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3歳児の食事の椅子選びのポイントは?工夫点や体験談を紹介
姿勢よく座るために工夫したこと
ベビーチェアからキッズチェアへの移行期である3歳。「食事のときやお絵描きをするときなど、用途に合わせて椅子を変えるべき?」「3歳児がよい姿勢を保てる椅子って?」どんな点を重視すべきか悩んでいるパパやママは多いのではないでしょうか?今回の記事では、ベビーチェアからの移行期である3歳ごろの子どもが食事中に座る椅子の種類や選ぶときのポイント、姿勢よく食事をとるために工夫したことなどを体験談でご紹介します。
3歳の子どもが食事などで使う椅子を選ぶポイントは?
ベビーチェアのサイズが合わなくなったり、食事中の姿勢の悪さが気になったりしてくるとキッズチェアを検討する保護者は多いでしょう。ママたちはどのようなシーンで「椅子を用意したほうがいい?」と考えるのでしょうか。
「離乳食を始めるときに購入したベビーチェアのサイズがあわなくなってきました。3歳以降も使える子ども用の椅子を新しく買いたいと考えています」(30代ママ)
「子ども用の椅子があるのですが、大人と同じ椅子に座って食事をしたがります。高さがあわずにこぼしたり、じっと座っていられなかったりするので、高さ調節できるものが欲しいです」(30代ママ)
3歳というと、腰が据わり始める6カ月ごろから使用していたベビーチェアが小さくなってくるタイミングでもあります。一方で、大人用の椅子に座るには安全面や姿勢面などからまだ早いことが多く、高さを調節して使用できる椅子が欲しいと考えているママもいるようです。3歳児が座る椅子の種類にはどのようなものがあるのでしょうか。おすすめのタイプをいくつか聞いてみました!
ベビーチェアとキッズチェアの違いとは?
あまり注目されることはありませんが、ベビーチェアとキッズチェアには明確な違いがあります。ベビーチェアは、赤ちゃんがお座りを始める生後7カ月ころからの使用が想定されており、身体を固定したり椅子から落ちたりしてしまわないようなガードやベルトがついています。乳幼児ハイチェア、つまりベビーチェアのSG基準では「36 か月までの乳幼児が使用する身体保持機構を備えているもの」と記載があります。
一方、キッズチェアはガードやベルトが無くても安全に座れる37カ月以降の子どもを対象に作られています。ベビーチェアのなかには成長に合わせてガードやベルトを取り外せるものもあり、子どもに合わせてキッズチェアへの移行ができるようになっています。
3歳児が食事中などに使用する椅子の種類
3歳児が座る椅子の種類について知りたいと考えるママもいるかもしれません。キッズチェアにはどのような種類があるのかママたちに聞いてみました。
ハイチェア
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「ダイニングテーブルの高さにあうハイチェアを使っています。子どもの成長にあわせて座面や足置きの高さが何段階も調節できるので長く使えそうです」(20代ママ)
ダイニングテーブルに合わせて高さのあるハイチェアに座って食事をしているというママもいるようです。成長に合わせて高さを調整できるタイプのものであれば子どもの成長に合わせられるだけでなく大人と一緒の目線で食事ができるので、子どもも食事を楽しめるようになったというママの声もありました。
ローチェア
「うちは食事をするテーブルが低いので、ローテーブルにあわせてローチェアを使っています。子どもが自分で座ったり降りたりでき、椅子自体が軽いので食事のときは子どもが自分で持ってきます」(30代ママ)
座面の低いローチェアを使っているママもいるようです。持ち運びがしやすいものや重ねておけるものなどもあるので、使わないときはしまっておくことができて部屋が片づくというママの声もありました。
クッションタイプの取りつけ椅子
「大人と同じ椅子に座りたがるので、椅子にのせて高さ調節できるクッションを使っています。大人用の椅子に取りつける専用の紐もついているのでクッションがずれにくく、子どもも大人と同じ椅子に座って楽しそうに食事しています」(30代ママ)
