「心地よい風」を最後に感じたのはいつ?悩みの絶えない子育てママに知ってほしいこと
KIDSNA STYLE×精神科医 藤野先生×NORMAN
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最高品質の窓まわり製品を扱うノーマンジャパンと子育てメディアKIDSNAが子育てママの心地よい時間を作るため、共同イベントを実施しました。精神科医の藤野先生を招き、子育ての悩みとの付き合い方などについて、KIDSNAアンバサダーのママたちと一緒にお話を伺ってきました。
怒りやイライラは、人間ならあたりまえの感情
子育てに限らず日々の生活の中で、怒りを感じたりついイライラしてしまう経験はどんなママにもあるのではないでしょうか。ネガティブな感情と上手に付き合うにはどうすればよいのか、藤野先生に詳しく伺いました。
藤野先生:
怒りの感情やイライラは、生きていたら当然のこと。もちろん僕にもあります。でも、そんな感情を持つのは決して悪いことではありません。まずは、自分の感情を受け入れることから始めましょう。
重要なのは、怒りの感情の出し方です。
イライラすること自体は悪くないのですが、感情を強く子どもにぶつけてしまったり、ずっと引きずってしまうことは問題です。
感情をコントロールするためには「時間」が必要
一般的には「怒りを感じたら6秒数えたらいい」などといわれていますが、なかなか難しいのではないでしょうか。それよりも簡単に事前準備ができる、感情とうまく付き合うための3つの方法があると藤野先生はいいます。
藤野先生:
自分が感じた「怒り」を点数化することで、自分の中で怒りを合理化できるラインを引き、怒りの尺度を知ることができます。
例えば旦那さんが靴下を脱ぎっぱなしにしたことでイライラした場合「この怒りは○点くらいかな。いつもならこの点数でイライラすることはないから、きっと自分の状態がよくないな」と自分の調子の良し悪しに気づくことができるでしょう。
「イライラしたらこれをする」という自分なりのルールを設けておくことで、感情のコントロールがしやすくなります。
水を飲む、待ち受けにしている子どもの写真を見るなど、なんでもかまいません。それだけで数秒かかるのでクールダウンすることができます。
最終手段は「怒りの元から離れる」
藤野先生:
どうしても怒りがおさまらない場合は、別部屋に行くなど、怒りの元になっている人と物理的な距離をとりましょう。
自分の中で「どれだけ怒っても、これをすれば引きずらない」というルールを決めておくことも大切です。おいしいお茶を飲んで寝るなど、なんでもかまいません。自分に言い聞かせるためのルーティンを作っておきましょう。
「心の安全地帯」を持っておく
「心が安心する場所を持つことが大切」という藤野先生に、さらにくわしいお話を聞きました。
不可侵でリラックスできる場所が必要
藤野先生:
子育てをしていると、人によっては仕事から帰ってきても緊張が続きますし、張り詰める日々ですよね。だからこそ、自分がリラックスできる場所を持つことはとても大切です。
家が快適で安心する場所ならママだけでなく家族もリラックスできますし、家に帰ることで自分のスイッチをオフにすることができます。
家以外の想像上の場所でもかまいません。外でイライラすることや悲しいことがあっても、不可侵で自分がリラックスできる安全地帯をイメージするだけで、感情が和らぐと思います。
自分をかわいがる口実をつくる
藤野先生:
子育て中のママは「子どもが泣いたらどうしよう」など、常に周囲に気を使っているのではないでしょうか。
自分の疲れに目を向けるタイミングもないことが多いですが、ぜひ家族を愛するように自分にも気を使いましょう。
自分に目を向け、大切にする。自分を守ってあげることが、子どもを守ることにもつながると意識して、自分をかわいがる口実を見つけましょう。
子どもの心にどう向き合うか
子どもが癇癪を起こしたときなど、子どもの心との向き合い方について藤野先生にお話を伺いました。
子どもの癇癪の背景にあるもの
藤野先生:
子どもが癇癪を起こすのは、何かの結果です。怒りの感情もそうですが、なにかしらの理由があります。
悲しいことや不安があるとき、大人は言葉で伝えることができます。でも、子どもは言葉でうまく説明することができません。コロナ禍でイライラしている子どもがいるのは、不安の表れという研究もあります。
まず、イライラや癇癪の感情がどこからきているのかを聞いてあげられるといいですね。その最中は無理でも後で聞くなどして、子どもの行動の背景になにがあるのかに目を向けてあげてください。
答えの出ない状態に耐える力
藤野先生:
そもそも子育てに正解なんてありません。焦って答えを探す必要もないですし、子どもの発達や成長の速度に差があっても、長い目で見ると人生のゴールは変わりません。
「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉がありますが、これは答えのないことや不確実なものを受容する力のことです。みんな白黒つけたがることが多いけど、世の中そうではないことの方が多いです。
訳知り顔で答えを教えてくる人がいるかもしれませんが、それが正解とも限りません。子どもはみんな違いますし、あまり気にする必要はありません。
家でのリラックス空間をどう作る?
