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残り湯を使用した洗濯。すすぎの仕方や翌日の朝に洗濯するときの工夫
臭い対策や風呂水を清潔に保つためのコツ
残り湯洗濯は翌日でも大丈夫なのでしょうか。赤ちゃんや家族の洗濯物の量が多いとき、残り湯洗濯したいと考えるママもいるかもしれません。今回は、洗濯するときの残り湯の使用方法やタイミング、すすぎ1回の場合などのコースの設定、翌日の朝に残り湯を使用するときの工夫やポンプのお手入れについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
洗濯に残り湯を使用する?
毎日の洗濯をするママのなかには、お風呂の残り湯を使用して洗いたいと考える方もいるのではないでしょうか。残り湯をつかうときに、洗濯のタイミングやすすぎの回数、使用する洗濯洗剤などが気になる場合もあるかもしれません。
そこで、残り湯洗濯しているというママたちに、残り湯を洗濯に使う理由やすすぎの回数といった洗濯方法、残り湯を使用するときに意識したポイントについて聞いてみました。
残り湯洗濯のメリット
残り湯洗濯しているママたちに、メリットを聞いてみました。
汚れが落ちやすい
「粉タイプの洗濯洗剤を使用しているのですが、残り湯が温かいので洗濯洗剤の溶け残りが少ないように感じます。子どもの食べこぼしなどの油汚れも、温かいお湯で洗った方が汚れ落ちがよいように思います」(30代ママ)
洗浄力の点から、洗濯に使う水の温度によって、食べこぼしや油などの汚れ落ちがよいと考えるママもいるようです。
粉タイプの洗濯洗剤の場合、水が温かい方が溶けやすいように感じたという声や、特に冬場など水道水が冷たい時期は残り湯を使用することで、より汚れ落ちがよいと感じたという声もありました。
節約になる
「実家では洗濯をする回数が多く、1日に3、4回洗濯機を回すこともありました。母が少しでも水道代の節約になればと、残り湯洗濯をしていました」(20代ママ)
小さい子どもや赤ちゃんのいる家庭や家族の人数が多い家庭では、服などが汚れることも多く洗濯も頻回になる場合もあるかもしれません。お風呂に溜めたお湯を捨てずに無駄なく使うために残り湯洗濯するいうママの声もありました。
残り湯洗濯について
ママたちに残り湯洗濯の方法について聞いてみました。
洗濯のタイミング
「入浴後は時間を置かずなるべく早めに洗濯するようにしています。翌日になると皮脂汚れや雑菌が増すように思い、衛生面が気になったからです」(30代ママ)
皮脂汚れや雑菌などの衛生面を気にして、翌日までおかず、すぐに洗濯するようにしているというママの声がありました。菌は目に見えないので実際には分からず不安になりますよね。入浴前や入浴後から比較して翌日の湯の方が菌の数が増えたという調査結果もあるようなので、できるだけ早く洗濯に利用した方がよいかもしれません。
残り湯の使い方
「洗濯機を買ったときに付属していた電動ポンプを使用して風呂場から残り湯を汲み上げています。残り湯を汲む水量は自動で設定してくれるので、洗濯機のスイッチを入れて、風呂水給水ホースをつなぎポンプをお風呂の中に入れるだけであとは全自動で洗濯ができます」(30代ママ)
洗濯機の付属品の風呂水ポンプを使ったというママの声や、バケツなどを使って、風呂場から直接風呂水を洗濯機に注いだというママの声もありました。風呂水ポンプは別売りもしており、風呂水給水ホースやコードの長さ、自動で水量をコントロールするなどの機能を確認して選んだママもいるようです。
洗濯方法
「すすぎが十分に行われるように、洗濯物の量は7割くらいを目安にし、たくさん入れないように気をつけていました。お湯で洗うと傷みそうな素材の服やおろしたての服、赤ちゃんの口元などを拭くガーゼなどはあらかじめよけておき、水道水で手洗いしています」(30代ママ)