大人の椅子に取りつけるクッションタイプの椅子を使っているママもいるようです。低いテーブルには、子どもの成長にあわせて高さを変えられるフロアクッションを椅子の代わりに使っているというママの声もありました。
3歳児が食事などで使用する椅子を選ぶときのポイント
使う期間
「なるべく長く使ってもらいたいと思っているので、子どもの体格にあわせて座面の高さが変えられる椅子を選びました。大人も座ることができる頑丈なつくりの椅子なので、来客時などで椅子が足りないときは私がその椅子を使うこともできるなと考えています」(30代ママ)
「引越しをする可能性があるので、あまり重すぎる椅子はやめておこうと考えました。2、3年使えるものを購入して、サイズがあわなくなったら下の子に譲ろうと思っています」(30代ママ)
下に兄弟がいるなど、家庭の状況によって椅子を使う期間を考えて選んだママもいるようです。長く使いたいと考えている場合は椅子の素材や耐荷重、デザイン性なども選ぶポイントにしたというママの声もありました。
ライフスタイルにあわせる
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ライフスタイルにあわせてどのような椅子を選ぶか考えたママもいるようです。子どもが小学校に入学したらリビングで学習してもらいたいので、学習用の椅子としても使えるものを選んだというママの声もありました。
手入れのしやすさ
「食事中に食べこぼしなどで汚れても簡単に汚れがとれる椅子がよいと思いました。食べ物の汚れがすぐに拭き取れそうな素材で、汚れが入り込まないような凹凸の少ないデザインのものを選びました」(30代ママ)
手入れのしやすさで椅子を選んだママもいるようです。まだまだ食べこぼしが多い時期ですので、椅子にクッションがついている場合は撥水加工がされているかや洗えるかどうかなどを確かめてから買うようにしたというママの声もありました。
3歳児が姿勢よく食事をとれるように工夫したこと
3歳頃の子どもが自分で椅子に座って食事などをする場合、子どもの姿勢が気になるママもいるようです。食事中の子どもが姿勢よく座るために工夫したことについてママたちに聞いてみました。
高さを調節する
「テーブルが高すぎて姿勢が悪くなっていたようだったので、テーブルの高さにあわせて椅子の座面の高さを調節するようにしました。姿勢がよくなると食べることに集中でき、こぼすことも少なくなりました」(30代ママ)
子どもが姿勢よく座れるように椅子の高さを調節したというママもいるようです。ママのなかには、子どものへそから胸あたりの位置にテーブルがくるように、定期的に高さを確認して調節するようにしていたという声もありました。
足をつけるようにする
「足が床に届かないとぶらぶらさせてしまい、姿勢が悪く食事にも集中できないようでした。ダンボールなどで台を作って足元に置いたら安定するのか、姿勢よく食べるようになりました」(30代ママ)
ダイニングテーブルの高さに合ったものを選ぶだけでなく、椅子に座ったときに足が床につくようにすると安定して座ることができたというママの声もありました。ハイチェアの場合は足をのせる板がついていることもあるので、座面にあわせて足が届く位置に調節できるとよいかもしれません。
3歳児の椅子選びは「高さ」がポイント!食事中の姿勢改善も期待できるかも
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3歳の子どもに、食事のときや遊ぶときに座る椅子を用意する場合、ダイニングテーブルの高さによってハイチェアやローチェア、クッションタイプなどさまざまな種類があるようです。姿勢よく食事をとってもらうには、成長に合った高さの椅子を用意することが大切ですが、子どもが大人と同じ椅子を使いたがる場合は大人の椅子に取り付けられるタイプもおすすめです。そのほか、手入れのしやすさや、いつまで使うかをポイントに椅子を選んでいるというママの声もありました。
3歳児はまだ体の筋力が未熟なため、つい姿勢が崩れてしまうことはよくあるようです。放っておくと猫背や反り腰などになりやすくなってしまうこともあるため、普段から姿勢よく座れるようにサポートしてあげることをおすすめします!椅子の高さを調節するなど工夫しながら、ライフスタイルや子どもにあった椅子が用意できるとよいですね。