食卓で使う椅子で子どもの食事を変えよう!

食卓で使う椅子で子どもの食事を変えよう!

2017.11.25

子どもと食事をしていると、なかなか食事が進まない、食事中に足をブラブラさせているのが気になるというママは多いのではないでしょうか。ママたちに聞いた食事中の悩みや、新しく食卓の椅子を購入する際のポイント、工夫などをご紹介します。

子どもの食事中の悩み

気がつけば椅子から降りている

子どもが食事中に一口食べたかと思うと椅子から降りて、いつの間にかおもちゃで遊んでいたり、どこかに隠れたりして、食事が進まずイライラしたことはありませんか?

ママたちによると、食事中の悩みで一番多かったのは「食卓の椅子に座っていてくれない」ということでした。


目を離した隙に立っていた

ちょっと目を離したすきに危ない事態になっていたという経験があるママもいるようです。

「席を外した際に、振り返ったら子どもが椅子の座面に立っていました。ハイチェアに座っていたので、ヒヤヒヤしました」
「ローチェアに座らせていたら、そのまま後ろにひっくりかえったことがあります」

小さい子どもの動きの多さは椅子の高さに関係なく、危険なことにつながってしまうようです。どのような椅子だったら安全で、食事に集中できるのでしょうか。

食事椅子の種類

子ども用の椅子の種類は大まかに5つです。


ローチェア

一般的に豆椅子と言われる、1~2歳頃の子どもが座ると床に足が届く高さの椅子です。専用のテーブルが付いているもの、音が鳴るもの、お尻がスッポリ入るものなどがあります。

「離乳食を始めた頃にお尻がはまるタイプを使いました。まだお座りが安定しない時期だったので、グラグラせず安定して使えました」
「ダイニングテーブルがないので、ローチェアに座らせています。専用のテーブルがついていますが、子どもがご飯で遊んでしまうので、うしろに倒したまま使っています」

ローチェアは、床からの高さがあまりないので、使用している家庭が多いようです。


ハイチェア

ハイチェア
ucchie79//Shutterstock.com

子ども用の背の高い椅子です。専用のテーブルが付いているもの、座面・足置きの高さ調節ができるもの、折りたためるものもあります。

「しっかりした作りなのと、足置きが調節できるので、長年使用しています」
「大人と同じ高さになり、子どもと視線が合わせやすいです」

ダイニングテーブルに合わせて使う家庭が多くありました。


ハイチェア&ローチェア

ローチェアとハイチェアが合体したものです。ネジでの調節が必要ですが、状況に応じてどちらにでも使えるのが特徴です。

「転勤が多いので、生活スタイルや家具が変わっても使えるようにハイ&ローチェアにしました」
「普段はハイチェアとして、来客時などローテーブルで食事をするときは、切り替えて使いました」

生活環境に合わせて使い方を変えられるので便利そうです。


高さ調節クッション

大人用の椅子に置いて使用でき、カバーの中に2~3層の厚みがあるクッションです。

「下の子が兄のハイチェアを使うようになったので、上の子は大人用の椅子に高さを調節できるクッションを使って座らせていました」
「背が伸びて、子ども用の椅子は窮屈、大人用では高さが足りなくて使いました」

子どもの成長に合わせてクッションの高さを調節し使っているようです。


テーブルチェア

座る部分は布製で、椅子のフレームに繋がっている部品でテーブルの机部分を挟んで取り付けるものです。

「主にレストランで食事するときに使いました。足が踏ん張れず抜け出すことがありませんでした」
「外出用に折りたたみ式を持っていました。大人用の椅子席しかないところでも使えるので便利でした」

椅子の足がなく畳んで持ち運びもできるのもあり、外出先で使っているママが多いようです。

こちらの記事も読まれています

子どもの成長で椅子の買い替えが必要か?

ポイントは高さと姿勢

大人でも、テーブルと椅子の高さが合わないと、なんとなく落ち着かないことがありますよね。子どもが椅子に座っていてくれない理由のひとつにも、姿勢があるようです。食卓で使う椅子は、足が床や足置きについて安定する、食卓に腕を上げやすい高さのものを選ぶことがポイントのようです。

「保育園では、椅子の高さが合わない子どもには牛乳パックで作った足置きを使っているようでした」というママもいました。子どもの食事中の様子を見て、買い替えを検討する必要もあるかもしれません。


大人用の椅子を工夫

子ども用に購入しなくても、大人用の椅子を調節することで代用できることもあるようです。大人用の椅子に高さ調節クッションを置き、足置きもセットすることで、子どもの足が安定するようです。

「椅子の高さを調節したら、座っていられる時間が長くなりました」
「足置きを置いたら、落ち着いて座っていてくれるようになりました」

足置きは、段ボール箱などで代用している方もいました。子どもが少しでも落ち着いて座っていられるように、いろいろな工夫をしているようです。


子どもの成長に合わせた椅子の選び方

まだ体が安定していない1歳~2歳頃の子どもには、足が床に付くローチェアや、足置きがついているハイチェアが安定して使えそうです。

新しく購入される場合は、子どもの成長によって高さを変えられるものがよいかもしれません。最近は、部品を外すと大人でも座れる椅子になったり、ダイニングテーブルセットと同じ素材で、子ども用の食卓椅子を作っているメーカーもあるようです。

大人と同じ目線で楽しい食卓に

食事
GOLFX/Shutterstock.com

座りやすい椅子で姿勢が良くなると、食卓がよく見渡せ食事がしやすいようです。食卓椅子の選び方1つで体が安定して食事に集中でき、子どもと大人が同じ目線でより楽しく、食卓を囲むことができるかもしれません。

家庭の食卓の環境に合わせて子どもの椅子を考えてみてはいかがでしょうか。

2017.11.25

インテリアカテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
てぃ先生が見守る!卒園生たちの”チャレンジダンスプロジェクト”

入園当初にコロナ禍となりリアルイベントが少なかった園児たちが、卒園を迎えるシーズンとなりました。園児たちのかけがえのない思い出を作りたいという想いから、”チャレンジダンスプロジェクト”が始動。子どもたちが「卒園ダンス」に取り組む様子から、てぃ先生に子どもの成長を促進するコミュニケーションを教えていただきます。コナミスポーツクラブの全面協力のもと、ダンス未経験の園児たちが一生懸命取り組み、イベント当日を目指す様子を密着取材しました。