳瓶の乳首だけを口元に持っていき、くわえるのに慣らしていました。そこにミルクをほんの少しずつ入れて、うまく飲めるように練習させました。」(1歳のママ)

赤ちゃんが眠いタイミングで哺乳瓶をくわえさせ、少しずつ慣らしたママがいるようです。眠いときに哺乳瓶をくわえさせると、口を動かして吸う動作をしてくれたというママの声もありました。

搾乳した母乳を哺乳瓶に入れる

「初めて哺乳瓶を使うとき、飲み慣れた母乳なら飲みやすいかもしれないと考えました。搾乳した母乳を哺乳瓶で飲んでもらい、スムーズに飲めるようになった頃にミルクに切り替えると嫌がらず飲んでくれたのでよかったです」(6ヶ月の赤ちゃんのママ)

哺乳瓶に慣れるため、搾乳した母乳を哺乳瓶に入れて飲んでもらったママもいるようです。搾乳した母乳を哺乳瓶であげるときは、温度が下がっていないか確認したり少し温め直したりすると赤ちゃんが飲みやすいかもしれませんね。

哺乳瓶で飲まないときは工夫してみよう

ママと子ども
iStock.com/itakayuki

赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲まないとき、いつまでこの状況が続くのか悩んだり預ける予定があると焦ったりするママもいるのではないでしょうか。

哺乳瓶で飲まない理由に、完全母乳で育ててきたことや哺乳瓶のタイプが気に入らないのかもしれないと考えたママもいるようです。哺乳瓶で飲まないときは、1ヶ月や2ヶ月頃から使える哺乳マグや8ヶ月頃にはストローマグを使って対応していたというママの声もありました。

哺乳瓶に慣れるためのコツとして、眠いときにくわえさせてみるなどの方法もあるようなので、赤ちゃんとママにあった工夫をして哺乳瓶で飲めるようになるとよいですね。

母乳育児でも哺乳瓶は必要?選び方やあげ方、哺乳瓶の練習方法など

母乳育児でも哺乳瓶は必要?選び方やあげ方、哺乳瓶の練習方法など

2019.01.26

レクチャーカテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。