こちらの記事も読まれています
お風呂の残り湯洗濯は翌日でもOK?選ぶ洗剤やすすぎ方など衛生面に注意した洗い方の工夫
臭い対策や風呂水を清潔に保つためのコツ
残り湯洗濯は入浴した翌日でも大丈夫なのでしょうか。赤ちゃんや家族の洗濯物の量が多いとき、残り湯を使って洗濯したいと考えるママもいるかもしれません。今回の記事では、残り湯洗濯をする場合の注意点やメリット、残り湯の汲み上げ方や洗剤の使い方、洗濯機の洗い方コースにあわせた残り湯の使い方など具体的な残り湯洗濯方法について、ママたちの体験談を交えてご紹介します。衛生面に注意しながら、残り湯洗濯で節水できるとよいですね。
入浴翌日の残り湯は洗濯に使用できる?
毎日の洗濯をするママのなかには、お風呂の残り湯を使用して翌日に洗いたいと考える方もいるのではないでしょうか。実際にしたことはあるかママたちに聞いてみました。
「頻繁にはしないですが、入浴した翌日の朝に残り湯洗濯をしたことがあります。夏で洗濯物が多い時や、毛布やタオルケット、シーツを一気に洗う時など何度も洗濯機を回す必要があった時にしました。汚れ落ちも特に問題なく気になりませんでした。」(40代ママ)
「実家でよく残り湯を使って翌日でも洗濯していたのを見ていたので、その影響で私も何度かしたことがあります。」(40代ママ)
残り湯を使って翌日に洗濯したことがあるというママもいるようです。毎日ではなく頻度としては少ないという声もありました。
残り湯洗濯をする場合の注意点
残り湯洗濯する際に衛生面などが気になることもあるのではないでしょうか。ママたちに残り湯で洗濯するときに意識したポイントを聞いてみました。
風呂水が汚れないようにする
「シャワーで体を洗ってから湯船に入るようにしています。湯船の中にタオルなどは入れないようにするなど、なるべく風呂水を清潔に保つようにしています」(20代ママ)
湯船の中に皮脂や垢、細菌など汚れを持ち込まないように意識したママもいるようです。入浴剤入りのお風呂に入りたいときは、入浴剤が洗濯にも使えるものなのか確認したというママの声もありました。
入浴剤の種類によっては、残り湯を柔軟剤といっしょに使うと、入浴剤の色が洗濯物につきやすくなる場合もあるようなので、使用する前に確認しておくと安心かもしれません。
早めに使い切る
「お湯が冷めないうちに使いたいので、子どもを寝かしつけてから洗濯機を回すようにしています。洗濯が翌日の朝になるときは、湯船に重曹を溶かしておくとすすぎ1回でも臭いが残ることが少ないように思います」(30代ママ)
「入浴後は時間を置かずなるべく早めに洗濯するようにしています。翌日になると皮脂汚れや雑菌が増すように思い、衛生面が気になったからです」(30代ママ)
皮脂汚れや雑菌増殖などの衛生面を気にして、翌日までおかず、すぐに洗濯するようにしているというママの声もありました。菌は目に見えないので実際には分からず不安になりますよね。入浴前や入浴後から比較して翌日の湯の方が雑菌の数が増えたという調査結果もあるようなので、できるだけ早く洗濯に利用した方がよいかもしれません。
また、お湯があたたかい方が汚れ落ちがよいと思い、お湯が冷めないうちに早めに使い切っているママもいるようです。翌日の朝に残り湯で洗濯したい場合、風呂ふたを利用してなるべく温度を保つようにしているというママの声もありました。
定期的にお手入れする
「風呂水ポンプの中に汚れがたまるのではないかと思い、2カ月に1回ほどお手入れをしています。お湯に洗浄材を溶かし、ポンプを風呂水給水ホースごと一晩浸けてから、ブラシでポンプの周りをこすって洗っています」(30代ママ)
衛生面を気にして、風呂水ポンプや、洗濯槽、バスタブ、風呂場など除菌やカビ対策として洗浄剤を使用してお手入れしているママもいるようです。浸け置き洗いなど、汚れにあわせた洗い方や洗浄剤を選ぶよう意識したというママの声もありました。
残り湯洗濯のメリット
残り湯洗濯しているママたちに、メリットを聞いてみました。
汚れが落ちやすい
「粉タイプの洗濯洗剤を使用しているのですが、残り湯が温かいので洗濯洗剤の溶け残りが少ないように感じます。子どもの食べこぼしなどの油汚れも、温かいお湯で洗った方が汚れ落ちがよいように思います」(30代ママ)