子育て中のママにとって、感情をコントロールすることや心の安全地帯を持つことはとても重要だということがわかりました。では、安心できてリラックスできる空間を作るにはどうしたらよいのでしょうか。
最高品質の窓まわり製品を扱うノーマンジャパンの中野さんも交えてお話を伺いました。
快適な空間に必要なもの
藤野先生:
太陽の光を浴びることは、単純に気持ちよいですよね。実際にただ気持ちよいだけでなく、1日に1時間ほど太陽の光を浴びるだけで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが生成されます。セロトニンはうつなどの症状があるときに、ストレスを下げるといわれています。
また、家の中で「そよそよ」など風の音に耳を傾けることを日常に取り入れることができたらマインドフルネスの状態になり、快適性を作ってくれると思います。
ノーマン中野さん:
風を取り入れるのはいいですね。でも、都心だと空気がきれいではなかったり、プライバシーを守る観点で難しいこともあるのではないでしょうか。これらをクリアした上で、太陽の光やさわやかな風を取り入れられたら快適ですよね。
ママにとっての快適は、子どもの安全が大きく影響すると思います。子どもに危険があるとママは緊張状態なので、安全性は必須ですよね。あとはお手入れが簡単なこと。公園やベランダなど子どもが外から帰ってきて触れるとどうしても汚れるので、洗濯のしやすさも大切です。
そして、プライバシーを守れることが快適な空間の大前提ではないでしょうか。
快適な空間をつくる窓まわり製品
横型ブラインド
「木製ブラインドは重い」という常識を覆すのが、NORMANの桐ウッドブラインド。変形にも強く、ずっと美しいスラットを保つことができます。
NORMANウエスタンレッドシダーブラインドは、木目の美しさを楽しめるだけでなく、人にも環境にも優しい食品由来の「オスモカラー」が塗料に使用されているので、子どもがいるご家庭にもぴったりです。
スマートドレープシェード
太陽の光を優しく調整することができ、開放的な視界を確保しながらプライバシーを守ることもできるドレープシェードです。
ノーマン中野さん:
外からの視線を遮りながら、心地よい風や光を取り入れる「スマートドレープシェード」。どこからでもくぐり抜けできますし、汚れた場所だけを外して洗濯することができるのも便利です。
ハニカムスクリーン
NORMANの「ハニカムスクリーン」は、発売以来全米ブラインドメーカーの賞を多数受賞しています。さらに独自で開発したコードレスタイプやバーチカルタイプはキッズデザイン賞を受賞。国内外で高い評価を受けています。
ノーマン中野さん:
窓の下部だけでなく上部も開閉できるので、プライバシーはしっかり確保しつつ空を眺めることもできるスクリーンです。お部屋にいながらお月見や夕焼けを楽しむことができます。
ウッドシャッター
欧米を中心にウッドシャッターのリーディングカンパニーとして品質と技術を磨いてきたNORMANの商品が日本上陸です。
無垢の木材を使っているので、長く使用すればするほど味わいを増す一生ものの窓まわり製品です。自然な採光とプライバシーを両立することができます。
ママの快適につながる「チャイルド・セーフティ」
藤野先生:
清潔に保つことができるのは子どもにとって必須ですが、ママにとっても大切です。部屋が散らかっているとそれが心理的・物理的ストレスにつながることがあります。
ノーマン中野さん:
ノーマンでは「チャイルド・セーフティ」を重要視しています。縦型のバーチカルブラインドは足元にボトムコードがないので、子どもが足を引っ掛けることがなく、どこからでも自由にくぐり抜けができます。
簡単に取り外しができる理由は清潔に保つことができるだけでなく、子どもの体に絡まって事故にならないように、一定の力がかかると外れる仕組みになっているからです。標準装備されているクリップで、子どもの手が届かない場所でコードを束ねることができます。
子どもにとって危なくないように設計されているカーテンやブラインドがあるのですね。とてもよいと思いました!
ノーマンの窓まわり製品で快適空間を
藤野先生:
人は、自分の置かれている状況を把握する能力が必要です。そういう意味では、子どもが窓の外の世界がどうなっているかを知るのは重要です。外の世界との連続性を感じるという側面でも、外の世界の取り入れ方を調整できるのはよいですね。
ノーマン中野さん:
私もまだ子どもが小さかったころは、怒りをコントロールするためによく空を眺めていました。クールダウンしていたのかもしれません。
藤野先生:
頭の中で気持ちを切り替えることも大事ですが、空を見るなど物理的なスイッチがあるともっと簡単に切り替えることができますよね。
なにより、今日この会場に入ったとき、すてきなものがある空間にわくわくしました。子育て中だとどうしても子どものことしか見えない状況が多いですが、すてきなものに囲まれることでわくわくすることが、ママの快適性にもつながるのではないでしょうか。
藤野先生とママたちが集まったイベントの様子はこちら
子どもにとって安全で、ママや家族にとって快適な空間を演出してくれる窓まわり製品で、毎日の子育てがより楽しくなるとよいですね。
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子どもが舐めてしまっても大丈夫な塗料を使っていることに驚きました。
そういう製品があるということを初めて知ったのですが、とてもすてきだと思いました!