「無添加の洗濯洗剤を使っているのですが、残り湯洗濯する場合は部屋干しの匂いが気になりそうだと思いました。洗濯洗剤とあわせて殺菌や消臭効果があると書かれた酸素系漂白剤も使ったところ、衣類も臭いにくく部屋干しできています」(20代ママ)
残り湯洗濯するときには、赤ちゃんのガーゼや肌着など、デリケートな素材を別にしているというママの声もありました。
残り湯の温度が高い場合、服についている洗濯表示など確認しておくと安心かもしれません。殺菌や消臭のために、洗濯洗剤とあわせて酸素系漂白剤を補助的に使っているママの声もありました。
酸素系漂白剤は粉タイプと液体タイプがあり、成分や使いやすさなど違ってくるようなので、それぞれ目的にあわせて選ぶとよいかもしれません。
すすぎの回数
「急いでいるときはすすぎ1回の時短モードで洗濯しているのですが、洗う行程だけ残り湯を使用し、すすぎは水道水を使うように設定しています。すすぎ2回の標準モードで使うときは、洗いと1回目のすすぎは残り湯を使い、2回目の最後のすすぎは水道水を使っています」(30代ママ)
すすぎ1回とすすぎ2回の洗濯機の洗い方のコースにあわせて、残り湯の使い方を変えているママもいるようです。すすぎの回数を増やす場合も、最後のすすぎの行程は水道水で行うママもいるようです。
残り湯洗濯するときの注意点
ママたちに、残り湯洗濯するときに意識したポイントを聞いてみました。
風呂水が汚れないようにする
「シャワーで体を洗ってから湯船に入るようにしています。湯船の中にタオルなどは入れないようにするなど、なるべく風呂水を清潔に保つようにしています」(20代ママ)
湯船の中に汚れを持ち込まないように意識したママもいるようです。入浴剤入りのお風呂に入りたいときは、入浴剤が洗濯にも使えるものなのか確認したというママの声もありました。
入浴剤の種類によっては、残り湯を柔軟剤といっしょに使うと、入浴剤の色が洗濯物につきやすくなる場合もあるようなので、使用する前に確認しておくと安心かもしれません。
早めに使い切る
「お湯が冷めないうちに使いたいので、子どもを寝かしつけてから洗濯機を回すようにしています。洗濯が翌日の朝になるときは、湯船に重曹を溶かしておくとすすぎ1回でも臭いが残ることが少ないように思います」(30代ママ)
温かい方が汚れ落ちがよいと思い、お湯が冷めないうちに早めに使い切っているママもいるようです。翌日の朝に残り湯で洗濯したい場合、風呂蓋を利用してなるべく温度を保つようにしているというママの声もありました。
定期的にお手入れする
「風呂水ポンプの中に汚れがたまるのではないかと思い、2カ月に1回ほどお手入れをしています。お湯に洗浄材を溶かし、ポンプを風呂水給水ホースごと一晩浸けてから、ブラシでポンプの周りをこすって洗っています」(30代ママ)
衛生面を気にして、風呂水ポンプや、洗濯槽、バスタブ、風呂場など除菌やカビ対策として洗浄剤を使用してお手入れしているママもいるようです。浸け置き洗いなど、汚れにあわせた洗い方や洗浄剤を選ぶよう意識したというママの声もありました。
残り湯洗濯を上手に活用しよう
汚れ落ちや水道代の節約になるという理由から、残り湯洗濯をするママもいるようです。
洗濯をするときに赤ちゃんの衣類をわけたり、すすぎ1回のときは水道水を使ったりしているというママの声も聞かれました。翌日の朝に洗濯する場合は、衛生面に気をつけ、風呂水をなるべく清潔に保ち、お風呂の入り方や重曹を使用するなどの工夫をしてもよいかもしれません。
風呂水ポンプや洗濯機などの定期的なお手入れもして、残り湯を上手に利用できるとよいですね。