洗浄力の点から、洗濯に使う水の温度によって、食べこぼしや油などの汚れ落ちがよいと考えるママもいるようです。
粉タイプの洗濯洗剤の場合、水が温かい方が溶けやすいように感じたという声や、特に冬場など水道水が冷たい時期は残り湯を使用することで、より汚れ落ちがよいと感じたという声もありました。
節約になる
iStock.com/agrobacter
「実家では洗濯をする回数が多く、1日に3、4回洗濯機を回すこともありました。母が少しでも水道代の節約になればと、残り湯洗濯をしていました」(20代ママ)
小さい子どもや赤ちゃんのいる家庭や家族の人数が多い家庭では、服などが汚れることも多く洗濯も頻回になる場合もあるかもしれません。水道代も年間で考えるとお風呂の残り湯を使えば年間で数千円の節約効果が見込めることもあるでしょう。
残り湯洗濯の具体的な方法
残り湯の汲み上げ方や洗剤の使用方法、洗濯機の洗い方コースにあわせた残り湯の使い方など、ママたちに残り湯洗濯の具体的な方法について聞いてみました。
ポンプで残り湯を汲み上げる
「洗濯機を買ったときに付属していた電動ポンプを使用して浴槽から残り湯を汲み上げています。残り湯を汲む水量は自動で設定してくれるので、洗濯機のスイッチを入れて、風呂水給水ホースをつなぎポンプをお風呂の中に入れるだけであとは全自動で洗濯ができます」(30代ママ)
洗濯機の付属品の風呂水ポンプを使ったというママの声や、バケツなどを使って、風呂場から直接風呂水を洗濯機に注いだというママの声もありました。風呂水ポンプは別売りもしており、風呂水給水ホースやコードの長さ、自動で水量をコントロールするなどの機能を確認して選んだママもいるようです。
洗濯物を入れすぎず、洗濯表示をもとに調整する
「すすぎが十分に行われるように、洗濯物の量は7割くらいを目安にし、たくさん入れないように気をつけていました。お湯で洗うと傷みそうな素材の服やおろしたての服、赤ちゃんの口元などを拭くガーゼなどはあらかじめよけておき、水道水で手洗いしています」(30代ママ)
「無添加の洗濯洗剤を使っているのですが、残り湯洗濯する場合は部屋干しの匂いが気になりそうだと思いました。洗濯洗剤とあわせて殺菌や消臭効果があると書かれた酸素系漂白剤も使ったところ、衣類も臭いにくく部屋干しできています」(20代ママ)
残り湯洗濯するときには、赤ちゃんのガーゼや肌着など、デリケートな素材を別にしているというママの声もありました。
残り湯の温度が高い場合、服についている洗濯表示など確認しておくと安心かもしれません。殺菌や消臭のために、洗濯洗剤とあわせて酸素系漂白剤を補助的に使っているママの声もありました。
酸素系漂白剤は粉タイプと液体タイプがあり、成分や使いやすさなど違ってくるようなので、それぞれ目的にあわせて選ぶとよいかもしれません。
洗い方コースにあわせて残り湯を使う
iStock.com/onurdongel
「急いでいるときはすすぎ1回の時短モードで洗濯しているのですが、洗う行程だけ残り湯を使用し、すすぎは水道水を使うように設定しています。すすぎ2回の標準モードで使うときは、洗いと1回目のすすぎは残り湯を使い、2回目の最後のすすぎは水道水を使っています」(30代ママ)
すすぎ1回とすすぎ2回の洗濯機の洗い方のコースにあわせて、残り湯の使い方を変えているママもいるようです。すすぎの回数を増やす場合も、最後のすすぎの行程は水道水で行うママもいるようです。
残り湯洗濯を上手に活用しよう
iStock.com/PraewBlackWhile
汚れ落ちや水道代の節約になるという理由から、残り湯洗濯をするママもいるようです。
洗濯をするときに赤ちゃんの衣類をわけたり、すすぎ1回のときは水道水を使ったりしているというママの声も聞かれました。翌日の朝に洗濯する場合は、衛生面に気をつけ、風呂水をなるべく清潔に保ち、お風呂の入り方や重曹を使用するなどの工夫をしてもよいかもしれません。
風呂水ポンプや洗濯機などの定期的なお手入れもして、残り湯を上手に利用できるとよいですね。