お歳暮のお礼は電話でするべき？メール、手紙で感謝を伝えるときのポイント

今回の記事では、実際にママたちがしたお礼の仕方について、メールの文例やポイントを交えながら相手別にご紹介します。

まずはお歳暮のお礼を電話でするとき、ママたちはどのようなことに気をつけたのか意識したポイントを聞いてみました。

早めにお礼の電話をする

お礼の電話はお歳暮を受け取った当日か翌日までに、お礼状もあわせて送る場合は遅くとも1週間以内には相手に届くよう送るとよさそうです。お礼状については手紙で送るのがもっとも丁寧といわれていますが、遅くならないよう早めに対応しましょう。

お歳暮のお礼は電話のみで良い？

お歳暮のお礼を電話のみで済ましていいかどうかは、相手先との関係性によるといわれています。仲の良い友だちなど親しい間柄の方であれば電話のみで済ましていいようですが、職場の人や目上の人などの場合には、電話とあわせてお礼状またはメールなどでお礼を伝えた方がいいかもしれません。

電話・お礼状・メールそれぞれの方法のポイントについて、以下で詳しくご紹介します。

お返しの品を贈る場合は時期をずらす

基本的にお歳暮に対してお返しの品を贈るという対応は不要とされているようです。相手への気遣いのお礼としてお返しの品を贈りたい場合は、少し時期をずらして「御年賀」や「寒中見舞い」などの名目で贈るとよいかもしれません。

お歳暮を受け取ったとき、お礼はどのようにすればよいのか悩むママもいるのではないでしょうか。会社の上司や義母など、お礼をする相手にあわせたお礼のマナーを知りたいママもいるかもしれません。具体的にどのようなことが気になったのか聞いてみました。

お歳暮のお礼は電話のみ、またはお礼状のみでいいのかというお礼の方法について気になるという声や、お歳暮を贈ってくれた相手別のお礼の仕方が気になるという声がありました。

実際に、お歳暮のお礼として電話をするときに気をつけたことについてママたちに聞いてみました。ここでは、相手先との関係別にポイントをご紹介します。

会社関係

会社関係の人にお礼の電話をするときは、手短に感謝の気持ちを伝えることや失礼のない言葉で話すことを意識したママもいるようです。他にも、相手に聞き取りやすいようはっきりと話すことに気をつけたというママの声もありました。

両親や親戚

両親や親戚からお歳暮が届いたとき、電話で子どもにもお礼を言ってもらったり、お互いの近況を話したりしたママもいるようでした。お歳暮のお礼をきっかけに離れて暮らしている相手とのコミュニケーションにつながるのもよいかもしれませんね。

会社関係の方や遠い親戚などメールアドレスがわからない場合にお礼状を書くこともあるでしょう。お歳暮のお礼状は以下の構成で書くといいようです。

• 頭語
• 時候のあいさつ
• お礼状
• 相手方を気遣う言葉
• 結びの言葉

それでは、相手先との関係別に文例を見てみましょう。

会社関係

「拝啓

師走の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、この度は結構な品を頂戴しまして誠にありがとうございます。

この1年、（会社名）の皆様には日頃より何かとお力添えいただき、非常に心強く思っております。

寒さはこれからが本番でございます。皆様どうぞご自愛くださいませ。

略儀ながら、書中をもちまして御礼申し上げます。

敬具」

会社関係の方などビジネスの場面でお礼状を出す場合、封書で出すことがマナーといわれています。ハガキがNGというわけではありませんが、ハガキは書いた内容が見えてしまうため、記載する内容に注意が必要です。特にお歳暮をオープンにしていない会社の場合は、ハガキを使用することは避けた方がいいでしょう。

また、ビジネスのお礼状は縦書きで書くのがマナーのようです。封書と縦書きの2つを踏まえてお礼状を作成しましょう。

親戚など個人宛

「拝啓

師走に入り、今年も残すところわずかとなってまいりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。

この度はこの度はお歳暮の品をいただき、誠にありがとうございます。家族一同大変喜んでおります。いつに変わらぬお心くばり、恐縮に存じます。

しばらくは厳しい寒さが続きますので、くれぐれもご自愛くださいませ。

略儀ながら、書中にてお礼申し上げます。

敬具」

親戚などの個人宛にお礼状を出す場合も、封書と縦書きでお礼状を出すと丁寧な印象を与えることができるようです。遠方に住んでいるなどあまり会えない親戚の場合は、お礼状に近況報告を記載してもいいかもしれません。

お歳暮のお礼をメールで伝える場合の例文が知りたいママもいるかもしれません。ここでは、会社関係に宛てた例文と両親や親戚に宛てたメールの例文をそれぞれ紹介します。

会社関係

「平素は大変お世話になっております。このたびは結構なお品をご恵贈いただきましてありがとうございました。普段はなかなか手に入らない名産品をお送りいただき、家族一同大変喜んでおります。

これからもご期待に添えるよう一層精進して参る所存でございます。変わらぬご指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。本来は書状にてお礼を申し上げるべきところ、略儀ながらメールにて失礼申し上げます。ありがとうございました。 」

会社によってはお歳暮をオープンにしていない場合もあるので、件名に「お歳暮」と入れるかについては注意が必要のようです。本文は適宜区切って空白行を入れるようにしたり、文末には差出人の連絡先やメールアドレスを明記したりすると、相手も確認しやすいかもしれません。

両親や親戚

「年も瀬となりましたが、いかがお過ごしですか。私たちは変わらず元気です。先日はお歳暮の（品名）をお贈りくださりましてありがとうございます。 皆で美味しくいただきました。毎年このようなお心配りをいただき家族一同たいへん恐縮しております。

今年の正月は、家族でそちらにお伺いする予定にしていますので、ゆっくりお話もできるかと思います。お会いできるのを楽しみにしております。取り急ぎ、お歳暮のお礼まで。ありがとうございました。」

両親や親戚などからお歳暮が届いたときのお礼メールの例文は、簡潔にこちらの近況や今後会うことを楽しみにする様子などを家ごとに書いて送るとよいようです。お礼のメールに、最近の家族写真のデータやお歳暮をもらって喜ぶ子どもの写真などを添付して送ったというママもいるようでした。

自分から贈ったお歳暮に対してお礼のメールや手紙が届いたとき、基本的にはそれに対しての返信は必要ないとされています。

しかし、相手との間柄によっては対応を必要とするママもいるようです。その場合は、「ご丁寧にありがとうございます。心ばかりの品でございますが、どうぞお受け取りください。これからもよろしくお願いします」など相手がさらに気を遣わないよう簡潔な言葉で返信するとよいようです。

今回の記事では、メールや電話、手紙でお礼をするときの相手別のポイントや文例、お歳暮を送った相手先からお礼のメールが来たときの返信はどうするかなどをママたちの体験談を交えてご紹介しました。

お歳暮のお礼として電話やメール、手紙を送るときは、会社関係の人や義理の両親など相手との関係によって臨機応変に使う言葉や形式を変えているようです。なかなか会えない相手であれば、お歳暮のお礼でお互いの近況報告をすることにつながることもあるでしょう。

自分から贈ったお歳暮に対してお礼には、簡潔な言葉で返信してもよいかもしれません。

お礼の電話はすぐにする、お礼状のマナーのポイントなどを意識しながら、心を込めたお歳暮のお礼ができるとよいですね。